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自衛隊ニュース   1016号 (2019年12月1日発行)
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防衛省でパワー・ハラスメント防止研修
部外講師がパワー・ハラスメントに関する講演
 防衛省は、「防衛省職員ハラスメント防止週間」(12月4日〜同月10日)に先立って、11月6日に部外講師を招いてパワー・ハラスメント防止に関する研修を催し、防衛事務次官・統合幕僚長以下、約500人の幹部職員等が受講した。
 本講演は、昨今、ハラスメントに関する相談件数が増加傾向にあること等を受けて、例年実施されているもので、講師を務めたのは、有限会社 M&Partners international代表の桃原則子氏(=写真)で、約10年もの間、全国の駐屯地や基地においてハラスメント防止に係る教育を実施した経験を活かし、過去の事例等を交え講演を実施した。
 講演は、「ハラスメント防止2・0〜精強な組織づくり・防衛省版〜」と題し、「ハラスメント問題の基礎知識」、「ハラスメント問題と自衛隊」、「最近の傾向」、「自衛隊のハラスメント問題に対する取り組み」等、セクハラを含むハラスメント問題の重要性とその対応等について説明された。
 講演の冒頭では講師から、タイトルに「2・0」を付けた理由として、「今までよりも新しい考え方、アプローチ」という意味合いを込めているとの話があり、「あらたな対応課題」として、多様な個性を有する隊員への理解と対応について説明されるとともに、風通しの良い職場環境として、上司と部下の実際のやりとりのロールプレイが提案され、参加した隊員から、部下に寄り添った対応が見られた一幕もあった。
 また、他の参加者からは「本日の講演の結果を今後の部下への指導要領に反映したい。」との話があった。

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