防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1049号 (2021年4月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部
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自衛隊に興味津々
進路ガイダンスに参加
<鹿児島>
 鹿児島地方協力本部鹿児島募集案内所(所長・迫口真也1陸尉)は、3月16日、学校法人川島学園鹿児島実業高校で実施された進路ガイダンス(株式会社さんぽう主催)に参加し、自衛隊に興味のある生徒に対して自衛隊の魅力等について説明する職業講話を実施した。本校は、昨年防衛大臣感謝状を受賞する等、毎年入隊者を数多く輩出しており、今年度もこれまでに入隊予定者7名という状況である。
 本校ガイダンスは、2年生を対象に将来のキャリア教育の一環として開催しており、自衛隊のほか警察や海上保安庁、大学・専門学校等が多数参加した。
 自衛隊説明会場には、関心のある37名が参加し、自衛隊の役割、活動内容、陸・海・空の職種、また、現在の職務ややりがいなどを説明し、職業としての自衛官の魅力を最大限アピールして、自衛隊への理解促進・拡充を図ることができた。
 参加生徒からは、「自衛隊の仕事は大変そうだけど国や国民のために活躍できることにかっこよさを感じました」「自衛隊という職業を学べてこれを糧に将来に活かしたい」「自衛隊の中に色々な仕事があることを知ることができてイメージが変わりました」という声が聞かれ、中には「先輩がたくさん頑張っているので、僕も自衛隊に入りたいです」という熱意のある生徒もいた。
 鹿児島募集案内所は、「引き続き、各種ニーズに沿った広報に努め、中・長期的な募集基盤拡充を図るとともに、より多くの募集対象者に自衛隊の良さを広報し、入隊意欲の高い人材の獲得に取り組んでいく」としている。
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自衛官募集も
一緒に頼むにゃー
募集の広報看板を設置

<福岡>
 福岡地方協力本部(本部長・深草貴信1陸佐)は3月26日、福岡県宮若市の若宮コミュニティセンター「ハートフル」の敷地内に自衛官募集の広報看板を設置した。看板は、幅80cm高さ約4mの三面体で、白地に桜のロゴマーク、宮若市を担当している飯塚地域事務所の連絡先、福岡地本のネット検索窓を板面全体にレイアウトしたデザインとした。
 広報看板の設置場所は、県道21号線沿いの宮若市福丸交差点で、人や車の往来が多いほか、広報看板の数m先には、宮若市のイメージキャラクターである「追い出し猫」の高さ3・6mの巨大モニュメントがあり、地域の観光スポットとしてメディアでも度々取り上げられていることから、今後の募集広報効果が期待できる。
 福岡地本は「引き続き、募集広報看板を計画的に整備し、更なる募集広報効果の向上に努めていく」としている。
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被災と救助、両方の経験を伝える 
<新潟>
 新潟地方協力本部(本部長・大倉正義1陸佐)加茂地域事務所(所長・樋口茂1陸尉)は3月16日、五泉市立村松桜中学校の「総合的な学習の時間」において防災講話を実施した。
 これは、東日本大震災発生から10年を迎えるにあたり、生徒に震災の実態を伝え防災意識を向上させることを目的に行われたもので、同校から依頼を受けた加茂所長以下2名と、福島県いわき市出身で現在第30普通科連隊(連隊長・遠藤祐一郎1陸佐)に所属する中山陸士長が参加した。
 当日は同校の2年生118名に対し、当初所長が東日本大震災時における自衛隊の災害派遣活動について映像を交えながら説明し、所長自身の出動経験も交えながら人命救助や生活支援、捜索活動などを紹介した。続いて中山陸士長は震災当時小学5年生で自ら被災した経験を話し、その時に自衛隊から受けた生活支援や、自衛官との交流を通じて自らも自衛官を目指すようになったことなどを生徒に語った。
 生徒たちは初めて聞く「救助」と「被災」の両方からのエピソードを真剣な眼差しで聞き、終了後は「地震は本当に怖いものだと思いました。自分が被災した際にどう行動するか、考えたいです」など災害に対する意識の変化を感じる声を聞くことができた他、「(災害派遣の話を聞いて)救助から生活のサポートまで、自衛隊は何でもできることがすごいと思いました」といった自衛隊の有する各種災害への対処能力に驚く声もあった。
 新潟地本は「今後も各学校の防災教育に積極的に参加し、子供たちの防災意識の向上に寄与できるよう、取り組んでいく」としている。
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「正義のヒーロー大集合」
4機関合同で職場紹介

<山形>
 山形地方協力本部酒田地域事務所(所長・森美樹3海佐)は、2月27日、酒田市武道館において、警察、消防、海上保安庁とともに、4機関合同公務員職場紹介「正義のヒーロー大集合」を実施した。
 このイベントは、毎年2月と6月に実施され、今回が7度目の開催である。参加者は4グループに分かれて各機関を順に回り、それぞれの職場体験をした後、最後はフリータイムで自由に好きな機関を訪問し、説明を受ける要領で実施された。
 職場紹介の開催に先立ち、酒田海上保安部の辰巳屋部長が開会のあいさつを行い、引き続き、司会者から実施要領の説明がなされた後、各機関の職員はそれぞれに趣向を凝らした展示や説明等を開始した。
 自衛隊に訪問したグループは、自衛隊の任務や幅広い職種の説明に耳を傾けた。その後、陸上自衛隊第20普通科連隊第2中隊所属隊員がこれまで派遣された災害派遣活動を紹介した後、人命救助システムを用いて倒壊した建物からの救助活動を実演した。実演に引き続き受傷者搬送をグループで体験したところ、「難しいけどためになった」、「もっといろいろな活動を見たい」等の声があげられ、参加者の中で自衛隊に興味を持つ学生が多く見られた。
 最後のフリータイムでは、ロープワークの体験を行い、次に自衛隊の生活環境を直接聞き、楽しそうに笑っていた姿が印象的であった。テレビで自衛隊の特集を見て興味を持ち参加したという学生は、「漠然と人の役に立つ仕事をしたいという気持ちはあったが、今回の体験を通じて自衛官という職業に魅力を感じた。自衛官になって自分も人を助ける仕事をしたい」と将来への希望を語った。
 閉会あいさつでは、森所長から、「このイベントを通じて、4機関を身近な職業として感じてもらえるようなったらうれしい」との参加者への期待と激励の言葉を述べ、本イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
 酒田地域事務所は、「今後も参加者がワクワクするような内容を企画し、自衛隊に興味を持つ学生を増やしていきたい」としている。

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