防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年8月1日号
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陸中音の慰問演奏支援
宮城地本
音楽の力で一つの"WAに"に

 宮城地本(本部長・吉見隆1陸佐)は6月11日、宮城県岩沼市で行われた陸自中央音楽隊による慰問演奏会を支援した。
 今回の演奏会は、同市にある県立名取高校の吹奏楽部との合同演奏会でもあり、市民の方々の関心も高く会場は超満員となった。楽しい曲を中心とした高校生の演奏で始まり、後半は音楽隊の演奏で会場が一つの輪になって盛り上がった。アンコールでは、高校生と音楽隊の合同演奏で人気グループ「V6」の"WAになっておどろう"の曲に合わせ高校生が手拍子を交えて合唱すると、会場のボルテージは最高潮に達した。
 また、演奏終了後は、隊員が生徒に演奏指導をおこない、和やかな雰囲気のなかにも生徒たちは真剣な様子で習っていた。
 来場者の一人は、「自衛隊音楽まつりのチケットがなかなかとれなくてね…。今回、岩沼市に来るということで楽しみにして来ました。こんなに近くで聴けて感無量です」と話し、宮城地本では、「陸自中央音楽隊の人気の高さと『元気・勇気・やる気』を与える音楽の力を再認識することができた。今後とも宮城地本は、さまざまなイベント支援の場を好機と捉え、市民との触れ合いの場を大切にして心に届く活動となるようベストを尽くしていきたい」としている。


自衛隊展でPR
山梨地本

 山梨地本(本部長・池原伸浩1陸佐)は6月18、19の両日、甲斐市内にある大型ショッピングセンターで「み隊・聞き隊2011ラザウォークde自衛隊展」と銘打ち、自衛隊広報展を開催した。
 この自衛隊展では、東日本大震災における広報パネル、防護服の展示、護衛艦・戦闘機など装備品の精巧な模型、南極の氷の展示、キーホルダー作製、ミニ制服の試着、グッズが当たる大抽選会など各種イベントを実施。18日には普通科教導連隊による装輪装甲車や軽装甲機動車の展示もあった。
 開催日前からイベントの宣伝を行い、開催期間中も会場の館内放送で周知するなど、その効果もあって来場者は延べ5000人近くを数えた。多くの家族連れなどで賑わい、装備品を背に記念撮影したりキーホルダーを夢中で作製するなど親子の和やかな姿や氷に触れて感動する子供たちの姿が見られた。
 山梨地本では「今回のイベントを通じ、広く一般市民に対して自衛隊への親近感を醸成できた。今後もこのような機会を通じて自衛隊の活動や魅力を積極的にPRしていきたい」と話している。


イージス艦一般公開を実施
島根地本
県内外から4400人集まり大盛況

 島根地本(本部長・森茂敏1陸佐)は6月11、12の両日、浜田港福井埠頭で海自第3護衛隊の支援を受け、イージス艦「あたご」による一般公開を実施した。浜田防衛協会が主催する入港歓迎行事では、多くの来賓から歓迎の言葉が述べられ、一般公開が華々しくスタートした。
 一般公開では手旗、ラッパの吹奏展示、結索教室、隊員へのメッセージ等を書く落書きコーナー、乾パンの試食、災害派遣の写真展示など趣向を凝らした催しに、来場者は大いに楽しんでいた。また、「あたご」の艦番号である177番目の来場者に、艦長から「あたご賞」が授与され、広島県から来た小学生の男の子が受賞した。
 浜田港でのイージス艦の入港は初めてで、また同港での一般公開がイージス艦「あたご」にとって初めての大々的なものということもあり、浜田市民にとっても、艦にとっても思い出深い記念のイベントとなった。開催期間中はあいにくの雨模様だったが、県内外から4429人が来場し、大盛況した。
 島根地本では、「海自部隊が県内に所在しないことから、訪れた市民へ海自に対する認識を深めるとともに自衛隊の活動に対する理解をより一層深める好機となった」と話している。


防衛セミナー開催
教師らに更なる理解求める
札幌地本

 札幌地本恵庭地域事務所(所長・若山力也3陸佐)は6月16日、陸自南恵庭駐屯地第73戦車連隊(連隊長・藤原修1陸佐)の協力を得て、北海道内の学校教諭3人に対する「防衛セミナー」を実施した。
 この日は汗ばむ初夏の晴天の下、第73戦車連隊に自衛官候補生第1期生として教育入隊中の同校卒業生に出迎えられた一行は、精悍な顔立ちとなった彼らに驚きの声をあげていた。挨拶の後、卒業生3名を集めて特別に編成された班で戦闘訓練を実施、大きな声で最後まで訓練をやり通す逞しくなった姿を、驚嘆のまなざしで見つめていた。
 その後、教育隊長及川1尉(第73戦車連隊3中隊長)を表敬、教育の概要等の説明を受けた。教諭等は「どうしたら短期間で逞しく育つのか」「射撃等の技術には性格的なものも関係するのか」など、同じ教育者としての視点から多くの質問をしていた。
 表敬後は卒業生との会食が行われ、「後期教育は決まったのか」「希望の職種に行けるのか」などの質問に対し卒業生はそれぞれに今後の事などについて答えつつ、後輩の進路状況などを質問していた。
 参加者はセミナーを通じ、卒業生との対面を始め、訓練の見学や教育の概要説明など有意義な時間を過ごし満足した様子だった。
 札幌地本では、「今後も部隊と連携し、多くの教諭に対し研修を実施して自衛隊の職業としての魅力をPRしていく」としている。


中京大で本部長講話
愛知地本

 愛知地本部長・小林秀人1陸佐は6月17日、私立中京大学で東日本大震災における自衛隊の災害派遣活動に関する部外講和を佐道明宏教授の授業の1コマとして実施し、約200人の学生が聴講した。
 小林本部長ははじめに東日本大震災の概要に触れた後、災害派遣で初めて編成された統合任務部隊や自衛隊が行った行方不明者の捜索、瓦礫の除去、医療、給食、入浴、防疫、給水、慰問演奏などについてスライドを用いて分かりやすく説明した。続いて実際に災害派遣活動に従事した隊員の体験談として、4月上旬に愛知地本勤務となった広報室長の小柳浩史3海佐が異動直前まで乗艦していた海自訓練支援艦「くろべ」の災派活動について説明した。
 学生たちは、隊員が撮影した被災地の写真やテレビなどであまり紹介されない海上自衛隊の活動に大変興味を示すとともに、「余震や津波という危険な状況下で、被災者のために一生懸命頑張る自衛官に大変感謝したい。自分たちも節電など身近なところでできることをしなければいけないと思った」などの感想が聞かれた。


P—3C体験搭乗
空の散歩を楽しむ
函館地本

 函館地本(本部長・小林磨1海佐)は6月19日、海自第2航空群第2航空隊(=八戸航空基地)の支援を受け、函館空港でP—3Cの体験搭乗を実施した。
 前日は、あいにくの濃霧により中止となったものの、当日は天気に恵まれてのフライト日和となった。函館地本では体験搭乗に集まった参加者へ安全教育までの時間を利用し、東日本大震災における災害派遣活動を写真で紹介した。
 安全教育では搭乗にあたっての注意事項やP—3Cの概要説明が行われ、フライトまでの待ち時間の間に「航空学生の時、一番きつかったことは?」「受験倍率はどれくらい?」「適性でヘリと飛行機に分けられる基準は?」など参加者から次々に質問が飛んだ。
 また、フライトを終えてカメラ片手に戻る参加者からは「コクピットを間近に見られて感動した」「上空から自分の住んでいる所が見えた」「F—2を操縦するパイロットになりたい」などの声が聞かれ、約20分間の空の散歩を堪能した様子を見せた。


志願者獲得目指し募集説明会を実施
茨城地本

 茨城地本(本部長・大池孝志1陸佐)は5月30日、陸自霞ヶ浦駐屯地で高校教諭との連絡会議を実施した。毎年、募集最盛期を前に各高校の進路指導教諭を対象として、在校生の自衛官受験者の獲得を狙いとした各種募集説明会を開いており、今回は県内の高校55校から56人の教諭が参加した。
 連絡会議は、大池本部長の挨拶に続き、募集課長・吉岡2陸佐の東日本大震災における災害派遣活動の体験談、募集業務の概要について説明が行われた。駐屯地隊員食堂での体験喫食をはさみ、午後は展示装備品の紹介、広報センターの見学などを行った。
 茨城地本では「一人でも多くの優秀な志願者を募るため、学校との連携をさらに強化していきたい」としている。


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