防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年1月15日号
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防災訓練で活動展示
岡山地本
災派の重要性を広くアピール
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 岡山地本(本部長・吉永幸男1陸佐)は11月14日、今年7月に岡山県総社市に完成した防災公園(常盤公園)で行われた総社市防災訓練を支援した。この訓練には26団体260名が参加した。
 訓練は、市内で震度5の地震が発生し、家屋の倒壊や多数の負傷者が発生したとの想定で、土砂に埋もれた車両や倒壊家屋からの救出、炊き出し、応急救護処置等15項目の訓練を行った。特に当該地区を担当する日本原駐屯地から参加した第13特科隊が倒壊家屋から負傷者を救出する場面では、見学に来ていた男性が「隊員のきびきびした動きと手際のよさを見て、災害時はとても心強い」と話していた。
 また、岡山地本高梁地域事務所は展示コーナーを開設し、昨年8月に美作市で発生した集中豪雨災害時における自衛隊の施設除染、給水支援活動等の各種パネルを展示し、住民に対し災害派遣活動状況を説明するなどして自衛隊への理解を求めた。
 岡山地本は、「今後も市町村が主催する防災訓練に積極的に参加し、一般住民に対して自衛隊が実施する災害派遣活動の重要性を説明し、より一層自衛隊への理解を求め岡山県内における防衛基盤の育成に寄与していきたい」としている。


千葉地本でも災派活動を広報
赤十字等と救助訓練
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 千葉地本(本部長・伊藤元万1海佐)成田地域事務所は11月20、21の両日、千葉科学大学学園祭において第1空挺団の支援を得て自衛隊の災害における活動を広報した。
 千葉科学大学は、千葉県東部の銚子市に所在し、全国でも珍しい危機管理学部が開設されている。銚子市は約40年前の台風災害で犠牲者が出ていることから防災意識が高く、会場である大学のキャンパスでは地域住民を含む約2200名が来場した。
 第1空挺団の救護車・炊事車に、銚子市消防局特殊工作車及び赤十字奉仕団体の合同による救助活動訓練を展示した。この防災活動展示には大学生も学生活動隊として参加し、災害現場での救護活動や治療の対処要領を訓練した。
 来場者からは、「たくさんの救助器材に驚いた。日頃から地域防災への取り組みが大切だと思った」との声が聞かれたほか、学生からは「多くの団体から支援を受けて企画・展示し、日頃の勉強の成果を発揮できた」とのコメントが寄せられた。
 千葉地本では「今後もこのような学校行事等の機会を活用して地域住民や学生に対し、防災への意識を高めてもらえるようPRしていきたい」と話している。


大学の研究会で募集広報
山口地本
高まる自衛隊への関心
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 山口地本下関出張所(所長・奥弘毅3陸佐)は11月15日、下関市立大学が3年生を対象に実施した「企業研究会IN下関市立大学2010」に参加し自衛隊の広報を実施した。
 この研究会は学生が各企業の状況を知るため例年3月に開催されてきたが、昨今の就職難から開催時期を早めて行われ、今回は企業等約20社のほか自衛隊、警察が参加した。自衛隊ブースには例年の2倍の約20名の学生が訪れ、カレッジリクルーターとして海自第2潜水隊群司令部で勤務する岡村雅文1海尉から、幹部自衛官として勤務することの魅力や多忙な任務や責任の重さについて説明を行い、学生は熱心に耳を傾けた。
 同大学の自衛隊受験者は、昨年度延べ14名、今年度については32名と増加傾向にあり学生の関心と理解が高まってきている。
 山口地本では、今後ともあらゆる機会を通じて県内各大学等に対して来年度に繋がる募集広報を行っていきたいとしている。


将来の技術者に防衛講話
本部長が体験談交え学生に講義
青森地本
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 青森地本部長の竹本三保1海佐が11月24日、八戸工業高等専門学校で「企業技術者等活用プログラム・田面木塾」の授業の一講義として防衛講話を実施した。
 同塾は産官学協同教育の一環として、行政、文化など多様な分野で「その道のプロ」となった地域の各界のリーダー等を迎え、培われた知識、技術、経験を後進の若い学生や企業技術者に伝え、人材育成を図ることを目的として年間約15講義が行われている。今回は防衛・安全保障等に関連する講師として青森地本部長が要請を受け、「日本を取り巻く安全保障環境と自衛隊の取組み」と題する講義を実施した。当日は同校4、5年生や一般市民ら約50名が聴講した。
 講義では「防衛省・自衛隊の組織」「日本を取り巻く脅威と警戒監視の重要性」「防衛力の役割」「自衛官制度」「国際平和協力活動の役割と意義」についてスライドやDVDを使って説明した。竹本本部長は、最後に自分の経験を踏まえ将来ある学生に向け「自分の夢を叶えるためには数多くの試練がある。しかし努力は必ず報われると信じて、何事にもプラス思考で挑戦してほしい」と激励し、約1時間30分にわたる講義を終えた。
 講義に参加した学生は「自衛隊に対する認識を深める良い機会。人生の教訓となるような体験談など、とても興味深い講義内容だった」と感想を述べた。
 青森地本では、「今後とも学校等で講演する機会を増やし、自衛隊の制度や活動について普及し理解の向上を図り、優秀な人材の確保に尽力する」としている。


高工校受験勉強会で熱血教官が猛烈指導
長野地本
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 長野地本(本部長・高橋行雄1陸佐)は高等工科学校受験予定者に対する受験勉強支援を開始した。この勉強会は、一人でも多くの合格者を出したいと願って、長野地本の各出張所等の一室を教場として毎年行っている企画だ。
 今年度も熱意に溢れる受験予定者が、放課後や休校日に各出張所等を訪れ、練習問題に臨みながら不得手教科の克服に努めている。この時期、各出張所等の所長や広報官は、業務の合間に広報官各人の得意教科を担当して教育を行う。本部に隣接する長野地域事務所では、数学と英語の担当教官として高橋本部長が教壇に立ち、自らも参考書を片手に昔学んだことを思い出しながら、丁寧な教育を行った。その日の勉強会を終えた長野市内の中学生は、「希望が叶うよう頑張りたい」と感想を述べた。
 長野地本は、勉強会は受験生の要望がある限り試験前日まで行うとしている。


防災体験学習の優秀作文を表彰
和歌山地本
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 和歌山地本(本部長・三上繁1陸佐)は和歌山県高校生防災スクール(8月19日実施)で近畿中部防衛局が参加者に対し募集した作文の表彰式に参加した。11月29日に紀北地区、11月30日に紀南地区でそれぞれ行われた。
 和歌山地本は、和歌山県の教育委員会から高校生防災スクールの支援要請を受け、陸自第37普通科連隊、第304水際障害中隊及び空自第5警戒隊に依頼し、東南海・南海地震など起こりうる災害に対しての防災意識の高揚を図った。
 表彰式では、各地区優秀作品の5名が、1名ずつ近畿中部防衛局長から表彰状と記念品を受けとった。
 紀南地区では、中学生が防災スクールに参加し、この表彰式にも優秀作品に選ばれた。表彰された学生は、「和歌山県内では、東南海・南海地震が起こることを前提に様々な訓練が行われています。今回、防災スクールで学んだことを、万が一災害発生した時に少しでもみなさんの役に立てるよう、これからも学習していきたい」と話した。
 和歌山地本は、「今後も県教育委員会の要請に応じ、和歌山県内の小・中・高に幅広く防災意識の高揚を図っていきたい」としている。


自衛隊活動をPR
宮城地本
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 宮城地本(本部長・熊本義宏1陸佐)は11月23日、仙台市青葉区中央市民センターが主催する「情報屋台村」に参加し広報活動を行った。
 このイベントは、地域活動や社会貢献活動に興味のある若者と、仙台で活動するサークルやNPO法人等の諸団体との出会いの場を提供することを目的に開催され、音楽団体やボランティア団体、高校の部活動など18団体が参加した。
 宮城地本では、自衛隊の活動を知ってもらうために、災害派遣・地域行事における支援の様子や自衛官募集業務における自治体や協力団体等との関係をパネル展示した。ブースを訪れた市民からは、「自衛隊も色々なことをしているんですね」「普段、自衛隊の人と話す機会がないので、色々な話が聞けてよかった」などの感想が寄せられた。


統括支部長表彰を実施
東方
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 防衛省共済組合東部方面統括支部は12月15日、東部方面総監部で「平成22年度統括支部長表彰式」を実施した。この表彰は、組合員の福利厚生に関する事業の推進に功績があった支部に対して表彰するもので、本年度は小平・相馬原・駒門・高田の4コ支部が受賞し、統括支部長の関口泰一東方総監から表彰状と副賞が授与された。
 小平支部(伊藤善寛支部長)は平成11年度以来11年ぶりの5回目、駒門支部(和知喜久雄支部長)は平成15年度以来7年ぶりの4回目、相馬原支部(氏原隆彦支部長)及び高田支部(後藤信彦支部長)は初の受賞となった。
 関口統括支部長は、受賞支部の功績を讃えるとともに、引き続き組合員に対するサービス向上に精励するよう訓示した。


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