防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2008年7月1日号
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「おうみ」、インド洋から帰国
《佐世保》
「国際社会の信頼」回復
4ヵ月半の任務、無事果たす
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留守家族ら約430名の出迎えの中、佐世保基地に入港する「おうみ」
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帰国行事で香田自艦隊司令官が派遣隊員を前に「支援活動の再開で国際社会の信頼を回復した」と訓示
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 インド洋で補給支援活動を実施していた補給艦「おうみ」(艦長・後藤大輔1佐)が6月3日、約4カ月半の任務を終え帰国した。
 帰国行事は佐世保地方総監(加藤保海将)が執行し、乗員家族、自衛隊後援会、有識者及び隊員等約430名が参列し、拍手で出迎えた。
 「おうみ」艦長は「無事任務を完遂し、全員帰国することができました。ありがとうございました」と帰国のあいさつを述べた。
 これに対し、自衛艦隊司令官(香田洋二海将)が、「昨年11月から中断していた支援活動を再開し、様々な制約がある中で整斉と任務を完遂し、国際社会と各国海軍の信頼を回復した」と訓示した。引き続き行われた表彰式では、自衛艦隊司令官から「おうみ」艦長に対し、補給支援部隊の艦長としての功績を称える第3級賞詞と第3級防衛功労賞が授与された。
 一連の行事を終えた隊員らは、久々に家族との対面を果たし笑顔で語り合っていた。


ちびヤン大会開催
《第22航空群》
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 第22航空群(群司令・山本敏弘海将補)は5月25日、大村航空基地グラウンドで、平成20年度ちびっ子ヤング大会「第22航空群司令杯少年・少女サッカー大会」を開催、小学生男子4年生以下、女子5年生以下の15チーム(内1チーム女子チーム)225名が参加した。
 開会式で、前年度優勝チーム「キックスB」チーム主将の高木君が、「優勝めざし、日頃の練習で鍛えた技とチームワークを発揮します」と力強く選手宣誓した。
 大村市内では小学生の公式戦は数多くあるが、小学校中・低学年対象の試合はこの大会が唯一であり各チーム選手は、第22航空群司令杯、金・銀・銅のメダル獲得を目指し、応援の父兄、チームメート一丸となり奮闘した。
 各試合とも小学生とは思えないファイン・プレーが見られ、サッカー人口の多い長崎県の人気・レベルの高さが伺えた。
 決勝戦は、昨年度優勝チーム「キックスB」チームと、「竹松SSS」チームの熱戦となり、一進一退の末、勝利の女神は「竹松SSS」チームに微笑んだ。

米海軍と交流深める
《2術校》
バレーボールで爽やかな汗
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 第2術科学校(校長・竹口健二海将補)は5月13日、米海軍横須賀基地で、米海軍西太平洋艦隊訓練指導隊群(ATGWP・司令カーペンター大佐)と恒例の交歓行事を行った。この行事は、両部隊の友好親善の維持発展を目的として、昭和43年以降30年間にわたって毎年実施しており、今回で39回目を数える。
 当日は季節外れの台風接近のため競技が急きょソフトボールから、バレーボールに変更された。双方の選抜チームによるデモンストレーション・マッチは応援席が手に汗にぎる見応えのあるシーソーゲームだったが、ATG選抜チームが25対23で勝利した。その後、日米のプレーヤーたちは、各コートに分かれ前半は海自チーム対米軍チームで、後半は日米混成チームによる試合を行い、双方ともに爽やかな汗を流し、バレーボールを楽しんだ。
 試合終了後は、優勝杯の贈呈が行われた。校長はスピーチで2術校に対する教務支援に対する謝意を述べ、ATG司令は、2術校とATGは“comrade"(仲間、同士)であるとし、お互いに長期にわたる強い絆を確認し合った。また、引き続き催されたバーベキューでは、日米の隊員が焼いたハンバーガーや焼きそばを楽しみながら、互いの健闘を称え合い、交流を深めた。
 2術校に英語講師として迎えられたATG教官は英会話だけではなく、米海軍の組織編成や任務について教授するなど、米国への留学が予定されている学生の教育に大いに貢献している。

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