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自衛隊ニュース   2008年1月15日号
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協同転地演習を実施
《第1特科団》
実戦さながらの訓練に臨む
市街地戦闘訓練で演練する第4特科群隊員
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 第1特科団(団長・井上武陸将補)は12月3日から16日の間、東部方面区において道内特科部隊として初めて協同転地演習を実施した。
 この演習には、岡昭雄副団長を演習部隊指揮官として演習調整班・検証班約40名、訓練部隊は第4特科群を基幹として人員約320名、車両約80両が参加した。即応性及び作戦能力の向上を図ることを目的とし、航空機4機を含む陸海空の各種移動手段を併用した長距離機動、航空自衛隊との協同連携、市街地戦闘訓練等の多様な事態に対応する練成訓練と防衛・災害現地検証を行った。
 上富良野駐屯地を出発した第4特科群と検証班等は、苫小牧港及び函館港からのフェリーによる海上移動、第2航空団千歳基地からのC-1、LRによる空中移動及び陸路を併用した長距離移動を整斉と行い、6日に朝霞駐屯地を経由して滝ヶ原廠舎に到着した。また、C-1輸送機への小型車両の搭載場面では、空自隊員の誘導に従って機内へ車両を進入させるなど緊張感を持って空自との協同作業に臨んだ。
空自と連携をとりながらC-1輸送機にジープを搭載(12月4日、千歳基地で)
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 また、第4特科群は東富士演習場で市街地における包囲環の形成・緊縮圧縮訓練を行った。交戦装置を使用した実戦さながらの緊張した状況のなか、特科部隊としては演練する機会の少ない市街地戦闘訓練に取り組んだ。
 参加した隊員は、大規模な機動訓練や市街地戦闘訓練場での訓練を行い、多くの知識と貴重な経験を得ていた。


隊員家族らと共に盛大に年忘れ行事
《倶知安》
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 倶知安駐屯地(司令・山崎繁2陸佐)では、12月15日、駐屯地体育館で平成19年度駐屯地年忘れ行事を隊員家族並びに招待者の参加を得て実施した。
 午前11時、行事が開始され、各部隊長を始めとした修親会員が仮装を披露して、年忘れ行事を大いに盛り上げた。演芸会でも各部隊が趣向を凝らし、第4中隊の「大間のマグロの一本釣り」、施設中隊のテレビでおなじみ「そんなの関係ねぇ」や業務隊の「二人羽織」など各部隊の代表による苦心の作で、会場は笑いの渦に包まれた。演芸会の最後は恒例となった駐屯地司令以下と業務隊長の有志によるバンド「ジャガーズ」による音楽演奏が披露された。ジャガーズと共に子供たちがステージでとなりのトトロの歌「散歩」を披露し、会場は和やかな空気に包まれるなか、年忘れ行事は大盛況のうちに終了した。

NAHAマラソンで地域住民と交流
《第5航空群》
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 全国的にも人気の高い「NAHAマラソン」が12月2日、那覇市主催で開催され、県内外から約2万3000人が参加した。第5航空群では体力練成とともに地域住民と一体になった支援や広報活動の一環として参加を呼びかけたところ、野井群司令以下217名の隊員が、また陸海空各自衛隊の上曹会等30名がボランティアとして参加した。
 午前9時、最高気温23・2度という厳しい状況のなかスタート。一斉に走り出した隊員たちは、日頃鍛えた健脚で自己記録更新や完走を目指して懸命に走った。上曹会のボランティアも沿道に集まった多くの観客と一緒になって熱い声援と拍手でランナーを応援し、参加者と一体となって大会を盛り上げた。

師団武道競技会で士気高揚を図る
《第4師団》
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 第4師団(師団長・宮島俊信陸将)は12月13、14の両日、福岡駐屯地体育館で師団武道競技会を実施し、体力・精神力の向上と部隊の団結の強化を図った。
 宮島師団長は訓示において、「勝利への執念」「礼節」を要望し競技会が始まった。徒手格闘及び銃剣道の2種目を団体戦で競い、各部隊の代表選手が、部隊及び個人の名誉を懸け、勝利への執念をもって気迫溢れる試合を展開した。競技会成績は以下のとおり。
〈総合優勝〉▽優勝=第16普通科連隊▽2位=対馬警備隊▽3位=第4偵察隊〈銃剣道の部〉▽優勝=第16普通科連隊▽2位=第4施設大隊▽3位=第4偵察隊
〈徒手格闘の部〉▽優勝=第41普通科連隊▽2位=対馬警備隊▽3位=第4偵察隊

雪月花
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 前号に宝くじのことで、いわき市のデパートは1等がよく当たると評判だったが肝心のこのデパートが倒産したと書いたら早速関係者と言う人から連絡をいただいた。このデパートには大黒様が祀られておりその御利益だったので、その後大黒様だけを近くに移してその前で宝くじは売っていますよとのことだった。昔から宝くじ富くじについての話題には事欠かない。落語にも「宿屋の富」という名作もある。宿賃を持たないみすぼらしい老人が宿の主人から富くじを買わされ何んと1番富の千両が当たってしまったのだ。このときの番号合わせや間違いないと分かった時の様子を演じた志ん生師匠や小さん師匠のことはいまでも憶えている。富くじではないが「芝浜」もよかった。魚屋の勝っあんが48両を拾って飲めや歌えの大喜び、これでは亭主が駄目になると案じた女房は拾ったことを夢にしてしまう。立ち直って3年目にあれは本当だったんだよと、48両入った薄汚れた革袋を持ち出してくるという噺だ。暮れの年末ジャンボも抽選までの楽しみにおわったが、また初夢宝くじに挑戦している自分の姿に家人は冷ややかな視線を飛ばしてくる。やっぱりこんな夢は実現しないのがいいのかもしれない、人生が狂ったという記事もよく目にするし新堂冬樹さんの小説「3億を護れ」(徳間書店)でも大騒動(?)が起きている。(所谷)

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