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自衛隊ニュース   2009年1月1日号
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輸空隊司令とTV会談
浜田大臣 「誇らしく思う」
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スクリーンに映る北村1佐を労う浜田大臣ら
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 12月12日、空自イラク復興支援派遣輸送航空隊の任務終結に伴い、浜田靖一大臣と第16期イラク輸空隊司令・北村靖二1佐とのTV電話会談が行われた。
 会談の中で浜田大臣は「16期にわたって派遣されてきた全ての部隊が、この5年間の間に厳しい勤務環境の中で一人の犠牲者も出さずに、また一件の大きな事故も無く、パーフェクトに任務を成し遂げたことに対して、防衛大臣としてまことに誇らしく思います」と述べるとともに労いの言葉をかけた。この日、クウェートのアリ アル・サレム基地からイラクのアリ空港までの最後の空輸任務を終えた北村1佐は、「最後の最後まで気を抜くことなく引き続きしっかりと勤務してまいります」と改めて気を引き締めた。
 政府は11月28日、イラクでの航空自衛隊による輸送支援任務を年内に終了させることを決定、これを受けて浜田大臣が空自による輸送活動の終結とイラク復興支援派遣撤収業務隊の編成の命令を発出した。輸空隊が平成16年1月に派遣されて以来、5年近くにわたって行われてきた空輸は合計821回を数え、輸送人員約4万6500人、輸送物資は約673トンにのぼった。


5音演奏会を実施
《5旅団》
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 第5旅団(旅団長・市田信行陸将補)は12月14日、帯広市民文化ホールにおいて第5音楽隊による「第25回ファミリーコンサート」を開催し、約1500人の観客が訪れた。
 今回のファミリーコンサートは、「市民と共に」をテーマに北海道帯広南商業高等学校吹奏楽部をゲストに迎え、躍動感・若々しさを演出したバラエティーに富んだ演奏を繰り広げた。
 第1部はオリンピック開催の年にちなんで、金管楽器の輝かしいファンファーレから始まる「オリンピカ」で開幕した。クリスマスソングに続き、第1部の目玉であるミュージカル「アニー」セレクションで聴衆を魅了した。第2部は、南商業高等学校吹奏楽部を共演者に迎え、「YOUNGMAN〜YMCA」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」「アメリカの騎士より」などを演奏した。

火山噴火を想定した防災訓練に参加
《42普連》
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 11月27日、阿蘇市及び南阿蘇村が主催する平成20年度阿蘇火山防災訓練に、第42普通科連隊対戦車中隊(中隊長=益田1尉)基幹が参加した。訓練は、阿蘇火山が噴火した場合における災害の発生を想定し、登山者の避難、人命救助及びその他の応急処置が迅速かつ円滑に推進できるよう各防災機関の協力体制の確立を図り、被害の軽減に資することを目的として行われた。自衛隊では対戦車中隊と第8戦車大隊の一部及び第8飛行隊の一部で陸自派遣隊を編成して参加した。
 阿蘇火山噴火の状況に伴い、阿蘇山人工スキー場に現地指揮本部が開設され、自治体の他、陸自派遣隊長・益田1尉が配置した。被害の情報のもと、偵察班はオートバイと軽装甲機動車で偵察活動を開始し、火口西口で3人、東口で2人の負傷者を発見、直ちに陸自派遣隊長に報告した。報告を受けた派遣隊長は、東口へ軽装甲機動車を、また、西口には耐火服を装着した救助班を乗せた第8戦車大隊の96式装輪装甲車を前進させ、それぞれ迅速に負傷者を保護・収容し、医療機関に受け渡した。

雪月花
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 韓国資本が不動産の買収を進めていると言われる長崎県の対馬を与野党衆参院議員11人(団長・平沼赳夫衆院議員)が12月20日視察した。今にも対馬が第2の竹島になるとの思いを持っていたメンバーもいたようだが筆者の目には一人の韓国人も捕らえることは出来なかった。だが海自対馬防備隊の隣接地が買収されてリゾートホテルや民宿が建てられているが、その中を回ってみて衝撃を受けた。防備隊の目の前の港は旧日本海軍の施設で水雷艇が係留されていた所、この海面も実質同リゾートのプライベートビーチになっている。敷地内には旧軍の記念碑的なレンガ造りの弾薬庫もあり天皇陛下行幸の記念碑もある、外国人に軽々に扱われることはないのか。さらに敷地の一角には高さ約2メートルの投光機もある。リゾートホテルに投光機。誘導灯?まさか。6年前に真珠事業をしていた会社がこの土地の買い取りを自衛隊に持ちかけたが実現されず今の状態になったということだ。半島に向かい合う北側の海に出るにはここを通るのが一番早いように見える、緊急の時にはホテルに頼んで鍵を開けてもらうことになるのか。この日は一人の客もいなかったがそれでも日本人はオフリミットなのだ。一行は海栗島にある空自のレーダーサイトにも行き一様に自衛隊員の懸命さに感動していた。だが国境の島にもかかわらず基地や施設が外部に対してあまりにも無防備だと話す議員もいた。(所谷)

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