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自衛隊ニュース   983号 (2018年7月15日発行)
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先任制度のあの頃と今
そして未来へ!
 6月30日、防衛省のある市ヶ谷で「第6回陸海空自衛隊准曹OBと現役の集い」が108名を集めて開催された。
 第1部は、陸上総隊最先任上級曹長齋藤准尉によるプレゼンから始まった。今年3月27日に新しく発足された「陸上総隊」や「陸上自衛隊改編」の状況を丁寧に説明。陸海空が集まっているこの場だからこその有意義なブリーフィングだった。その後は、「先任制度のあの頃と今。そして未来へ!」をテーマとし、OBと現職の22名がパネラーとなり討論会が行われた。討論会では、陸の最先任上級曹長・海の先任伍長・空の准曹士先任が出来たいきさつから、現在の部隊の状況及び任務の変化や拡大に伴う職務の変化等を報告。陸海空それぞれの想いや問題点を共有することができた。あっと言う間に時間が経ってしまい、討論しきれなかった部分を持ち懇親会へ。懇親会場では、討論会の続きをする人も多く大盛会だった。途中、隊員による生演奏も入り、和気あいあい。この会では、陸海空の垣根はない。
 「後輩に対して何か出来る事はないか」「統合で陸海空が共同で動く事も多くなるだろうから、陸海空の垣根がなくなればいいね」との想いで准曹OBが始めたこの会も、回数を重ねる毎に参加者も増え、陸海空お互いの理解も深まって来ている。最先任たちの重要課題のひとつである「後輩の育成」もOB現職が共にそして違う立ち位置から心を配っており、頼もしい限りだ。陸海空そしてOB現職の「絆」がますます強くなって来た事を思い知らされた集いであった。

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