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自衛隊ニュース   1008号 (2019年8月1日発行)
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第2回旅団BCTC訓練
<第15旅団>
 第15旅団(旅団長・中村裕亮陸将補=那覇)は6月11日から14日の4日間、那覇駐屯地において、第2回旅団BCTC訓練を行った。
 この訓練は、方面指揮所訓練センターの支援のもと、旅団司令部の指揮幕僚活動能力の向上及び情報と火力の連携など様々な機能を最大限に発揮できる諸職種協同能力を向上させることを目標に実施された。この間の12日には米海兵隊第3海兵師団長等が本訓練を研修して陸上自衛隊の指揮所訓練の状況を熱心に確認した。
 訓練においては、対抗部隊の撃破及び阻止を焦点とした見積及び計画作成、並びに、状況の変化に応ずる計画修正を演練して、旅団司令部の指揮幕僚能力の向上及び諸職種協同能力の向上を図ることができた。
 訓練に参加した第15旅団司令部第3部の佐々木3陸曹は、「訓練開始に先立ち指揮システムの各種設定を行い、指揮システム回線の構成を実施した。
 訓練間において、指揮システムの障害対応及び作戦室の表示データ作成を行い、円滑な会議の進行の一翼を担うことができた。今後は、システムの不具合が起きた対処要領の普及教育に努める」と力強く述べた。

遊撃隊行動訓練
冬季戦技教育隊
 冬季戦技教育隊(隊長・山口尚2陸佐=真駒内)は、7月8日から10日にかけて遊撃行動訓練を行った。
 本訓練は冬季戦技教育隊戦闘戦技教育室の教官助教として、遊撃隊員に必要な戦術・戦闘能力の向上及び教育指導要領改善等の資を得るため、市街地戦闘訓練場における戦闘基礎動作から北海道大演習場における襲撃及び伏撃を戦闘隊編成により実施した。
 訓練においては、一般状況のみを付与された戦闘隊と隊本部要員を主体とした対抗部隊が真剣勝負の中お互いの任務遂行のため、企図を秘匿しつつあらゆる戦闘技術を駆使して行われ、数多くの教訓事項を獲得した。
 本成果を北部方面隊総合戦闘力演習及び各教育、調査研究等に反映する。

令和元年度 東部方面警務隊逮捕術競技会
 第127地区警務隊が優勝
 東部方面警務隊(隊長・原健1陸佐=朝霞)は、7月9日、朝霞駐屯地体育館において、令和元年度東部方面警務隊逮捕術競技会を実施した。
 7年ぶりに開催された同競技会は、陸上総隊司令官、東部方面総監、朝霞駐屯地司令、警務隊長、輸送学校長等、多数の駐屯地部隊長が見守る中、団体戦(6個部隊)及び個人戦(新人戦(幹部・陸曹)、女性の部)で行われ、団体戦は第127地区警務隊(本部・習志野)が5戦全勝で、昭和57年以来37年ぶりの優勝を飾った。
 第127警務隊監督の米田剛1陸尉は「選手達が日頃の成果を十二分に発揮してくれたので優勝できた。選手と支援してくれた人たちに感謝したい」と語った。
 東部方面警務隊長の原1陸佐は「競技会の結果を踏まえ令和2年2月に実施予定の警務隊逮捕術競技会(全国大会)制覇に向けて更に練成していく」と語った。
 また、会場には「警務隊紹介」広報ブースを開設。警務車両の展示、新儀じょう服・新儀じょう銃の展示や指紋検出が体験できる鑑識体験コーナー等を設け、来場した隊員に対し警務対のPRをした。
 競技会の成績は以下のとおり
●団体戦
優勝▽第127地区警務隊(習志野)
準優勝▽第128地区警務隊(富士)
●個人幹部の部
優勝▽石井2陸尉(第127警務隊‥木更津)
●個人戦陸曹の部
優勝▽石塚2陸曹(第302保安警務中隊‥市ヶ谷)
●個人戦女性の部
優勝▽熊谷3陸曹(第128警務隊‥富士)

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