防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年8月15日号
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(株)タミヤ 人気の模型展開催
東京地本、募集広報で参加
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展示コーナーの中でも特に人気が高かった東京地本ブース
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 (株)タミヤ主催(東京地本、防衛ホーム新聞社など協力)の「タミヤ モデラーズギャラリー」が7月31日から8月5日までの6日間にわたって東武百貨店池袋店10階1・2番地催事場で開催された。
 会場では、「東武タミヤ モデラーズコンテスト」に出品した作品の展示や、「ミニ四駆競技会」「限定商品・お楽しみ特別販売コーナー」「プラモデル塗装実演」「RC・模型専門誌掲載の作品展示」「田宮模型の歴史展」「1/35MMシリーズ40周年記念展示」などが催され、特に「模型で見る自衛隊展示」コーナーには初日で約5千人の見学者が訪れ、自衛隊の人気の高さをうかがわせていた。
 この自衛隊コーナーは東京地本(本部長・田邉揮司良陸将補)の募集キャンペーンの一環として設置されたもの。警備は特別警備処置をとり、陸上、海上、航空自衛隊のプラモデルとともに自衛隊員の装備品、活動内容などもパネルやビデオで紹介された。特に、防弾チョッキを着た女性隊員のパネルの前は、一際多くの見学者が集まり、好評を博していた。
 また、イラクで使用された約20kgの防弾チョッキやヘルメットを試着することができるコーナーがあり、実際にその防弾チョッキとヘルメットを試着してみた家族づれは、その重さに驚くとともに「中身がどうなっているのか」手で触りながら興味津々の様子だった。
 期間中は東京地本から連日、約5名の隊員を派遣、早朝から休む間もなく11時間通しで見学者一人ひとりに懇切丁寧に説明しながら懸命に募集・広報活動を続けた。練馬地域事務所長の高根弘子3陸佐はハードなスケジュールの疲れも見せず、「『一緒に写真を撮って下さい』と頼まれることもあるんですよ」と、その対応にも追われていた。
 東京地本では、今後とも様々な機会をとらえながら募集・広報活動を続けていくとしている。

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コンテストに防衛ホームが協力
 また、8月2日には「東武モデラーズコンテスト」の受賞式が開催された。これは25回目を迎える歴史あるコンテストで、応募作品142点、7歳から85歳の幅広い年代からの応募があるなど、年々増していく人気に会場は熱気に包まれた。作品はどれも微細でリアルな出来栄えで、審査員たちは頭を悩ませるなか優秀作品30点が選ばれた。
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所谷本紙会長(左)が特別賞を贈呈
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 今回はタミヤモデラーズギャラリーで東京地本が協力した「模型で見る自衛隊展示」が催されたことに伴い、特別賞の「防衛ホーム賞」が設けられ、「'04イラク人道復興支援活動」を制作した高岸信彦さんが受賞した。

総合取得改革推進PT会合
多くの課題で検討進む
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 寺田稔防衛大臣政務官をチーム長とする総合取得改革推進プロジェクトチームの第11回会合が7月30日、防衛省で開催された。
 昨年、石破大臣から出された「総合取得改革に関する大臣指示」により同プロジェクトチームが設置、10回にわたる会合を開き装備品取得をめぐるコスト抑制の課題や調達の透明性・公平性の向上などについて話し合われ、今年3月に施策をとりまとめた報告書を公表している。
 今回の会合では、この報告書の進捗状況について検討する内容で、寺田政務官は冒頭、「(一般輸入調達問題や装備品のコスト抑制など)多くのテーマが同時並行でこなされていかなければいけないが、大きな進展も見られている。今回はその進展を説明する中で、皆さんから忌憚のない意見・指導をいただきたい」と話した。

第2回「市民安全保障講座」を開催
《陸幹候校》
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 陸上自衛隊幹部候補生学校では7月17日、「市民安全保障講座」を開き、約100名の参加者で会場は満席となった。
講座は約1時間、教育部戦史教官が講師を務め、内容は「軍都久留米の歴史」をテーマに久留米付近の古戦史、明治期から昭和期の陸軍の変遷、九州における陸軍の変遷及び前川原駐屯地の歩みについて。参加者は、「これまで知らなかった史跡等について勉強になった」「誇らしい郷土であることを再認識した」「久留米発展の歴史についてよく理解できた」などの声が聞かれ、参加者の大半が「次回以降も是非参加したい」とコメントしている。

雪月花
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 お盆のころになると怪談話が登場したのはいつごろまでだっただろう。怪談映画専門の女優さんもいて結構人気があった、入江たか子さんと後を継いだ娘の入江若葉さんを憶えている人も少なくなったようだ。暑い時期には身の毛もよだつこわ〜い話を聞けば涼しくなると言うことだった。四谷怪談で「伊右衛門どの〜」半分顔がくずれて髪を振り乱すお岩、生まれた子供も祟(たた)られる話は本当に怖かった。番町皿屋敷では投げ込まれた古井戸の底から幽霊になって現れたお菊の「いちま〜い、にま〜い」と皿を数える声には眼をつむって耳をふさいだ。筆者は暑さ対策よりも恐いこわい話に引き入れられて悪いことはしてはいけないと子ども心に本気で思った。これに似たような怪談話は全国各地にある。人形浄瑠璃で有名なのが播州皿屋敷である。ここでも「1枚、2枚…9枚、1枚足りな〜い」お菊の幽霊が出てくる。兵庫県尼崎市、埼玉県行田市、高知県四万十市などに(高知県赤岡町の絵金蔵資料)伝わるのは、どれも罪のない弱い者をいじめる中流権力者を罰する内容で、上層階級が支配するために意識して国内、藩内に広げたとも思える。それに筆者が感じたような子供の教育も想定していたのかもしれない。防衛省を取り囲む市谷周辺は怪談の本場である、四谷、番町、柳町、千鳥ヶ淵などなど。これ以上現代の怪談話が作られないように。(所谷)


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