防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   999号 (2019年3月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部
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Hagi産業フェスタ
<山口>
 山口地本(本部長・川名孝幸1空佐)は、2月24日萩ウェルネスパークで実施された「第7回Hagi産業フェスタ」に陸上自衛隊山口駐屯地第17普通科連隊(連隊長・川内康孝1陸佐)より車両展示の支援を受け、広報ブースを開設した。
 この地域を担任する萩地域事務所(所長・原和洋2陸尉)は、通常の広報活動における展示内容の他、陸上自衛隊員が背負う背のう(2日分の必要品入)を準備し、体験型コーナーを設けた。
 本イベントは、地元萩の企業・職種・団体を広く市民へPRし地域の活性化に寄与することを目的として萩商工会議所青年部が主催したイベントで、野外売店をはじめメインステージでの各種催し物や特殊車両の展示などで賑わいを見せた。
特に自衛隊車両への乗車は、大人気で順番待ちになるほどであった。
 また、背のう体験コーナーでは、体験したほとんどの人がその重さに驚き、内容品に興味を持っていた。
 自衛隊の当イベント参加も5年目となり、市民から暖かい言葉を聞く場面も諸処に増えており、広報の成果がでてきているのを実感している。
 山口地本は、「今後も地域のイベントに積極的に参加し、自衛隊を身近に感じていただけるよう努めて参ります」としている。

厳寒の中147名が集結
<福島>
 福島地本(本部長・神田謙1陸佐)は、2月8日から12日の間、福島駐屯地において、福島第3次予備自衛官5日間招集訓練を支援した。
 寒さ厳しい連休を挟む中、本訓練には、5日間で延べ147名が出頭し、武器訓練、体育訓練及び職務訓練等の各種訓練により練度の維持・向上を図った。
 福島地本は、予備自衛官に対し、訓練招集命令書送付時等、そして永年勤続表彰式の本部長訓示において、自衛官募集に関する隊員自主募集情報の提供を依頼した。
 永年勤続者表彰式においては、方面総監顕彰状を1名に伝達すると共に、本部長表彰状を4名に授与した。昨年、予備自衛官補から任用された須田予備2士からは、「初めての訓練で不安がありましたが、予備自衛官の先輩方や部隊の方の丁寧な指導で、充実感ある5日間の訓練と、予備自衛官へのやりがいを感じることができました。これからは、予備自衛官の先輩方との絆を深めながら、真の戦力となれるように訓練に参加していきたいと思います」と、意欲に満ちた言葉を述べていた。
 福島地本は「今後も、真にその職責を果たし得る予備自衛官としての錬度維持に向け、招集訓練への積極的な支援に努めていく」としている。

自衛隊展を開催
<山梨>
 山梨地本(本部長・新宅正章1陸佐)は、2月2日及び3日ラザウォーク甲斐双葉において自衛隊展を実施した。
 初日は、富士学校音楽隊(隊長・古賀重宗1陸曹)を招き、ミニコンサートを実施。約30分の公演を午前と午後の2回行い、各回とも、会場に用意された座席だけでは収まらず、通路や2階からも演奏を聴く人で溢れ、合計で約300名の観客を集めるほど大盛況だった。
 2日目は、パジェロや偵察用バイクの装備品展示を行い、来場者は、車両に乗ってハンドルを握ったり、用意された制服を着て、車両をバックに写真を撮っていた。
 南極コーナーでは、南極の氷や石を展示し、来場者は実際に氷に触って、手のひらで氷が解けて空気がはじける感触を感じたり、細かく砕いた氷を入れたコップを耳につけ、空気のはじける音を耳で感じていた。来場者は「(実際に氷に触ることができて)貴重な体験ができた」と満足な様子だった。
 また、体験コーナーでは、フェイスシールを頬に貼ってもらったり、缶バッチを製作したりしました。特に、缶バッチの製作では、今回から新しく用意した山梨地本のマスコットキャラクター「ふじくん」と「かえでちゃん」が入った台紙が人気で、来場者は色鉛筆で台紙に色をつけ、オリジナルの缶バッチを製作し、服やかばんにつけて楽しんでいた。
 今年は、2日間で音楽演奏会と各種展示を実施することが出来、来場者に自衛隊についてより一層の理解をしてもらうことが出来た。

延岡花物語
<宮崎>
 宮崎地本(本部長・荒井将人1空佐)延岡出張所(所長・中尾智仁1陸尉)は、2月23日及び24日の両日、延岡市で開催された延岡花物語のメインイベントである「このはなウォーク」の会場において広報活動を実施した。
 「延岡花物語」は、延岡市で2月〜4月の間に行われ、五ヶ瀬川堤防に咲き誇る早咲きの河津桜(天下一ひむか桜)や100万本の菜の花、多彩な催しやB級グルメを楽しむ観光イベントであり、毎年多くの市民で賑う。また、第9施設群第376施設中隊が架設した「81式自走架柱橋」を一般開放し、2日間で約2万3千人の市民がこの架設橋を通過し自衛隊の災害対処機材の有効性を広報する機会ともなっている。
 延岡出張所は会場内に広報ブースを設置し、災害派遣活動のパネル展示、ミニ制服の試着コーナー等を設けて、訪れた募集対象者や来場者に対し募集活動を積極的に行った。特に宮崎地本の誇る着ぐるみの三体のマスコットがブース前に現れると、ミニ制服を試着した子供たちが嬉しそうに近寄り一緒に記念撮影を行うなどブース前は微笑ましい光景となった。
 宮崎地本は、「今後も地域住民との交流や募集広報活動を通じて、自衛隊に対する親近感を醸成し防衛省、自衛隊への理解の更なる深化を図っていきたい」としている。

第15回おもしろらんど春祭り
<和歌山>
 和歌山地本(本部長・鍋田竜光事務官)は、2月24日、航空自衛隊串本分屯基地の支援を得て本州最南端串本町の潮岬青少年の家で開催された「第15回おもしろらんど春祭り」を支援した。
 本イベントは、スポーツや工作、野外ステージなど多彩なイベントを行う地域交流行事で毎年、春と夏に行われている。
 和歌山地本は、VR体験、制服の試着、南極の氷、まちがい探し、自衛隊グッズが当たるお楽しみ抽選コーナーなどを設置し自衛隊の活動等をPRした。
 ブースには約100名の家族連れが訪れ、特に制服を試着して地本マスコットキャラ「みかんの助」と一緒に撮影しようとする親子連れなどで終始賑わった。
 ブースに訪れた来場者からは「まちがい探し楽しかった」「VRが凄かった」「この氷炭酸入ってるみたいでおもしろい」などの声が聞かれた。
 和歌山地本は「各種イベントを通して自衛隊への理解を深めるため積極的にPRしていく」としている。

戦車試乗に大喜び
<長野>
 長野地本(本部長・星野浩幸1陸佐)は、2月2日、募集対象者等33名に対して、戦車試乗及び滝ヶ原駐屯地見学の引率広報を行った。
 戦車試乗する演習場に到着すると、74式戦車と10式戦車が縦列に並べられており、参加者は戦車の概要説明及び安全教育を受け、戦車へと乗り込んだ。戦車の凄まじいエンジン音と動き出す離帯(キャタピラ)の振動に体を揺さぶられながらもがっちりと戦車に掴まり、目の前の砲身の迫力に目移りしつつも体感速度を感じながら試乗を楽しんだ。
 午後は、滝ヶ原駐屯地で体験喫食と史料館見学を行った。昼食は、分厚いイカステーキを大盛りのご飯とともにたいらげ、史料館見学では旧軍時代の歴史や滝ヶ原駐屯地所在部隊の任務や活動内容等について説明を受けた。
 見学終了後、参加者からは「戦車に乗れて貴重な体験ができた」、「自衛隊に対する興味が湧いた」などの感想を聞くことができた。
 長野地本は、「これからも様々なイベントを通じて自衛隊をPRしていく」としている。

防衛大臣認定「表示証」交付
<京都>
 京都地本(本部長・亀井律子1陸佐)は、2月28日国際警備保障株式会社京都支社に対し、防衛大臣認定の予備自衛官等協力事業所の「表示証」を交付した。
 国際警備保障株式会社京都支社は、即応予備自衛官2名の他、過去にも予備自衛官を雇用するなど、積極的に国の防衛に協力している。
 支社長の山田氏からは、「元自衛官は規律正しく、言った事をしっかりやってくれる」と言った話があり、今後も自衛隊との連携を強化して、就職援護等にも協力する旨の話が聞かれた。
 京都地本は、「訓練等への出頭に協力して頂いている企業に対し、敬意を表するとともに、いざという時に出頭しやすい環境・防衛基盤を更に整えていく」としている。

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