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   2007年3月15日号
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寄せ書き
フルマラソンへの初挑戦
33普連重迫撃砲中隊 3陸曹 宮内聡美
 「42・195キロメートルを走るってどんな感じなんやろう?」私にとって42・195キロメートルという距離を走るということは、とてつもなく大変な事に感じていました。高校を卒業するまで大の運動嫌いで、体育の成績は5段階で3か2、そんな私が今や自衛官として勤務しています。せっかくこんなに運動するようになったのだから、何か形として残したい、そう思っていたもののなかなか実現できずにいた私に、中隊長にお声をかけてもらい、フルマラソンに参加することとなりました。
 しかしあまり走ることなく気付けばフルマラソン当日になり、「走りきれなくてもいい、走れるところまで走ろう」そんな気持ちでスタートラインに立ちました。10キロメートル、20キロメートルと、思っていたよりもスムーズに進み、気がつけば35キロメートル地点。自分の身体と会話しながら走っていたら、気づけばゴール<CODE NUM=0236>私の初めてのフルマラソンは4時間27分で見事完走とてつもなく大きな事に感じたフルマラソンも、走り終わってみての感想は「けっこういけるやん」。
 5年前自衛隊に入隊する以前、2キロメートルの距離を走る事で精一杯だった私が、こうやってフルマラソンを完走する事ができたのは、自衛隊においての日々の訓練の積み重ねのおかげだと思います。訓練の成果は目に見えてわからないけれど、確実に体力だけでなく、根気や忍耐力など精神的な面も鍛えられ、向上していると思います。
 私は災害派遣やPKOに参加したくて自衛隊に入隊しました。そしてその思いは変わることなく、年々強くなる一方です。自衛隊の任務はどれも体力が必要なものばかり。今回フルマラソンに参加することによって、日々の訓練の大切さを実感することができました。これからも変わらず一つ一つの訓練を大切に確実にこなしていきたいと思います。
格闘
6特連1大1中=郡山駐屯地 陸士長 関口史洋
 私は今年連隊格闘競技会に出場し、周りからの熱い応援と今まで指導してくれた方々のお陰で優勝する事ができました。
 私は中隊に配属された頃から、徒手格闘をやりたいと熱望していました。毎年希望は出すものの、臨時勤務等で格闘に参加することができず、半ば諦めかけていました。
 そんな時、中隊の中に課業外を利用し格闘の練習を行っている先輩がいることに気付きました。その先輩の姿を見た時、諦めかけていた自分が恥ずかしく思えました。それからは、自分も先輩を見習って課業外を利用して練習に励む事により、実力を上げることができ、やっと念願の格闘訓練隊に入ることができました。
 この経験から、何事も運が悪いと思うのではなく、自ら運を獲得する、前向きな努力が大切だということを学びました。
 これからも、師団大会へ向けて練習ができる喜びと、参加できることに感謝を忘れず、皆と切磋琢磨して優勝を目指して頑張っていきたいと思います。
弘前城雪燈籠まつり協力隊に参加して
第9偵察隊 陸士長 蝦名英勝
 私は自衛隊に入隊して、初めて弘前城雪燈籠まつり協力隊に参加しました。
 今年度第9偵察隊は、キャラクターの雪像制作を担当することになり、初めの作業は雪を積み上げるために周りに足場を組む作業でした。その際に使う道具など、手順や物の名前を覚えるのが大変でした。1週間くらいでやっとその作業に慣れてきましたが、我が部隊は1週間交代で班が変わっており、次に来た時は作業内容が変わり、またその作業の手順を覚えるのが大変で本当に苦労しました。
 暖冬の影響に悩まされましたが、なんとか作業も最終行程を経て、まつり開幕までに完成させることができました。
 みちのく五大雪まつりの一つである、弘前城雪燈籠まつりに協力隊の一員として参加し、皆を感動させる雪像を作れたことを誇りとしてこれからも頑張っていきたいと思います。
弘前城雪燈籠まつり協力隊に参加して
第39普通科連隊 本部管理中隊 1陸士 工藤 工
 雪燈籠まつりには子供の頃、親と一緒に滑り台で遊んでいた事を覚えている。その滑り台や大雪像を自衛隊が作っていたとは思ってもいなかった。
 自衛隊に入隊し、鑑賞する側から制作する側になった。今回が初めてなので、設計図を見た時「こんなものを作るのかぁ、どうやって作るのだろう…」など、作る側なのに他人事の様に思っていた。しかし指示を受けて行動してみるが、どうしたら良いのかわからず先輩のやっているのを見ながら作業をするので精一杯だった。雪を削る作業は意外と難しく、悪戦苦闘の毎日だった。
 大雪像の屋根の部分や壁の部分が仕上がりに近づくと、なんだか子供の頃に一人で作ったプラモデルを思い出し、完成のうれしい喜びが湧き上がった。この大雪像は雪まつり協力隊の団結力があったからこそ制作できたものであり、自衛隊の一致団結は凄いと思った。
私の健康法
6特連1大本管中=郡山駐屯地 3陸曹 澤口裕子
 私は今年に入ってからではありますが、健康のため毎日できるだけ駆け足をするようにしています。今まで気にもしていなかった食事のことも考えるようになりました。
 私はスポーツをすることは好きなのですが、昨年までは課業外毎日走ろうと思っていても、いざ終礼が終わり夕食を済ませると、今日くらい走らなくてもいいかなと甘い考えが頭をよぎり、結局走らないことが多くありました。また食事も好きな時間に好きなものを好きなだけ食べていたところ、昨年頃から体重が少しづつ増加し、そろそろマズイと思いそれまでより食べる量を減らしましたが、間食を止められず、これも駆け足と一緒で失敗…。
 ですが今年に入ってからは、毎日食事に気を遣い、また駆け足を続けることができています。駆け足に関しては同期ではなく、上司や後輩と約束して一緒に走るようにしました。なぜかというと、同期と思うと約束しても断りやすいからです。また食事に関しては、病気についての知識を身につけたことです。「生活習慣病」についても、その恐ろしさ及び若年化を知ることにより、決まった時間に食事をするようにし、間食は控えるようになりました。知識が増えることにより少しくらいという考えはなくなり、今のところ続きそうです。問題はお酒をどうするかですが…。
 駆け足も食事も習慣になるまでが大変だと思いますが、自分の健康と体重維持のためコツコツとやっていきたいと思います。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
(株)オリワン(きざん三沢) 佐藤 武雄
社会の仕組みを考える
佐藤氏は平成18年7月、第3航空団監理部(三沢)を准空尉で定年退職。54歳
 人生の大半を過ごした自衛隊の生活にピリオドを打ち、第2の人生をスタートしたわけですが、これから定年を迎える皆様に微力ながらアドバイスできれば幸いです。
 平成18年7月に定年を迎えるにあたり、第2の人生について思案していましたが、運良く地元に就職できる状況になり、張り切ってスタートを切ることができました。
 私が勤務している所を少し紹介いたします。三沢で勤務された方はご存じと思いますが「きざん三沢」という所です。基本的には結婚式場でありますが、多目的に宴会等のできる所で、独自にイベントを企画したりしながらお客様を動員しております。また大人数の宴会もできますので、よく自衛隊の皆様にもご利用いただいております。
 私の仕事は営業が基本でありますが、イベントのセッティングや調理場との調整、お客様の送迎等多岐にわたっており、忙しい毎日を過ごしております。入社前は先輩の姿を見て「これなら自分にもできる」と思いましたが、仕事に慣れていない面もありますが、社会の厳しさを痛感いたしました。当初は自分の時間も持てないほど動き回り、体調を崩したこともたびたびありました。今は仕事への慣れも出てきたこともあり、少しではありますが余裕を持てるようになった感じがします。
 これから再就職を考えている方は、まず健康に十分留意し、再度社会の仕組みを良く考えてみてください。また付の期間を有効に活用し、入社予定の会社を理解し、仕事内容をよく把握して自分なりにこの様にすればいいのではないか、という腹案を持っていれば大部分のことはできるのではないかと思います。皆様の健闘をお祈りいたします。

第13回全自レスリング大会を開催
《朝霞》
 第13回全国自衛隊レスリング選手権大会が3月3、4の両日、自衛隊体育学校球技体育館(朝霞)で開催され、全国自衛隊の部隊をはじめ少年工科学校、防大、防医大など全12チーム・約140名の選手が集い、部隊や家族の力づよい声援の中、熱戦を繰り広げた。
 試合結果は次のとおり
 〈団体戦〉▽優勝=練馬駐屯地▽2位=少年工科学校A▽3位=第8施設大隊、青森駐屯地
 〈個人戦55キログラム級〉▽優勝=横畑翔太(日本原)▽2位=大山泰樹(第8施設大隊)▽3位=森崎太旗(少年工科学校レスリング部)、月成良太(千歳気象隊)
 〈同60キログラム級〉▽優勝=渡辺大(練馬駐屯地レスリング部)▽2位=駒野谷健太(板妻駐屯地)▽3位=赤尾征爾(1輸空検査隊)、小倉恒彦(防衛大学校)
 〈同66キログラム級〉▽優勝=勝目力也(少年工科学校レスリング部)▽2位=種子守(防衛大学校)▽3位=堀公輔(第8施設大隊)、松山達哉(信太山)
 〈同74キログラム級〉▽優勝=坂本将典(朝霞)▽2位=大井将憲(松本駐屯地レスリングクラブ)▽3位=池畑耕造(伊丹レスリング部)、石山泰之(新発田)
 〈84キログラム級〉▽優勝=伊藤諒(弘前)▽2位=小川明彦(練馬駐屯地レスリング部)▽3位=Damon Bro-
oks(SEAHAWKS)、斉藤柔(少年工科学校レスリング部)
 〈+84キログラム級〉▽優勝=秋葉洋一(練馬駐屯地レスリング部)▽2位=Tyrone Huffin(SEAHA-WKS)▽3位=長田吉弘(板妻駐屯地)、今井晋次郎(板妻駐屯地)

十和田湖冬物語協力に参加して
第9施設大隊 第3中隊=八戸駐屯地 1陸曹 中村 宰
 私は八戸駐屯地で実施している、十和田湖冬物語協力に第9施設大隊ダンプ班(雪運搬班)として編組され、1月10日から24日まで参加しました。今年は記録的な暖冬で、特に雪像作りに必要な雪が不足し、ダンプ班は雪運搬の為に朝礼前から実行委員のバケット操縦手とともに休屋(雪積載場)に集合し、8時から雪運搬を開始しました。それでも雪像作りの作業班が作業できる雪を集めるまでには、2、3日を要しました。雪不足で苦労したかいもあり、雪祭りが無事開催された事は本当に喜びに堪えないものであり、更に地域とのつながりを深くする為、今後も頑張っていきたいと思います。
十和田湖冬物語協力に参加して
第9施設大隊 第2中隊=八戸駐屯地 2陸曹 菅原正幸
 例年八戸駐屯地で実施している、十和田湖冬物語協力に第9施設大隊雪運搬班として編組され、1月10日、大隊の隊員から見送りを受け出発、十和田湖町休屋の会場には昼頃到着した。
 到着して最初に驚いた事は、今年は例年になく雪不足であることだった。雪像の作成ができるのかと心配したほどだ。
 支援期間中もさほど雪が降らず、十和田湖周辺及び秋田県の方まで移動して雪運搬し、雪像作成の雪はなんとか確保できたというような状況だった。
 1月24日支援期間を終了し、祭りは無事に開催された。
十和田湖冬物語協力に参加して
第9施設大隊本部 管理中隊=八戸駐屯地 陸士長 松浦 晋
 約2週間という短い期間であったが、とても良い経験になった。今回の十和田湖冬物語協力は、初めての民間の人達、他部隊の隊員との共同作業、東北でも規模が大きい冬の祭りということで、毎日常に緊張感を持ち、祭りに足を運んでくれる人達のためにも一生懸命頑張った。
 今年は暖冬ということもあり、雪不足に悩まされたが、お互いに助け合い協力し合ったことで、今年も無事立派な祭りが開催された。

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