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自衛隊ニュース   1091号 (2023年1月15日発行)
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新年のご挨拶を申し上げます
防衛省高官、先任 年頭メッセージ

統合幕僚長 山崎幸二陸将
〜統合運用態勢の更なる強化に向けて〜
 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 今年は、昨年末に策定された国家安全保障戦略等に基づき、各種取組を具現化していく最初の年にあたります。我が国の防衛という使命を果たすべく、自衛隊が一丸となり、各種任務を完遂するとともに、次の3点を重視して取り組んでいきます。
 1点目は、我が国の防衛力を抜本的に強化するための「統合運用態勢の強化」です。
 自衛隊は、平素から陸海空自衛隊を統合的に運用し、あらゆる各種事態にシームレスに対応し得る態勢を構築するとともに、領域横断作戦能力の一層の強化を図っていきます。また、常設の統合司令部の創設に向けた取組を推進するなど、統合運用能力を向上させ、抑止力及び対処力を強化していきます。
 2点目は、日米同盟強化のための「日米共同作戦能力及び相互運用性の更なる向上」です。
 自衛隊は、米軍とより実践的な共同訓練や演習を通じ、あらゆるレベルでの連携を更に強化し、日米共同作戦能力の向上を図っていきます。
 3点目は、自由で開かれたインド太平洋ビジョンを実現するための「同志国等との連携強化」です。
 「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国のみならず、同志国と各種防衛協力・交流を推進し連携を強化していきます。
 新たな年を迎えるにあたり、国民の皆様の負託に応えるため、「真に戦える自衛隊」を実現するとともに、使命の完遂に引き続き邁進することをお誓いいたします。
 皆様のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

統合幕僚監部最先任 関秀之准海尉
 新しい年を厳しい環境下で任務に就いているなか迎える多くの隊員をはじめ、防衛ホームをご覧のみなさんにご挨拶を申し上げます。
 コロナ感染拡大の波は、引いては押し寄せと、まだまだ油断ができない状況は続いていますが、周辺海域の安全確保、領土、領空を守り、国民の生命と安全を守るため隊員は汗を流しています。安全保障に関わる防衛施策も大きく変わり国民からの期待も更に大きくなってきます。しかし、人材不足が懸念されるなか、隊員確保と育成について最先任系統でもしっかり築き上げていく必要があります。
 隊員がいなくなっては国民を守れません。「人は宝」をモットーに隊員個々の能力向上と自由で開かれたインド太平洋を維持するために、全国の隊員と力を合わせ、あらゆる環境の変化にも柔軟に対応し、日本の領土、領海、領空を、そして国民の生命と財産を守るという崇高な使命のもと、自衛官としての自覚と誇りをしっかり胸に留め「人財育成」に邁進していきますので本年もよろしくお願いいたします。
 最後に、更なる発展と隊員及び隊員家族にとって良い年でありますよう祈念いたします。

陸上幕僚長 吉田圭秀陸将
〜防衛力強化「実行元年」の決意〜
 新年、明けましておめでとうございます。平素より陸上自衛隊に対する深いご理解とご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
 昨年を振り返ると、「戦」の一字に象徴される、ロシアによるウクライナへの軍事侵略の衝撃は計り知れません。このロシアの蛮行により、米ソ冷戦後約30年間続いた「ポスト冷戦」という暫定期が完全に終焉し、多極化した国際社会において米中の戦略的競争を主軸として力による現状変更を試みる勢力と法の支配に基づく国際秩序の維持を求める勢力とがせめぎ合う、極めて複雑かつ不確実な時代に突入したと認識しています。
 こうした極めて厳しい安全保障環境の下、昨年末、新たな「国家安全保障戦略」、「国家防衛戦略」及び「防衛力整備計画」が策定され、過去に例を見ない多額の防衛予算が配分されることとなりました。
 もとより、我が国の防衛力は、それだけで自動的に強化できるものではなく、我々は速やかに、新たな組織や装備を部隊に実装し、人材を育成し、訓練により練度を向上させ、運用態勢を確立する必要があります。我々自衛隊は、戦略・予算を防衛力の血肉に変え、今後四半世紀、我が国への軍事侵攻を許さない結果を出すことが求められるという、極めて重い責務を担ったと感じています。
 陸上自衛隊は、防衛力強化「実行元年」の強い思いで本年の隊務に邁進することをお誓い申し上げますとともに、皆様にとって心穏やかな一年になるよう心からお祈り申し上げ、ご挨拶といたします。

陸上自衛隊最先任上級曹長 村脇正伸准陸尉
 新年あけましておめでとうございます。
 防衛ホーム読者の皆様におかれましては、よき新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。昨年、陸上自衛隊はパプアニューギニア軍楽隊の育成や、インド太平洋地域、アフリカ及びアジアの対象国に対して能力構築支援関連事業を実施し、各国との信頼関係の強化を図りました。また、国内においては各種災害派遣任務等を完遂し、国民の皆様からの信頼をより増進させることができました。今年も、その信用を損なうことの無いよう、私を始め准曹士各隊員は今一度襟を正し、自己の職責を理解し、責務を全うできるよう精進してまいります。
 最後になりますが、引き続き隊員及び陸上自衛隊に対するご理解とご協力をお願いするとともに、読者の皆さまにとって、幸多き一年になりますよう心から祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。

海上幕僚長 酒井良海将
 謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 旧年中賜りました数々の御支援、御厚情に対し、海上自衛隊を代表しまして心より御礼申し上げます。
 海上自衛隊は、昨年、創設70周年を迎え、国際観艦式を始めとする様々な関連行事を挙行し、国内外に海上自衛隊の威容を顕示するとともに、その存在感も十分に示すことができました。
 また、各種の海外展開活動を通じ、国際社会に対するプレゼンスを維持し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に貢献して参りました。実任務においては、我が国周辺海空域における常続的な警戒監視活動に加え、弾道ミサイルに対する警戒を寸分の隙もなく継続しております。
 さて、我が国を取り巻く安全保障環境は、ロシアによるウクライナ侵略、中国による東シナ海や南シナ海における力による一方的な現状変更の試み、北朝鮮による核・ミサイル開発や異例の頻度での弾道ミサイルの発射に象徴されるように、激しく揺れ動き、一層厳しさと不確実性を増しております。海上自衛隊としても力による一方的な現状変更の試みや法の支配への挑戦を抑止し、各種事態に適切に対処するため、「持続力」と「スピード感」をもって海上防衛力の抜本的強化
を図って参ります。
 海上自衛隊は今後とも「自由で開かれたインド太平洋」の実現に資するため、国際情勢の荒波に立ち向かい、これを乗り越えていくべく、隊員一丸となって力を尽くして参りますので、本年も変わらぬ御支援を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

海上自衛隊先任伍長 東和仁海曹長
 防衛ホーム読者の皆さま、新年あけましておめでとうございます。
 昨年海上自衛隊は創設70周年を迎え、海曹士においてもこれまでの歴史を振り返ると同時に、次のステージへ歩を進めるべく、決意を新たにした1年となりました。
 そして本年は先任伍長制度発足20周年を迎えます。この節目の年に先任伍長一同の更なる関係強化を図り、年々多様化する任務に対応する隊員一人ひとりが、自覚と誇りをもって任務に邁進できるよう最善の環境づくりに尽力することで、国民の期待に応える隊員づくりに取り組んでまいりますので、引き続き海上自衛隊の活動へのご理解とご協力の程、お願い申し上げます。
 最後に、全隊員及び隊員家族、並びに読者の皆さまにとりまして幸多き一年となりますよう、お祈り申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。

航空幕僚長 井筒俊司空将
 防衛ホームをご愛読の皆様に謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
 昨年、厳しい安全保障環境の中、航空自衛隊は、いかなる事態にも対応できる態勢の維持、練成訓練等に取り組むとともに、新たな態勢(体制)を構築しました。
 また、宇宙分野も含めた日米間の連携も進展させるとともに、様々なレベルでの防衛協力・交流を実施し、望ましい安全保障環境創出のための各国との協力を推進しました。
 本年は、昨年12月に策定された新たな「国家安全保障戦略」、「国家防衛戦略」及び「防衛力整備計画」に基づき、防衛力を抜本的に強化するための体制(態勢)整備を進めていくための重要な年となります。特に、航空及び宇宙に関する防衛力の質・量の強化を加速しつつ、高脅威環境下における強靭かつ柔軟な運用により粘り強く戦力を発揮できる態勢(体制)を構築していきます。
 また、日米同盟の抑止力・対処力のさらなる強化のため、各種共同訓練や様々なレベルにおける協議等を積極的に実施し、宇宙を含む日米防衛協力を一層深化させていきます。
 さらに、「自由で開かれたインド太平洋」の維持・強化のため、多角的、多層的な二国間及び多国間での防衛協力・交流を積極的に推進していきます。
 結びに、本年も変わらぬご厚誼を賜りますとともに、本年がさらに夢と希望にあふれた良い年になるよう、防衛ホーム新聞社の益々のご発展とご愛読の皆様のご健勝とご多幸を祈念し、新年のご挨拶といたします。

航空自衛隊准曹士先任 甲斐修准空尉
 防衛ホームをご覧の皆様、明けましておめでとうございます。
 昨年は、ロシアによるウクライナ侵略や北朝鮮によるたび重なる弾道ミサイル等の発射など、我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増した一年でありました。航空自衛隊は、本年も引き続き24時間365日空の監視を行い、いついかなる時も着実に任務を果たし、国民の負託に応えてまいります。
 私は、航空自衛隊准曹士先任として、これからも全国各地で日夜任務に取り組んでいる隊員一人ひとりの声に耳を傾け、より一層任務に集中できる環境作りに取り組む所存です。
 また、統幕、陸自、海自及び諸外国軍の各最先任下士官と密接に連携して准曹士レベルでの関係強化を図り、円滑な統合運用、共同作戦の基盤作りに寄与すべく、引き続き努力してまいります。
 本年も航空自衛隊の隊員に対するご支援、ご協力をお願い申し上げます。

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