防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   2008年10月15日号
-
1面 2面 3面 6面 7面 11面 12面

地元祭りで市民と交流
《沖縄地本》
音楽演奏等でイベント彩る
-

 沖縄地本(本部長・末永典良陸将補)は9月20日、沖縄市東部自治会から要請を受け、音楽隊の演奏や災害対処機材の展示など自衛隊ブースの設置等を第1混成団に依頼し、地区の活性化を促す祭りに一役買った。
 災害対処機材の展示では、被災地での活躍が報じられる炊事車が、実際にカレーを調理。興味深げにのぞき込む家族連れや炊事車の前で記念撮影する姿も見られ、400食準備されたカレーはあっという間に「完全喫食」となった。
 このほか、恒例の音楽隊の演奏では、「崖の上のポニョ」「羞恥心」など人気の曲が演奏されると、一緒に歌って踊るちびっ子があちらこちらに見られた。また、第1回東部祭りから携わり、今回で5度目の参加となる沖縄募集案内所(所長・前田3佐)の隊員が、当日一般曹候補生の試験を終えた足で会場に駆けつけ、募集対象者はもちろん、数年後の募集を見据え学生たちにお手製のカードや広報誌を配るなどして広報活動を実施し、地元と防衛省・自衛隊の橋渡しの役割を担い積極的に市民との交流を持っていた。
 沖縄地本では、「これからも、地元に根付く、信頼される自衛隊を目指し、募集広報はもちろん、自衛隊の活動を理解し身近に感じてもらえるよう一般広報にも力を入れていく」としている。


本部長が防衛講話
《熊本地本》
-
 熊本地本(本部長・川瀬昌俊1陸佐)は8月26日、県内ホテルで行われた熊本東ロータリークラブ例会において、参加者28名に対し本部長による防衛講話を実施した。この会合は、熊本ロータリークラブが毎週の例会として活動報告や情報交換を行っているもので、講話等も活動の一環として実施されている。今回の講話は、同クラブ会員で熊本地本後援会会長でもある小川裕士氏を通じた依頼により行われた。
 演題は「皆様と自衛隊」で、「行政組織としての防衛省」及び「実力組織としての自衛隊」をメインテーマとしてPRし、併せて募集及び援護業務の重要性について理解と協力を求めた。
 特に、少子高齢化により地本業務を取り巻く環境は厳しい時代を迎えているが、防衛を支える人的戦力の維持、なかでも若年隊員の継続的確保が重要であること、また、精強さを維持するための任期制隊員制度及び若年退職制度などにより入隊と退官のサイクルが早いことなどについて説明した。
 熊本地本は現在、厳しさを増す募集・援護環境の中で、本部長要望事項である「明日のため、今着手」を合言葉に、将来を見据え長い目を持った業務を行うとともに平成20年度における任務完遂を目指している。

「総合的な学習の時間」支援
《札幌地本》
高校生に看護師の魅力アピール
-

 札幌地本(本部長・山下純夫1陸佐)は8月27日と9月3日の2回、真駒内駐屯地と自衛隊札幌病院内において、医療関係の職業に興味を持つ札幌市内の高校生54名に対し、「総合的な学習の時間」の支援を行った。
 両日とも午前中は、真駒内駐屯地内で募集課による「看護学生の制度説明」と看護師による「体験講話」が行われた。続いて8月27日は第11後方支援隊衛生隊、9月3日は札幌病院でAED(自動体外式除細動器)を使用した「心肺蘇生法」及び「三角巾による緊縛法」などの体験学習が実施された。AEDを初めて使用する生徒も多く、「応急救命に役立てられる」と学習機会が設けられたことに喜びの声が多数あがっていた。午後からは、札幌病院において病院の概要説明及び院内見学を実施した後、血圧測定などの実技を学んだ。もともと医療分野に興味のある生徒達だけに、真剣に実習に取り組むとともに、看護師に対して日頃の業務等について積極的に質問していた。今回の体験学習では座学における教育や講話、そして、実技による隊員とのふれあいを通じ、自衛官の堅いイメージを払拭するとともに、「国を守る」という大きな任務を背負った自衛隊看護師の魅力をアピールしていた。


就職連絡会議で関係機関と連携強化
《大分地本》
-
 大分地本(本部長・高木新二1陸佐)は9月17日、平成20年度大分県退職予定隊員就職連絡会議を大分県医師会館で実施した。
 会議には、自衛隊援護協会福岡支部援護課長、大分県労働局職業安定部長を初めとする各職業安定所長が参加するとともに、大分地本から本部長以下21名が参加した。
 会議の後半には県内7ケ所の各職業安定所長から所轄管内の具体的な雇用状況について紹介があった。この中で、「現在の景気はやや減速傾向にあり、県内のキャノン、ダイハツをはじめとする大手企業も、昨年までのような大幅な求人数は期待できない。特に、県南、豊肥地区においては、新たな企業の進出予定はなく、雇用は依然厳しい状況にある」との説明があり、今後、就職援護を取り巻く環境は更に厳しくなることが予想される。
 大分地域援護センターでは、自衛隊退職予定者のニーズに少しでもマッチングできるように労働局職業安定機関等と相互の連携強化を図り、より多くの就職援護に努めていきたいとしている。

地本広報ブースでパネル展示など行う
《福島地本》
-

 福島地本(本部長・武谷博文1陸佐)は8月17日、本宮市において行われた「本宮市夏祭り」を支援した。
 今回は、第44普通科連隊による炊き出し及び装備品展示・試乗が予定されていたため合わせて福島地本で広報ブースを設置し広報活動を実施した。
 広報ブースでは、20年度募集ポスター、教育隊の訓練風景及び岩手・宮城内陸地震災害派遣写真パネル等の展示や募集パンフレット、グッズの配布を行った。
 ブースには約1000人の来場者が訪れ、市民と会話をし、ふれあうことによって自衛隊をPRしていた。
 福島地本では、「このような機会を大事にし、自衛隊に興味、関心をもってもらえることを期待して地道に広報活動を実施している」と話している。


11面へ
(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc