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自衛隊ニュース   1047号 (2021年3月15日発行)
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郷土を守るために! 令和2年度十勝岳防災訓練
<第14施設群>
 第14施設群(群長・上林勝敏1陸佐=上富良野)は2月17日及び18日、美瑛町及び上富良野駐屯地において十勝岳噴火総合防災訓練に参加した。本防災訓練は、十勝岳火山防災協議会が主催する自治体及び各関係機関との共同による演習で、十勝岳噴火災害対処計画の実行性向上を図るとともに、関係機関との連携及び相互理解の向上に資するのが目的。
 17日、十勝岳で噴火が発生し中腹の避難小屋に負傷者が取り残されたという想定で訓練は開始された。隊員は大型雪上車を操縦し消防隊員と共に、冬季間、雪で閉鎖されている登山道を前進、負傷者を救出し消防隊員に引き渡した。18日、美瑛町災害対策本部に群指揮所を開設、群の3コ中隊が消防と連携して住民(新型コロナウイルス対策の為、住民は不参加)の避難輸送訓練を実施した。
 今回の訓練によって、消防等関係機関との連携を強化するとともに、災害対処能力の向上を図ることができた。第14施設群は今後も群長要望事項である「日々前進」「団結・連携」を実践し、あらゆる事態に即応し任務に邁進していく。

消防と冬季藻琴山救助訓練
<第101特科大隊>
 第101特科大隊(大隊長・福本正孝2陸佐=美幌)は2月10日「令和2年度冬季藻琴山救助訓練」を網走地区消防組合大空消防署・消防本部及び網走消防署、東藻琴消防団、自衛隊との協同訓練を実施し、今年度は斜里地区消防組合小清水分署が新たに加わり訓練に参加した。
 訓練は、藻琴山において行方不明者が発生したという想定で実施され、2コルートを使用し、小清水キャンプ場入り口から入山する自衛隊と大空消防署・網走消防署、小清水分署の協同捜索隊と、合同本部のある旧藻琴山山荘から入山する東藻琴消防団のスノーモービル隊の両ルートから災害発生場所を前進目標として捜索を実施した。
 自衛隊は、訓練開始前に安全教育・プローブ(遭難者を捜索する為の棒)等を使った捜索の教育を行った後、行方不明者捜索・収容及びアキオでの搬送を担当し、消防と連携し合同本部と綿密に連絡調整を取りながら、遭難者捜索を行った。
 訓練は、冬山遭難等に対する捜索・救助活動の練度向上を目的として毎年行っており、特に災害時における自衛隊と消防の連携強化を目的として実施されている。

令和2年度原子力防災訓練
<第2普通科連隊>
 第2普通科連隊(連隊長・古賀理都靖1陸佐=高田)は、1月26日新潟県柏崎市において実施された令和2年度原子力防災訓練(冬季避難訓練)に参加した。
 本訓練には第2中隊の隊員12名が参加し、新潟県主導のもと冬季積雪時における震度6強の地震災害及び原子力災害の複合災害を想定。それにより孤立した住民を自衛隊の冬季装備(〓大型雪上車及び軽雪上車)を活用した救助・後送を一連の状況下において実施し、県及び柏崎市と協同して発災時における救助要領等を検証するとともに各状況下における認識を共有し連携の強化を図った。

域に貢献 車いすを寄贈
<えびの駐屯地曹友会>
 2月5日、えびの駐屯地曹友会(会長・舟場良康陸曹長)は、えびの駐屯地近傍の「老人保健施設さくら苑」へ車いすの寄贈を行った。寄贈品である車いすは、西部方面曹友会の事業の一環として実施された、方面記念事業チャリティー運動において、えびの駐屯地曹友会の活動が高く評価されたことにより、西部方面曹友会より配当された。
 「老人保健施設さくら苑」へ寄贈を行ったえびの駐屯地曹友会長の舟場良康 陸曹長は、「駐屯地の皆さんの協力により、このような形で地域の方へ貢献でき、冥利に尽きます」と感想を述べた。
 また、さくら苑・事業局長(川合麻記氏)は、「最新の車いすが欲しいと思っていました。頂いた車いすは、デイサービスで施設に訪れる方や、体に障害がある方々に大切に使用してもらいます。」と自衛隊えびの駐屯地への感謝を話してくれた。

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