防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年7月15日号
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地引き網で親睦深める
滝ヶ原
富士日米友好協会主催
米海兵隊、自衛隊員、市民ら200人参加
 滝ヶ原駐屯地は6月4日、沼津市の原海岸で行われた富士日米友好協会(中野新一会長)主催の地引網を通じた日米隊員及び市民との交流会に、駐屯地隊員及び家族37人が参加した。
 この日は天候にも恵まれ、地元選出の国会議員をはじめ、米海兵隊関係者、富士地区の自衛隊員、友好協会会員等合わせて約200人が海岸に集まり、午前6時、網元の合図で全員が力を合わせ元気よく網を引き上げた。
 引き上げられた網の中にはカワハギやホウボウなど、駿河湾で獲れる大小様々な魚が入っており、参加者一同大はしゃぎで漁果を確認していた。
 網引きは合計3回実施され、浜辺に設けられたバーベキュー会場では、獲れ立ての海の幸に加え、牛・豚・鹿・猪など沢山の焼肉や、女性会員によって焼きそば・フランクフルト及びおにぎりなどが振舞われた。
 会は終始和やかな雰囲気で進み、日米隊員双方ともカタコトの言葉ながらも参加者全員が交流を図り、相互に親睦を深めて楽しい時間を過ごした。
 なお、バーベキューの後は日米両隊員が砂浜に横隊に展開して塵拾いを行い、原海岸の美化にも力を合わせて取り組んでいた。

秋山小隊長がFM三重放送に生出演

 33普連は6月14日、レディオキューブFM三重夕方ワイド番組「EVENING COASTER」に第3中隊小隊長の秋山3尉が生出演した。
 東日本大震災から、約3カ月。被災地では、未だ多くの方々が不自由な生活を強いられている一方で、復旧・復興の兆しが見え始めているところもある。
 この震災では官民問わず、三重県からもたくさんの救援チームが被災地へ救護活動に入ったが、その中で、史上最大規模の災害派遣となった自衛隊の存在、救援活動、メンタル面、被災者との交流等について改めて聴取者に伝えようとの狙いでラジオ依頼がきたものである。
 生出演は、18時半頃から、約10分間、番組は東日本大震災災害派遣「被災地で活動を行った自衛隊の活動について」で、秋山小隊長は本番前の番組司会者との最終打ち合わせで、「緊張せずに、普段通りで行きましょう」とアドバイスを受けたが、緊張がほぐれないまま番組は始まった。
 放送が始まると、若い小隊長らしく番組司会者の質問に応じ、寒風吹きすさぶ中、腰まで泥水に浸かりながらの行方不明者の捜索、初めてご遺体の収容を体験する小隊員のメンタルヘルスなどについて語った。
 番組の最後に被災地での自衛隊員に対する激励や三重県民からの多くの激励メールが、困難な災害活動をやりきる力になったと熱く語り番組を締めくくった。
 生放送が終了すると、緊張もほぐれ、やっといつもの小隊長の姿に戻り、「とても良い経験をさせてもらうことが出来ました。この経験を活かし、また明日から小隊長として頑張っていきます」と熱く語っていた。


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