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自衛隊ニュース 1011号 (2019年9月15日発行)
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1面 12-13面(PDF) 17面 18面 19面 21面 22面 24面

麻薬取締官による薬物乱用防止講話を開催
<小牧基地>
 防衛省薬物乱用防止月間(6月1日〜6月30日)にあたり、小牧基地(司令・船倉慶太空将補)は、6月20日、厚生労働省東海北陸厚生局麻薬取締部から麻薬取締官を迎え薬物乱用防止講話を開催した。
 講師は、インターネットの普及により、簡単に誰でも薬物を入手できることや、一度でも軽い気持ちで試したら二度と元には戻れないこと、また、自分の身近なところに危険は潜んでいること、正しい知識を身につけ自分や家族を大切にしてほしいと長年の捜査経験を基に力のこもった講話を行い、大変盛況であった。

カナダ空軍と友好的交流
<第1輸送航空隊>
 第1輸送航空隊(司令・船倉慶太空将補=小牧)は、7月3日から7月5日の間、カナダ空軍と部隊間交流を実施した。初めて見た隊員も多かったと思うが、CC-177で来基したカナダ空軍到着後、相互ブリーフィングや意見交換会をするなどしてお互いの任務や訓練要領について理解を深めた。また、多く隊員がCC-177を見学し、今まで培った英語能力を駆使し、カナダ空軍人と積極的に交流をしていた。装備品の理解をするとともに、友好関係構築に大きく寄与した。

千歳基地航空祭
4万人のファンが来場
 8月4日、千歳基地(司令・寺崎隆行空将補=当時)は、千歳基地航空祭を開催した。
 今年は、今年度から政府専用機として運用を開始した特別輸送機B-777-300ERなどの大型機や、今年度で退役が予定されている偵察航空隊のRF-4E偵察機などの航空機を多数展示したほか、F-15戦闘機やブルーインパルス、アメリカ空軍三沢基地所属のF-16戦闘機などが飛行展示を披露。猛暑にも関わらず約4万人のファンが来場した。
 各所に設けられたイベント会場では、ちびっこ救出大作戦や茶道クラブの野点、警備犬訓練展示が催され、今年もキッズトレインコーナーが人気で長蛇の列を作っていた。また、北部航空音楽隊の演奏では北海道観光大使のシンガーソングライター児玉梨奈さんとのコラボで観客を盛り上げた。
 会場上空ではオープニングフライトから間を空けず救難機や戦闘機などが飛行展示を行った。昨年、天候不良で中止となった大編隊飛行では、F-15戦闘機8機がデルタフォーメーションで航過。来場者はスマホなどを空へ向け、思い出を記録していた。また、午前の最後を飾った米軍のF-16戦闘機による機動飛行を見た観客は「迫力があってドキドキした」と興奮した様子だった。
 今年のブルーインパルスは2機での曲技飛行となったが、バーティカル・キューピッドで大きなハートを晴天の大空に描くなど、スマートな演技と粋なDJで観客を魅了し、航空祭イベントは終了となった。

人気テレビ番組に取材協力
最高視聴率19%、目黒基地をPR
 航空自衛隊目黒基地(司令・長島純空将=当時)は、7月23日と29日、日本テレビ「ザ!鉄腕!DASH!!」番組企画『新宿DASH夏休み恒例SP』の取材協力を行った。都心に生息するカブトムシなどの生き物を見つける企画として、緑が多く残る同基地に取材依頼があったもの。
 8月18日に放映され、出演者が基地内の雑木林を探索中、東京23区で準絶滅種に指定されているノコギリクワガタを捕獲し番組の期待に応えたほか、学校の教育風景も番組内で紹介された。放映中、SNS上でも「目黒基地」が話題となり、関東地区の視聴率14・9%、最高で19%を超える等国民の関心の高さが伺えた。
 出演者とともに取材に同行した広報係の平川昭久1空曹は、「ご家族で楽しめる内容となり、番組を通じて航空自衛隊幹部学校・目黒基地をPRするよい機会となった。今後もこのような取材依頼があれば積極的に協力していきたい」と話した。

志太広域消防本部から感謝状授与
<静浜基地>
 7月5日、静浜基地隊員の基地業務群・下地1空曹、整備補給群・米山2空曹及び基地業務群・花田空士長の3名が、藤枝市と焼津市を管轄する志太広域事務組合志太消防本部から感謝状を受領した。
 3名は5月24日、要務のため焼津市内を官用車で走行中、荷台が炎上している部外車両(小型トラック)を発見し、消火活動及び交通誘導を行った。消火後も負傷者の安全な場所への移動、関係各所への通報及び2次被害防止に必要な処置を講じるなど、突然遭遇した事故現場において、初動対処とその後の役割分担を速やかに行ったことを評価された。
 志太広域事務組合志太消防本部で感謝状を受領した下地1空曹は、「荷台に積んであった油脂類と炎を見て、間違いなく危険であることを瞬時に察知しました。恐怖は拭いきれませんでしたが、人命救助に関して、躊躇はありませんでした」と語っている。

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