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自衛隊ニュース   952号 (2017年4月1日発行)
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「キッズパオ防衛省 市ヶ谷保育園」開所式
許可保育所として開所
真駒内・三宿・熊本も認可制へ移行
 3月23日、防衛省厚生棟内にある「キッズパオ防衛省市ヶ谷保育園」で、4月の事業開始に先立ち開所式が行われた。
 当保育園は、庁内託児所としては7番目となり、認可保育所としての開設となる。そのため、防衛省職員だけではなく、近隣一般の子供も預かることが他の施設とは大きく異なる。定員30名のうち、7名が一般の子供で、地域の待機児童軽減にも寄与している。運営は、防衛省共済組合と、四国や関東を中心に保育園や事業所内保育所等を運営する(株)マミーズファミリー(代表・増田かおり)とが委託契約を結び、共に協力して行う。
 開所式で鈴木良之人事教育局長(三原祐和人事教育局厚生課長代読)は、託児所の整備が、政府の政策である女性活躍の推進等に寄与するとし、「勤務体制が不規則になりがちな自衛隊員に、適切な育児の場を提供することが、有為な人材の活用にも繋がるものだと確信をしております」と期待を述べた。
 増田社長は「個人の気持ちと発達を考慮しながら、基本的生活習慣の確立を目標とし、遊び込める環境づくりと、成長を助ける大人の関わりを追及していきます」と述べ、保育方針や保育目標を示した。
 保育時間は、通常の認可事業とは別に、自主事業(防衛省職員に限る)として、朝は7時〜7時30分、夜は19時30分〜22時、夜間は22時〜翌日7時30分の間も子供を預かる。緊急登庁時等の緊急保育は、都度共済組合と運営会社が調整して子供を預かる。
 4月3日から実際に、19名の子供(0歳‥5名、1歳‥9名、2歳‥4名、3歳以上‥1名)を預かり保育を開始する。隣に園庭も設置される予定で、多忙を極める市ヶ谷地区職員たちにとっては、子供たちの元気な姿が一時の癒しをもたらすかもしれない。
 また、陸上自衛隊真駒内駐屯地、三宿駐屯地及び熊本駐屯地においても、認可外保育所から認可保育所へ移行する。

第2回白山眺望大賞で
航空警務隊足立3空佐が絵画の部において金賞を受賞
 「第2回白山眺望大賞」で航空自衛隊航空警務隊の足立卓也3空佐が「白山眺望大賞(金賞)」を見事受賞、2月12日石川県白山市松任学習センターで行われた表彰式に出席した。
 のり付きシートに着色した砂を付着させて描く「砂絵」という技法を用いた作品で受賞した足立3空佐は、道端で個人販売していた物を見て独学で砂絵を始めたという。白山登山訓練用の資料収集で訪れた市役所で、募集チラシを見たのが応募のきっかけだった。
 「画面構成、色面構成がスバラシイ作品です。吊り橋を渡り「いざ頂へ」と云う作者の思いが強く伝わり近山の向うの白山が鑑賞する人の心に写される」という講評を得た足立3空佐は、「小松基地からも見える白山をテーマに地域主催の選考会において大賞を頂けたことを光栄に感じます。今後も航空自衛隊の隊員が地域の活動に積極的に参加して、地域住民との交流を活発化していくことを願います」と受賞の喜びを語った。
 「白山眺望大賞」は、石川県と岐阜県にまたがり、日本三大霊山と言われる白山の眺望を題材にした写真、絵画のコンテスト。地元5市1町からなる「オール加賀会議」の主催により、開山1,300年を記念して昨年から開催されている。

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