防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   988号 (2018年10月1日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部

看護学科が人気
<帯広>
 帯広地本(本部長・弓場信行1陸佐)は、8月24日、北海道釧路湖陵高等学校において開催された進路説明会に参加した。
 本説明会は、全国各地の大学をはじめ、各専門学校や予備校等が参加し、帯広地本では、防衛大学校及び防衛医科大学校の概要や生活環境、試験科目等を説明した。
 特に、防衛医科大学校看護学科は人気が高く、多くの学生が訪れ、第5旅団からの支援を受け来校した遠藤3尉(第5後方支援隊衛生隊看護官)により、丁寧な説明がされていた。
 また、説明を受けた学生からは、「自衛隊は体力必要ですか」、「寮での生活はどうですか」と様々な質問があり、質問を受けた隊員は、学生にわかりやすく丁寧に答え、自衛隊及び防衛大学校等の理解を深めた。
 帯広地本は、「今後も各地の説明会等に積極的に参加し、一人でも多くの入隊者獲得を目指す」としている。

乙訓DREAMフェスタで自衛隊をPR
<京都>
 京都地本(本部長・亀井律子1陸佐)は、9月16日、向日町競輪場第4駐車場(京都府向日市)で開催された「乙訓DREAMフェスタ2018」に参加し、第104施設直接支援大隊の協力を得て3・1/2tトラック、1t水タンクトレーラの展示と広報ブースを設け自衛隊をPRした。
 このイベントは、公益社団法人乙訓青年会議所主催により長岡京市、向日市、大山崎町の二市一町が連携した「未来の宝 育成」事業の一環として毎年小学生を対象にした職場体験等を実施しているものであり、今年は約2500人が来場した。
装備品展示では、来場者に自衛隊の役割や活動を紹介し、自衛隊の活動等について再認識してもらえた。また、子供制服試着コーナーは、制服を着用して記念撮影する家族連れで大いに賑わった。
 フィナーレには、来場した子供達が、自らの「夢」を書き込んだ約1500の風船を一斉に空に放ってイベントは終了した。
 京都地本は、「引き続き各種イベントを活用し、地域社会・府民と自衛隊相互の信頼をより一層深めていきたい」としている。

学園祭で自衛隊が広報
<山形>
 山形地本鶴岡出張所(所長・島田1陸尉)は、8月24日・25日の両日、学校法人羽黒高等学校(校長・牧静雄氏)で開催された「羽黒高校学園祭」において広報展を実施した。
 この広報展は、同校からの依頼を受け実施したもので昨年に続き今年で2回目。
 会場は、各学年・各クラスが趣向を凝らしたブースが並び元気いっぱい来場者を出迎える傍ら、会場一角には建設車両や自衛隊車両(軽装甲機動車・小型トラック)が展示され、学園祭を盛り上げた。
 鶴岡出張所では、生徒たちが気軽に広報ブースに立ち寄れるようにと、同校出身のハイスクール・リクルータ(第20普通科連隊・剱持陸士長)を招聘しPR活動を展開、剱持士長は、積極的に後輩たちに声を掛け、広報ブースに来た生徒に自衛隊での仕事や隊内生活の様子を話したり、また、恩師の先生方に挨拶回りをするなど精力的に広報活動を実施していた。また、同校には自動車システム科があり校内に自動車教習所があることから、教習コースを使用し軽装甲機動車の体験搭乗を実施、生徒をはじめ保護者、親子連れなど多くの来場者が体験搭乗した。
 鶴岡出張所では、2日間の広報展を通じ、日頃余り自衛隊になじみのない庄内地域の高校生や地域の方々との触れ合いを通じて、自衛隊に親しみを感じて、更に自衛隊に興味を持ってもらい、募集広報に繋げていきたいとしている。

女性自衛官との意見交換会
<群馬>
 群馬地本沼田地域事務所(所長・若山晃2陸尉)は、8月16日、今年度自衛官候補生として入隊し現在は第12施設隊において教育訓練中の女性自衛官と今年度の第1回一般曹候補生合格者及び受験を希望中の女性対象者との意見交換会を実施した。
 今回は、群馬地本から平成29年度の自衛官候補生に合格して、現在は第12施設隊(=新町)に配属となり、同駐屯地において後期教育である職種の教育を受けている阿部2陸士が夏季休暇を利用して帰郷した際に対象者たちと懇談し意見交換を行ったものである。
 当日は、すでに一般曹候補生に合格している対象者を含めて4名(写真には全員が写っていません)及び保護者1名が参加した。対象者らは、「どのように勉強をしてきたのか」「特に勉強しておいた方がよいことは何か」などの受験に関する質問や「体力に自信がないが大丈夫ですか」「教育は厳しくはないのか」などの入隊後の教育隊等に関する質問にまで及び大変な盛り上がりを見せ、最後には同世代である阿部2陸士の大変丁寧な対応に感動し「来年は入隊できるように頑張ります」と元気よく約束し、それに対して阿部2陸士も「一緒に勤務できることを楽しみにしています」と誓い合っていた。
 沼田地域事務所は、今後もあらゆる機会を利用して現職自衛官に声掛けをして、できる限り連携しながら募集対象者を受験までしっかりと導いていくとともにさまざまな施策を実施して受験率の向上及び後輩自衛官の獲得に努めていきたいとしている。

体験搭乗で自衛隊広報
<広島>
 広島地本(本部長・伊藤拓也1海佐)は、7月28日、防府北基地において、第12飛行教育団(司令・浜博志1空佐)及び春日ヘリコプター空輸隊(隊長・加藤龍二2空佐)の支援を受け、募集対象者、学校関係者及びその家族に対し、航空自衛隊CH-47Jによる体験搭乗等を実施した。
 当日は夏空の下、素晴らしい空中散歩を楽しんでもらうことができた。
 募集対象者からは「パイロットになりたくなった」、「隊員の方の対応が素晴らしかった」、「多くの自衛官の話を聞くことができてとてもいい時間だった」、学校関係者からは「自衛隊は危ない仕事のイメージが強かったが、そうではなかった。今後は職業の選択肢として自衛隊のことを学生や保護者の方へしっかりと紹介することができる」などの声が聞かれ、この体験搭乗を通じて、自衛隊に対する理解と認識を深めるとともに、自衛官の魅力を実感してもらうことができた。
 広島地本は、「今後も体験搭乗をはじめ各種広報の機会を通じて、募集対象者、募集協力者に対し自衛隊への理解と認識を深めてもらえるよう取り組んでいく」としている。

いつもと違った夏休み
<滋賀>
 滋賀地本(本部長・大津勝利1陸佐)は、7月24日・25日、8月2日・3日の2回、陸上自衛隊大津駐屯地において実施された、募集対象者を対象としたサマーキャンプを支援した。本キャンプは駐屯地内において一連の生活体験を通して、参加者に自衛隊の職の魅力を直接肌で感じてもらい、将来の職業選択のひとつとして認識してもらうことを目的として新規に企画された。
 1日目は、教育大隊長の挨拶の後、被服交付を受け、迷彩服に初めて袖を通した参加者は、これから始まるキャンプに期待と不安が入り混じった表情であったが、基本教練では、教練を繰り返すごとにすっかり一人前の自衛官に見間違える程のレベルに到達した。
 また、野外炊飯では自分達で炊いたご飯を嬉しそうな様子でその味を味わっていた。
 2日目は、防弾チョッキなどの個人装備の試着、ドーラン、ほふく前進等を体験した。特にドーラン体験では、すっかり様子が変わった顔を互いに見合って笑みがこぼれていた。また、中部方面混成団長(國友昭1陸佐)の東日本震災に伴う災害派遣活動での実体験談を聴講し、命の尊さや自助の大切さ等について学びとった様子であった。最後に閉講式がおこなわれ2日間のサマーキャンプは無事終了した。
 2日間のキャンプを終えた参加者からは、「普段、体験できない隊内での生活体験を通して自衛隊を身近に感じることができた」「厳しいことばかりだと思っていた自衛隊のイメージが変わった」「団長の講話では家族の大切さ、命の尊さや自衛隊の活躍を学ぶことができて良かった」など率直な意見を聞くことができた。

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