防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1005号 (2019年6月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部

女性のための職場見学会
<奈良>
 奈良地本(本部長・前田肇事務官)は、4月2日、「女性のための事務・医療系職場見学会」を開催した。参加対象者は女性に限定し、計13名が陸上自衛隊千僧駐屯地及び自衛隊阪神病院の施設を見学した。
 千僧駐屯地においては、参加者が実際の勤務環境を肌で感じることができるよう、女性用隊舎の見学や隊員食堂での体験喫食を行うとともに、千僧駐屯地で勤務する女性隊員との懇談会を実施した。参加者1〜2名に対してそれぞれ女性隊員を配置することで、参加者が気軽に話せるよう配慮され、業務に関することから、隊員の日常生活についてまで、女性ならではの疑問点や感想が挙げられた。
 自衛隊阪神病院においては、実際に勤務している隊員による、最新の医療機器や業務内容等についての説明があり、通常はあまり目にする機会がない自衛隊病院の現場を体感した。
 自衛隊に関するイメージとしては、「頼りになる」「誇れる仕事である」といった好意的な印象が多く見受けられた。「訓練がきつい」「体力面が心配である」といった懸念の声に対しては、女性隊員が実体験を基に丁寧に答えることで、参加者の自衛隊に対する不安払拭に努めた。
 女性募集対象者の自衛隊に対する理解を深めるため、奈良地本は「今後とも、女性の目線に立ったイベントの開催に力を入れていく」としている。

グリーンフェスタ2019
<栃木>
 栃木地本(本部長・諸石正弘1陸佐)は、5月11日、栃木県宇都宮市のオリオンスクエア及びオリオン通りにおいて「グリーンフェスタ2019」を開催した。
 本イベントは「見て触れて感じる強さとしなやかさ」をテーマに「陸海空自衛隊への理解促進」を目的として、今回で6回目となった。
 オリオンスクエアのステージで東部方面音楽隊による演奏、海上自衛官によるサイドパイプ吹奏、陸海空自衛隊の制服等を紹介するユニフォームセレクションが行われ会場を盛り上げていた。オリオン通りでは、装備品展示、制服試着、炊事車で調理された豚汁試食が行われ、大いに賑わった。
 来場者からは「レベルの高い自衛隊の音楽演奏を聴く事ができてよかった」「制服は格好良かった。隊員のお姉さんと一緒に写真が撮れて良かった」等喜ぶ声が聞かれた。
 栃木地本は「これからも地域及び協力団体等と連携し、地域の活性化に寄与していくとともに、自衛隊への理解の促進と防衛基盤の充実を図りたい」としている。

わくわく重機フェスティバル
<岡山>
 岡山地本(本部長・山根直樹1陸佐)は5月12日、岡山市北区福崎で開催された第1回「わくわく重機フェスティバル」(岡山西商工会青年部主催)に広報ブースを設け、装備品展示等を行った。
 当イベントでは、重機オペレーター達が自らの腕を競い合う競技会が行われ、
オイル缶積み上げや習字など、様々な競技が行われ、岡山県下から訪れた来場者は、賑わいながら競技の様子を見守っていた。
 岡山地本は関西補給処三軒屋弾薬支処及び第13特科隊の支援を得て、73式小型トラックや大型トラック、指揮通信車を展示した。
 子供から大人まで、多くの来場者がブースを訪れ、車両の前での写真撮影や、実際に乗車して車中の様子を見ながら、興味津々に質問をする者もいた。
 広報ブースには災害派遣活動写真を展示しており、来場者は災害時における自衛隊活動の重要性を深く認識していた。また、昨年の豪雨災害の被災者から、大変お世話になりましたと感謝の言葉をかけられる場面もあった。
 中には、被災地周辺に住んでいる子供達が、昨年の災害以降、自衛隊に興味を持ち、話が聞きたいと親子で訪れる者もいた。
 岡山地本は「これからも、より多くの住民に対し、自衛隊を身近に感じて、理解を深めて頂けるよう、部隊と連携して積極的にPRをしていく」としている。

ぎゅぎゅっと愛南!夏の陣
<愛媛>
 愛媛地本(本部長・堀次郎1陸佐)宇和島地域事務所(所長・玉井栄次3陸佐)は5月12日愛南町で開催された「ぎゅぎゅっと愛南!夏の陣〜海と山を喰らう〜」において広報活動を実施した。
 このイベントは、愛南町の豊かな水産資源及び農産物等を県内外に広くPRし、来場者に「食材の宝庫 愛南町」を知ってもらうとともに、地域の活性化を図るため毎年開催されている。当日は天候にも恵まれ約2万5000人の来場者で大盛況であった。
 宇和島地域事務所は、ミニ制服の試着・写真撮影、災害派遣活動及び各種募集種目のパネル展示及び1/2tトラックの展示説明等を実施し、地域における自衛隊に対する理解と親近感の醸成を図った。
 特に、近傍に自衛隊の駐屯地や基地がないため、普段は目にすることのない1/2tトラックに興味津々のちびっ子達が大勢訪れるとともに、自衛官と直接話すことにより「自衛隊の活動についてよくわかりました」「昨年の豪雨災害における派遣活動を目にし、本当に感謝しています」等の声が聞かれた。また、イベントに参加していた地元高校生及び大学生にもブースを訪れ、自衛隊をより身近に感じる良い機会になった。

はな・はる・フェスタ
<徳島>
 徳島地本(本部長・尾畑典生1海佐)は、4月20日から2日間、徳島市藍場浜公園で開催された「はな・はる・フェスタ2019」で、部外広報を実施した。
 「はな・はる・フェスタ」は、徳島の魅力を紹介する徳島市春の一大イベントで、今年で22回目を迎える。会場では、阿波踊り・物産展・徳島グルメ横丁・ステージアトラクション等が連日繰り広げられ、期間中、約21万人の来場者があった。
 当日は晴天に恵まれ開幕式は、徳島県所在の海上自衛隊から徳島教育航空群及び第24航空隊、陸上自衛隊から第14飛行隊、以上の航空機3個編隊合計5機による祝賀飛行が行なわれ、開幕に華を添えた。
 イベント会場では、海上自衛隊呉地方総監部からの支援により公式イメージキャラクター「くれこ」と「やまと」の双子の姉弟が会場を大いに盛り上げた。
 地本広報ブースでは、自衛隊制服体験コーナーを設置し、家族連れの多くが、子供にミニ制服を着用させて写真撮影を行い、イベント開始から終了まで来場者が絶えることのない盛況ぶりであった。
 徳島地本は「はな・はる・フェスタ2019において自衛隊の活動をPRし、地域住民への認知度を向上させ、防衛基盤の拡充を図ることができた」としている。

博多どんたく港まつり
<福岡>
 福岡地本(本部長・深草貴信1陸佐)は、ゴールデンウィーク期間中、福岡市民のまつり「博多どんたく港まつり」及び博多港での艦艇広報を支援した。「博多どんたく港まつり」は、840年前に始まったとされる「博多松ばやし」を起源とする祭りで今年で58回目となる。
 5月3日及び4日、博多駅本舞台において、海上自衛隊佐世保音楽隊、航空自衛隊西部航空音楽隊、陸上自衛隊第4音楽隊の演奏が行われ、多くの博多っ子を魅了するとともに、博多駅前広場では自衛隊広報ブースを開設し、博多駅を利用する多くの人々へ自衛隊をPRした。どんたく広場(明治通り)でのパレードでは、博多どんたく港まつり副実行委員長の粥川氏及び佐世保地方総監を先頭に、佐世保音楽隊、佐世保地方隊、九州海上自衛隊協力会、自衛隊福岡地方協力本部、同宣伝部鳥「ピコット」が参加し、沿道に詰めかけた観衆へ堂々とした行進を披露した。
 また、5月5日及び6日の2日間にわたり博多港で行われた海上自衛隊「輸送艇1号」の艦艇広報を支援し、約1000名の来艇者が興味深く輸送艇を見学した。見学をした高校生は、「海上自衛隊の艦艇を初めて見学し、仕事内容を知ることができた。他の艦艇も見てみたい」と自衛隊への関心が高まった模様。
 新元号の始まりの最初の大イベント「博多どんたく港まつり」において、約240万人の観客へ自衛隊を大いにPRした。

宮古島駐屯地開設祝賀会
<沖縄>

 沖縄地方協力本部(本部長・松永浩二陸将補)宮古島出張所(所長・高橋3陸佐)は、4月7日、協力3団体主催(宮古地区自衛隊協力会、同家族会及び隊友会宮古島支部)及び宮古島市議会防衛議員連盟共催の宮古島駐屯地開設祝賀会を支援した。
 本祝賀会には来賓として宮古島市長をはじめ、宮古島市議会議長、西部方面総監、陸上自衛隊第15旅団長、沖縄地方協力本部長及び航空自衛隊第53警戒隊長の他、協力団体会員約200名及び宮古島駐屯地の隊員100名の計300名余りが参加して行われた。
 はじめに家族会会員、仲間寛安氏他3名による琉球舞踊『とうがにあやぐ』が披露され、盛大に幕開けを飾り、続いて主催者を代表して野津協力会会長、来賓を代表して下地宮古島市長が「隊員及び家族の入島を歓迎する。島の安心・安全及び地域の活性化のために頑張って欲しい」と激励した。これに対して宮古島駐屯地隊員を代表して挨拶した田中宮古警備隊長は「早く島の一員となって地域に溶け込みたい」と意気込みを述べた。
 祝賀会は、陸上自衛隊第15旅団のエイサー隊によるエイサーや陸上自衛隊第15音楽隊による音楽演奏及び地元出身隊員の紹介などで盛り上がり、最後に宮古警備隊員全員による宮古警備隊歌の披露で会場は最高潮に盛り上がり祝賀会を終了した。
 また、本祝賀会には石垣出張所からも粟盛1尉以下6名が支援を行い、会の円滑な進行に寄与した。


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