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   2002年4月15日号

祖国の防衛を担うリーダーの道へ 防大50期入校式
萩山副長官「高い志をもって勉学、訓練に精進を」

 防衛大学校(西原正校長)では4月5日、未来の幹部自衛官を目指す本科学生と研究科学生の入校式が行われ、萩山教厳防衛庁副長官、渡辺元旦統幕事務局長をはじめとした防衛庁自衛隊の高級幹部や来賓、入校生の家族ら1000人を超える人が防大記念講堂に集まった。入校式に臨んだのは、留学生6名を含む本科第50期学生487名(うち女子35名)と、理工学研究科前期課程第41期学生61名、理工学研究科後期課程第2期学生5名、総合安全保障研究科第6期学生15名。

観閲式の祝賀飛行では2年ぶりにブルーインパルスが登場した


護衛艦「あけぼの」が就役
石幡東京第一工場閉鎖前、最後の引き渡し
 3月19日、海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」の引き渡し式、自衛官旗授与式が木村太郎防衛長官政務官など関係者が出席し、石川島播磨重工業株式会社東京第一工場で行われた。本艦は、平成3年度から整備されている「むらさめ」護衛艦(4400トン)の第8番艦(平成9年度計画)で、護衛艦隊の中核をなす汎用護衛艦として建造され、装備面では、ステルス性及び武器システムの性能向上、各機器の自動化による省力化の推進、居住環境の改善などが図られている。また、同工場は、晴海道りの延伸、架橋工事に伴い、大型建造船の航行が不可能となるため、本年3月をもって閉鎖し、その業務を横浜第3工場(横浜市磯子区)に引き継ぐことが決まっており、本艦は、本工場最後の建造船。

写真特集・護衛艦「あけぼの」就役


武田校長「生徒としての誇り持て」
少工校48期入校式

 神奈川県横須賀市の武山駐屯地内にある陸上自衛隊少年工科学校(学校長・武田正徳陸将補)では、4月7日、第48期生(271名)の入校式が陸幕教育訓練部長・廣瀬誠陸将補をはじめとする防衛庁・自衛隊高級幹部、地元関係各機関、後援会など来賓が多数出席する中、行われた。
 午前11時、武田校長が登壇、国歌斉唱の後、第48期生に対して、3等陸士への任命が行われると、271名全員が自らの姓名を名乗り宣誓した。


広報センターがオープン 朝霞駐屯地
「21世紀の新しい陸上自衛隊」を発信

 4月6日、陸自初の広報展示施設、「陸上自衛隊広報センター」が、朝霞駐屯地内にオープンし、これに先だって、前日行われたオープニングセレモ二ーには、管博敏東方総監はじめ、内局、陸幕、東京防衛施設局、東部方面隊等の関係者、来賓約120名が列席した。式典は、川越街道沿いに位置する広報センター正面玄関で華々しく行われ、テレビ中継され、各マスコミも大きな関心を寄せていた。この施設は、陸自全体の広報活動の中核となる施設の建設を目的とし、平成3年に陸上幕僚監部広報室が立案。以来11年間、練りに練られたアイディアと来場者を満足させたいという情熱の積み重ねで誕生した「見て、触って体感できる」まさに陸自のテーマパークといえる。特にアトラクションとして注目したいのが、フライトシュミレーション体験。現役パイロットも太鼓判を押すリアルさが人気だ。さらに、3Dシアターでは、ボディソニック効果で戦車の揺れや、撃砲時の地響きを体感し、立体映像で目前に迫る砲口が迫力満点だ。 


入隊予定者を各地で激励
 大阪地連(部長・笠原直樹将補)は3月9日、市内にある森ノ宮ピロティーホールで、協力5団体共催による平成13年度自衛隊入隊予定者激励会を支援した。激励会は例年、大阪府下全域から自衛隊の入隊・入校予定者が一堂に会して催されている。本年度は、約540名の入隊予定者の他、家族、国会議員、大阪府知事代理、府議会議長を含む約1000名が、郷土を代表して旅立つ若者たちの激励に駆けつけた。

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