防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2011年1月1日号
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海上自衛隊東京音楽隊
米海軍第7艦隊音楽隊
Holiday Concert
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 海自東京音楽隊(隊長・河邊一彦2海佐)が主催する「ホリデーコンサート」(東京地本支援)が12月17日、すみだトリフォニーホールで開催された。この演奏会は日米安全保障条約改定50周年を記念して、米海軍第7艦隊音楽隊を招いて開かれたスペシャルイベント。バレエ音楽「くるみ割り人形」や「クリスマス・フェスティバル」など全12曲が演奏され、1430人の来場者を魅了した。

視覚障害者福祉協会から感謝状
新田原管制隊
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 新田原管制隊(隊長・湯淺幹生3空佐)は、約9年前から視覚障害者のために社会参加の場を多く提供したとして、宮崎県視覚障害者福祉協会(馬渡幸三郎会長)から、10月22日に感謝状が贈られた。
「支援に深く感謝」
 新田原基地内で開催された贈呈式には、管制隊員約30人が出席し、同協会・小島義久副会長から湯淺隊長に感謝状が手渡された。また、小島副会長から「視覚障害者への貴重な体験を提供され、社会生活に参加する手伝いをしていただきました。深く感謝するとともに、これからも皆様の支援をお願いします」とお礼の言葉があった。
強い地元との絆
 新田原管制隊は、これまで同福祉協会の主催する2人乗り自転車の体験やボーリング、地引網などのボランティアイベントに参加し、視覚障害者との交流を図ってきた。この交流により、管制隊員にとっても障害者等の生活を理解するいい体験となっており、同隊では、「基地をさらに理解してもらい、地元とのつながりを深めるためにもこの活動を継続していきたい」としている。

雪月花
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 青空は広がっているものの鋭利な空気の流れる明治神宮、この杜の一角にある至誠館は弓道の聖地ともいわれている。全自衛隊弓道大会は今年もここで開催された、他の会場とは違う緊張感が伝わってくる。野球の始球式にあたる矢渡しの時には会場は射る人と見る人が一つになる。射る人の入場から退場の間の威厳と作法に息がつまり静寂と緊張が流れる。この空気が好きで20年ほど続けて見せてもらっている。かつて矢渡しをした先輩に心境を聞いたことがあるが、そのときは他のものはいっさい眼に入らない、声も音も聞こえない、ただ集中だけだと言われた。弓道連盟の会報誌「弓道」の吉本清信八段によれば、的中は矢数稽古により体配と息合いがとれれば向上する、中てること自体はそう難しいことではない。正しい的中は正しい縦横の十文字から狙ったとおりに矢がとんでいく事だという。結果だけではないということだ。さらに弓道は、動かぬ的を相手にするため自己責任によるところが大きい。「射は仁の道なり発して中らざるときは、すなわち己に勝つ者を怨まず、反ってこれを己にもとめるのみ」と古典の一節に「礼記射義」としてあることも教わった。相手のことばかりを声高にせめる風潮の国、原典はこの国からのものだ。自分を含めて個人でも今は同じ風潮である。新年も反省から始まりそうだ。

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