防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   976号 (2018年4月1日発行)
-
1面 3-4面 5面 7面 8面 9面 10面 11面 12面

宮崎県から熊本県への生地を活用した山地機動訓練
 第24普通科連隊(連隊長・稲田裕一一陸佐=えびの)は、1月31日に宮崎県えびの市の、えびのループ橋展望橋から熊本県人吉市の大畑梅園に至る林道及び公道において山地機動訓練を実施した。
 この訓練は、西南戦争時に西郷隆盛率いる薩摩軍が進軍したと予測される加久藤峠を越え、人吉市まで行進し、先人の思いを辿るとともに、災害の際の加久藤トンネル通行不能時の機動経路の確認を行い、約22kmの山道を約7時間で踏破した。
 また行進時に、迫撃砲分隊に対し砲一式を人力でけん引させ、生地における迫誘導訓練を実施した。
 今後も、駐屯地周辺の恵まれた訓練環境を活かし、あらゆる事態に即動し、強靭に任務を遂行しうる部隊を目指して練成に励んでいく。

春を告げる風物詩 野焼き
 第43普通科連隊(連隊長・廣田耕士朗1佐=都城)は3月14日、都城訓練場の野焼きを実施した。本行事は、訓練場の環境の維持(害虫駆除)・向上を図り、訓練場の安定使用に寄与する目的で、毎年実施されているものであり、本行事に先立ち、訓練場に隣接する住宅や学校などには、事前に通知するとともに、広報車をもって訓練場周辺地域住民に周知徹底を図った。当日は、晴天のもと、第4科長(鷹野1尉)の「点火」の合図で本行事を開始した。本行事終了後は、一面に黒い絨毯が広がり、春を告げる風物詩の一つの行事が終了した。43連隊は、30年度に向け草木の成長とともに、飛躍をして行く。

平成29年度第4師団武道競技会 対馬警備隊「優勝」
 対馬警備隊(隊長・大倉正義1陸佐=対馬)は、平成30年2月22日、平成29年度第4師団武道競技会のBグループに出場し、総合優勝の栄冠を勝ち取った。
 この大会は、第4師団の隷下部隊を部隊の規模に応じてA・B・Cの3グループに区分し、銃剣道(選手11名)と拳法(選手5名)の2種目で競い合う大会であり、Bグループには警備隊の他に5チームが出場した。
 対馬警備隊は、それぞれの種目において順調に勝ち進んだものの、拳法の部の4回戦に強豪第4後方支援連隊と対戦し、代表戦まで縺れ込んだが惜敗し、拳法の部は4勝1負で準優勝となった。
 銃剣道は最終戦で宿敵第4施設大隊との試合となった。ここまで全勝で勝ち進んだ両チームはお互いが一歩も譲らぬ壮絶なものとなり、勝負の行方は大将戦に縺れ込んだが、対馬の大将・齋藤3陸尉が試合開始早々に上胴で1本をとった後、終了間際に再び得意の上胴を決め、銃剣道の部「優勝」と武道競技会Bグループ「総合優勝」を勝ち取り、見事に6連覇を達成した。
 優勝を決めた齋藤3陸尉は「銃剣道の優勝と総合優勝に貢献できて本当に良かった。これに終わらず7連覇を目指して警備隊の力となりたい」と語った。

福知山市、綾部市で入隊者への激励会を開催
自信と誇りを胸に立派な自衛官へ
 京都地本福知山地域事務所(所長・梅原和寿2陸尉)は、2月26日、福知山市(大橋一夫市長)及び綾部市(山崎善也市長)が主催する自衛隊入隊者激励会を支援した。
 両市激励会は、それぞれ福知山市役所横のハピネスふくちやま、綾部市役所まちづくりセンターで行われ、市長から国の防衛、国際平和維持活動、災害派遣等、幅広く活躍する自衛隊の意義について話があり「崇高な任務で国民の期待は非常に高い。健康に気を付けて心身を鍛えて頑張ってほしい」との激励の言葉が送られた。
 また、今春入隊する学生が「これから心新たに目標を持ち、多くの仲間と協力し合い日々の訓練・勉強に励み、立派な自衛官になれるよう努力します」と力強い決意の言葉を述べた。
 激励会には、自衛官募集相談員、家族会、学校関係者、保護者ら多数が出席し、盛大に実施された。
 京都地本は、「引き続き自治体、地域社会との連携を密にし、組織的募集を推進するとともに、国の防衛という崇高な志を持つ若者を全力で応援していく」としている。

NEXT →
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2018 Boueihome Shinbun Inc