防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   998号 (2019年3月1日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部

第70回さっぽろ雪まつり
<札幌>
 札幌地本(本部長・菅股弘信1陸佐)は、1月31日〜2月11日の間、国内外から12日間延べ約273万人が訪れた国際的イベント「第70回さっぽろ雪まつり」において、つどーむ会場(開催期間‥1月31日〜2月11日)及び大通会場(開催期間‥2月4日〜11日)の2ヶ所で広報活動を行った。
 つどーむ会場では、ドーム内に札幌地本広報ブースを出展し、制服試着やさっぽろ雪まつり限定グッズやチラシの配布、札幌地本キャラクター「モコ」との触れ合いを通じ、自衛隊をPRした。制服試着では、「制服かっこいい!」と喜びながら制服の試着をし、笑顔で記念撮影をする親子連れや「大きくなったら自衛隊に入りたい」と夢を語る小学生達の声が聞かれた。
 また、自衛隊に関心を寄せた適齢者に対しては、広報官が掲示物やパンフレット等を使用して丁寧な説明により自衛隊の魅力を伝えていた。期間中、約7000人がブースを訪れ大盛況であった。
 また、大通会場の陸上自衛隊広報ブースには、第11旅団の雪像制作の模様の他、札幌地本のコーナーが設けられ、自衛官募集に関するポスターにより陸海空自衛隊の職種紹介や募集イベント情報等を掲示し、自衛隊の魅力を発信した。期間中、約1万5000人がブースを訪れた。
 さらに、9日には大通会場4丁目STV広場で行われたステージイベントに札幌地本広報大使の佐藤広大氏、ガールズユニットhoneyと「モコ」も一緒に出演し、自衛隊を大いにPRした。
 札幌地本は、「これからも様々な機会を通じて自衛隊の魅力を広報していく」としている。

遠高マッチングフェスタ
<静岡>
 静岡地本(本部長・宮川知己1空佐)は、2月6日、森町総合体育館「森アリーナ」(静岡県周智郡森町)において行われた、県立遠江総合高等学校(同町)の「遠高マッチングフェスタ」に同校OBの航空自衛官とともに参加した。これは、同校が2年生を対象に企画したもので、生徒それぞれが希望する企業や大学等の説明を聞き、進路選択に対する興味・関心を深めることを目的に実施された。
 当日は企業約40社、大学等約45校が参加し、各ブースで約20分の説明を4回実施した。静岡地本は袋井地域事務所の広報官2人のほか、平成27年度に同校を卒業後、航空自衛隊に入隊し、現在浜松基地第1航空団で勤務している宮崎篤空士長とともに参加。ブースには自衛隊に興味を持つ生徒13人が訪れた。
 最初に広報官が採用試験などについて説明を行った後、宮崎空士長が、自ら持参したTー4中等練習機の模型を見せながら、航空機整備員として日頃の業務の中で感じるやりがいや、自衛隊に入隊して経験したことなどについて生徒たちに熱く語った。
 参加した生徒からは「自衛隊は厳しいという印象しかなかったが、実際に話を聞いてみるとそんなことはないと思った」「ほかの職業に興味があるが、自衛隊も捨て難い」などといった感想が聞かれた。説明会を終えた宮崎空士長は「高校時代の学年主任にも再会し、制服で後輩に話ができてとても嬉しかった。また協力したい」と力強く話してくれた。
 静岡地本は、「今後も部隊と連携して学校と積極的に交流し、自衛隊に対する正しい認識と理解の向上に努め、若者が描く未来の夢や可能性の拡大結実に貢献していく」としている。

「美の国あきた」東北方面音楽隊演奏会2019
<秋田>
 秋田地本(本部長・今福博文1空佐)は、2月9日、県及び地本後援会との共催により「『美の国あきた』陸上自衛隊東北方面音楽隊演奏会2019」を実施し、来場者に自衛隊をPRした。
 プログラムは、全日本吹奏楽コンクール課題曲を中心とした第1部と、映画やアニメ等で幅広い年代に親しみのある楽曲で構成された第2部に分けられ、それぞれの曲において音楽隊の高い演奏技術はもとより、工夫を凝らした演出の数々で観客を魅了した。中でも第2部で設けられた指揮者体験企画では、最初に観客の中から選ばれた男子中学生が、素人とは思えない程の見事な指揮を振り、続いて突然指名された今福本部長が力強い指揮を披露して、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。アンコールでは同演奏会でお馴染みの秋田県民歌が披露され、観客の歌声と合わせて感動を呼んだ。
 同会場には広報ブースも設けられ、広報官が中心となって「自衛官の魅力」を精力的にアピール、各種パンフレットやグッズを配布し、多くの来場者から好評を得た。

eスポーツ国際チャレンジカップ
<千葉>
 千葉地本(本部長・河井孝夫1海佐)は、1月26日27日、千葉県千葉市の幕張メッセにおいて開催された、コンピューターゲーム等を使ったスポーツ競技である「eスポーツ国際チャレンジカップ」で募集広報ブースを開設した。総来場者数約8万4000人という大規模なイベントであり約1000人の方が自衛隊募集ブースに訪れた。
 ブースには陸海空の広報官等が制服・迷彩服を着用して、自衛官募集相談・制服試着コーナーを設置し、自衛隊をPRしたが特にパイロットの視点を体感できる「VRアプリBlve」コーナーが大人気で、行列が途切れることはなかった。
 イベント期間中の2日間に約200名がアンケートに協力、その内90件の募集対象者情報を獲得するなどゲームに興味のある若い対象者に向け大いに自衛隊をPRできた。
 千葉地本は、「今後も募集広報活動を継続し自衛隊に対する理解と協力を得るとともに、多数の志願者を獲得するため努力する所存である」としている。

やくしま艇長が帰郷広報
<香川>
 香川地本(本部長・河合龍也1陸佐)は、2月12日から14日の間、香川県高松港に寄港した第2掃海隊やくしまの支援を得て、募集広報を実施した。また20年前に香川県から防衛大学校へ入校した、やくしま艇長・武内3海佐の母校での帰郷広報に協力した。
 12日、武内3海佐は母校の大手前丸亀高校を訪問し、防衛大学校での生活談や海自で得た経験を同校教諭及び1・2年生等約35名に説明した。目的は防衛大学校への興味の促進と進路選択としての幅を広げてもらいたいとの思いからであった。質疑応答では参加者から「体力に自信がないが大丈夫ですか」などの率直な質問が多く寄せられ、帰郷広報は大成功の内に幕を閉じた。
 また同日、募集対象者15名に対してやくしまを活用した特別公開を行った。伊勢湾機雷戦訓練の帰りということもあり、参加者は先日まで行われていた訓練談を聞く等、掃海艇の任務及び機能を研修したほか、体験喫食では佐世保地区でも人気との噂が高い、やくしま特製カレーに舌鼓を打った。参加者からは普段接することが少ない海上自衛官の制服姿を見て、憧れを抱く者や、「毎週金曜日のカレーがこんなに美味しいのであれば海自に入りたい」との話も聞かれた。
 13日は、香川県防衛協会青年部を対象に特別公開を支援した。若い企業主等に自衛隊の理解を深めてもらうことが狙いであり、参加者は、興味深く研修した。
 香川地本は「これからも県出身隊員や様々な部隊から協力を得て、厳しい募集環境の荒波に立ち向うべく、県民に対して自衛隊の理解促進を図っていく」としている。

入隊予定者に「その気にさせる広報」
<鹿児島>
 鹿児島地本(本部長・高岩俊弘1海佐)鹿児島募集案内所(所長・迫口真也2陸尉)は、2月4日、この春に自衛官候補生として入隊する予定者に対し、「その気にさせる広報」の一環として、海上自衛隊佐世保地方総監部が実施した護衛艦「あけぼの」の研修に、4名の参加を支援した。
 研修では、隊員による職種説明、艦内における武器操法展示及びラッパ吹奏展示、約2時間の体験航海等が実施され、参加した入隊予定者は真剣な眼差しで、熱心に本研修に取り組み、特に艦長との懇談において積極的に質問する姿が印象的であった。入隊予定者からは、「入隊にあたり事前に色々な研修や話を聞くことができ、不安より期待の方が大きくなりました」「入隊後は、潜水士を目指して頑張っていこうというモチベーションがあがりました」「これから着隊にあたり、色々な準備をして万全を期したい」などの声が聞かれた。
 鹿児島募集案内所は、「引き続き、この種の入隊予定者に対して『その気にさせる広報』に積極的に取り組み、不安感の払拭及び入隊意欲高揚を図り、入隊予定者が自信をもって着隊できるような環境づくりに努めていく」としている。

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