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自衛隊ニュース   961号 (2017年8月15日発行)
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防衛省 自衛隊 地方協力本部だより


各地で演奏会を支援 自衛隊をもっと身近に
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海自舞鶴音楽隊 県内2会場で公演
<秋田>
 6月17、18日の2日間にかけて海自舞鶴音楽隊(隊長高野賢一1海尉)によるコンサートが県内2会場で開催され、秋田地本(本部長・今福博文1空佐)はこれに協力、来場者に対し自衛隊をPRした。同コンサートは海自舞鶴地方隊創立65周年記念事業の一環として行われたものである。
 17日は羽後町文化交流施設「美里音」、18日は男鹿市民文化会館でそれぞれ公演が行われ、同音楽隊が昨年創立40周年記念を迎えた際に作曲された「海とみどりのマーチ(作曲‥新垣隆)」及び「星合いの空〜天つ少女のためのエレジー(作曲‥井澗昌樹)」の2曲のほか、話題の映画や人気アニメの使用曲を盛り込んだラインアップで、高度な演奏技術はさることながら華麗なソロ演奏や隊員ヴォーカリストの美声も相俟って観客を感動の渦に巻き込み、両公演とも盛会裏のうちに幕を閉じた。また、地本と大監募集支援班が会場内に設けた広報ブースでは、募集適齢者等に対しアンケートを実施したほか、自衛隊の概要や制度について質問があった際には広報官が丁寧に対応した。
 秋田地本では今後も各地域での音楽隊コンサートの場を活用して、自衛隊の多岐に渡る活動について理解を広めるとともに、募集適齢者に対し自衛隊の魅力を発信していく。
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陸海音楽隊による共演 第31回高知定期演奏会
<高知>
 高知地方協力本部(本部長・南浩1陸佐)は6月22日、高知県防衛協力4団体が主催する第31回高知定期演奏会を支援した。今年は、陸上自衛隊第14音楽隊(副隊長・大志田真澄3陸尉)及び海上自衛隊呉音楽隊(隊長・野澤健二1海尉)による共演となり、高知県民文化ホールには約1180名の来場者が訪れ、県民の関心の高さをうかがわせた。
 第1部では、第14音楽隊による行進曲メドレー「マーチinマーチ」で幕を開け、今年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲で明るく遊び心を感じさせる曲調の「スケルツァンド」などが披露された。第2部では、呉音楽隊が元気溢れるドラマ主題歌「恋」を隊員によるダンスと共に披露するなど、見て楽しめる演奏で来場者を魅了した。第3部では、両音楽隊による総勢54名の迫力ある合同演奏となり、フィナーレ曲の「宝島」では、来場者もリズムに乗って手拍子し、盛り上がりは最高潮に達した。アンコールでは、「愛燦燦」を第14音楽隊の歌姫の透き通った美声と共に披露し、続く「軍艦行進曲」で華々しく締めくくった。演奏後も拍手が鳴り止まない大盛況で幕を下ろした。
 高知地本では今後もこのようなイベントを通じて市民と自衛隊の架け橋となれるよう努力していきたい。

就職援護協力企業の上級管理職7名に部隊研修を実施
<熊本>

 自衛隊熊本地方協力本部(本部長・勝井省二1陸佐)は、7月12日・13日に、平成29年度第1回上級管理職部隊研修を、陸上自衛隊大村駐屯地及び海上自衛隊佐世保地方総監部において、防衛基盤、就職援護基盤の拡充を目的として、就職援護協力企業から7名を招へいし、部隊研修を実施した。
 本研修は、熊本県を代表する企業の取締役専務等上級管理職が参加され、1泊2日の日程で行った。
 研修内容については、1日目、陸上自衛隊大村駐屯地の第16普通科連隊長の防衛講話をはじめ、新隊員の後期教育等、史料館、大村射場等を研修した。特に連隊長の防衛講話の中で、九州北部豪雨災害における現在の災害派遣活動について説明を受け、研修参加者からは、「災害現場まで悪路の中、片道2時間かけて徒歩で向かい、そこから災害派遣活動を行う等、メディアで流れない災害現場の苦労を知ることが出来て良かった」と講話を真剣に聞き入っていた。
 2日目は、海上自衛隊佐世保地方総監部において幕僚長表敬後、護衛艦「あけぼの」において概況説明の後、艦内の装備品や居室等を見学した。また、研修日が木曜日にも関わらず、金曜日と献立変更を行い、カレーを艦内において喫食後、護衛艦「あけぼの」を後にし、2日間全ての研修を終了した。
 参加者は、「自衛隊のさまざまな任務や活動について理解でき、有意義な研修だった」と感想を述べていた。
 熊本地本では、今後もこのような機会を捉え、防衛基盤、就職援護基盤の拡充を図るため県内雇用企業等に広く発信していきたい。


募集ポスター優秀作品表彰式
<群馬>
 群馬地方協力本部(本部長・杉山浩防衛事務官)は、7月14日、群馬県前橋市に所在する、学校法人有坂中央学園中央工科デザイン専門学校に対し感謝状を贈呈した。
 群馬地本が企画する「自衛官募集ポスター公募」に際し、理解をいただいた同校から、多くの作品出展に尽力いただき、自衛隊の募集広報に絶大な貢献をしたとして行ったもので、あわせて優秀作品に選ばれた4人の学生を表彰した。
 表彰後、本部長は「皆さんの若い感性に溢れた作品に目を引き寄せられた多くの方々が、自衛隊への関心を抱くきっかけになる」として、作品制作に協力した学生、また地本に対応していた学校関係者に感謝の気持ちを表した。
 今後優秀作品に選ばれた4作品は、群馬県内全域に掲示される。群馬地本では、募集最盛期に向けて自衛官募集広報に大きな力になるものと期待している。

「やれることは何でもするぞ」ポケットテイッシュ1000個配布
<大分>

 自衛隊大分地方協力本部(本部長・久田茂将1陸佐)は、7月19日午前6時30分〜午前7時30分、翌20日午前7時30分〜午前8時30分の2回に分けて、JR大分駅前セントポルタ中央町において、通学通勤途中の歩行者に対し『自衛官大募集』と記したポケットティッシュ1000個を配布して、自衛官募集をアピールした。
 学校へ足しげく通う高校生らは、『見慣れない制服』を着た大分地本部員らの姿にやや驚きの表情を見せながらも、受け取ったティッシュペーパーを興味津々と眺めながら学校へと歩いて行った。
 また、通勤中の方から、「(九州北部豪雨に対する)災害派遣ありがとう」「自衛隊さん頑張って」等の言葉を頂き、部員の士気は大いに高まった。引き続き、「やれることは何でもするぞ!」の意識で、県内各地において、積極的広報を実施し、募集目標達成を目指し、精一杯の努力をする所存である。


護衛艦「こんごう」来航 広報ブースを開設
<函館>

 自衛隊函館地方協力本部(本部長・大石徹郎1空佐)は、7月9日〜10日、函館港町埠頭において、海上自衛隊函館基地隊が実施する第1護衛隊群第5護衛隊所属の護衛艦「こんごう」の一般公開に合わせ、特別公開及び広報ブースを開設し、来場者約3000名に対しての広報活動を実施した。
 9日は、9時から一般公開が始まり、天気も良いことから多くの来場者で会場は盛り上がった。
 11時からは、募集対象者を主とした特別公開が始まり、営内や食堂、操縦室の見学、体験喫食等を行い、「船の中が広い」、「カレーがおいしい」、「こんごうの迫力がすごい」等の嬉しい感想が聞かれた。
 引き続き午後からもたくさんの来場者で賑わい、大盛況のうちに終了することができた。
 10日の一般公開は、平日にも関わらず、子供から高齢者まで幅広い年齢層の来場者で会場は盛り上がりをみせた。
 函館地本は今後も来港する海上自衛隊艦艇等と積極的に連携し、市民に自衛隊への関心や親近感を持ってもらい、募集・援護基盤の拡充に努めていく所存である。

 部隊長名は実施当時のものです


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