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   2007年1月1日号
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祭りで自衛隊広報
《群馬》
広報パネル展示など大盛況
 群馬地本(本部長・田中誠一事務官)は11月5日、伊勢崎市赤堀支所主催の「欅祭あかぼり2006」に参加した。この祭りは、農産物の品質向上と消費拡大、商工業の発展と地域の活性化を図り、農業・商工業者と消費者が一体となり活力ある住み良いまちづくりを推進するために企画したもの。
 当日は晴天に恵まれ52団体が参加、約1万5000人の来場者で賑わい、活気溢れる催し物が展開された。その会場内で一際賑わいを見せたのが自衛隊コーナー。第12後方支援隊補給中隊が試食コーナーを開設、野外炊具一号でクリームシチュー約900人分を作り配布したところ、長蛇の列ができて大賑わいとなった。海自横須賀地方総監部の移動募集支援班は、装備品やロープ結索のパネル展示、艦艇などの模型の展示などを行った。中でも募集支援班の隊員が紐を使って編んだ飾り結びは大人気で、隊員の周りに沢山の人が集まった。
 群馬地本も陸上自衛隊の訓練風景や装備品、長野・新潟県雪害派遣、スマトラ沖大規模地震・インド洋津波被害国際緊急援助活動の広報パネルを展示して自衛隊員の活動状況を紹介した。また、地元担当広報官らが募集用パンフレットや募集案内資料の配布と丁寧な説明を行い、自衛隊コーナーの客足は途絶えなかった。午後からは群馬地本と横須賀地方総監部移動募集支援班とが一体となり、パンフレットなどの配布を行うなど自衛隊の団結力を見せた。
 群馬地本では、来年度も今回同様に横須賀地方総監部と連携をとり、幅広い広報活動を実施することで、今後も募集・広報基盤の強化を図っていきたい、としている。

ラジオ番組に出演
《岐阜地本》
 岐阜地本(本部長・本田親行1空佐)は11月16日、岐阜放送情報トーク生番組「本地洋一のひとこと言わせて」に鈴木治副本部長(写真左端)が出演し、防衛庁・自衛隊の任務及び活動内容について語った。
 これは8月24、31の両日、番組に本部長と副本部長がそれぞれ出演後、リスナーの好評を得たため、岐阜ラジオからの依頼によりレギュラー出演が決定したもの。その最初の放送で鈴木副本部長が「一般市民の目には留まりにくい防衛庁・自衛隊の任務及び活動内容」について、分かりやすく具体的に説明した。
 今回は、マスコミによる一般市民に対する防衛庁・自衛隊の活動が断片的にしか報道されておらず、全般的な活動について報道されていないこと、また普段の活動内容についてあまり知られていないことから防衛庁・自衛隊が日本の防衛を任務とする「唯一の組織」であるとともに、新たな脅威や多様な事態への実効的な対応などが求められていることを、改めて認識してもらう内容となった。さらに、自衛官がどのように採用され、教育訓練を受けて活動しているのかなど、人事面についても語り、自衛隊が精強性を維持していくためにも、いかに自衛官募集が大切であるかを訴えた。
 また当初10分間の放送予定だった放送内容も副本部長とパーソナリティとの間で話題が膨らみ、実に19分間にもわたる出演となった。
 鈴木副本部長は「今回はレギュラー出演第1回目ということで、防衛庁・自衛隊の基幹部分を取り上げたが、次回からも日本防衛についてより多くの県民に理解と興味を示してもらえるようなテーマを決めていく」と語った。

TVで支援行事をPR
《新潟地本》
 新潟地本(本部長・深津孔1陸佐)は自衛隊新潟音楽まつり実行委員会からの依頼により、「第6回自衛隊新潟音楽まつり」を多くの県民にPRするため、地元テレビ番組に出演した。
 12月12日、広報室の陸海空自衛官3名が番組のテレビ伝言板コーナーに生出演し、上越・新潟の県内2会場で行われる音楽まつりの公演内容や公募方法を紹介した。
 また、音楽まつりPR用掲示板の連絡先の下部には、「ただいま陸海空自衛官を募集しています」の文字を入れ、募集広報も同時に行った。
 新潟地本では、今後とも各メディアと良好関係を築きながら自衛隊のPRに努めていくとともに、多くの県民が自衛隊の支援する各種イベントに参加し、一層の自衛隊への関心・理解が深まるよう努力したい、としている。

地本部長が日本の防衛について講話
《秋田地本》
 秋田地本(本部長・幕田啓二1空佐)は11月28日、秋田市内で開かれた秋田商工会議所主催の懇談会で「日本の防衛の現状」と題して講話を行った。
 この講話は約60人が聴講し、秋田地本の概要、わが国を取り巻く安全保障環境、防衛上の特性等を中心に話すとともに自衛隊退職者の再就職状況についても説明した。
 聴講者の中には、自衛隊退職者雇用協議会会員が多数参加しており、熱心に耳を傾け、活発な質疑が交わされるなど国の防衛や再雇用に対する関心の高さが伺えた。
 地本は「今後も防衛講話等を積極的に実施し、自衛隊に対する理解と関心を高め、募集成果の向上につなげたい」としている。

定年退官行事を実施
《函館地本》
 函館地本(本部長・遠藤靖宏1空佐)は11月6日、函館駐屯地で予備自衛官の上限任期満了退職者(定年)の紹介行事を実施した。
 退職者は、10月31日付で年齢上限により39年間の予備自衛官勤務を終え、任期満了退職となった金田一予備准陸尉と、同じく12月31日付で42年間の予備自衛官勤務を終えることとなる平澤予備准陸尉の2名で全隊員の前で予備自衛官としての思い出を述べた。
 行事終了後、2名は長年にわたる予備自衛官勤務を全うした充実感と、制服に袖を通す最後の機会を得て感激した様子だった。
 函館地本は今年度から予備自衛官の定年退官行事を実施、今回で3回目となる。年度内には6名の陸上予備自衛官定年退職者を予定しており、引き続き行事を行う予定となっている。

召集訓練に合わせ予備自激励を支援
《滋賀地本》
 滋賀地本(本部長・岩渕隆男事務官)は11月23日から27日の間、第10戦車大隊(今津駐屯地)が担任する予備自衛官5日間招集訓練、訓練開始式に合わせ、滋賀県内予備自訓練魅力化施策の一環として、滋賀県隊友会が実施する予備自衛官激励行事を支援した。
 まず、激励品を贈呈し自己紹介、予備自衛官の重要性と任務の多様化、多忙な中での訓練参加など労をねぎらうとともに激励を行った。訓練参加者の参加意欲、士気は高く、訓練参加予定者全員が遅刻なしに出頭し、初日の受付では長蛇の列ができるなどの出頭状況となった。
 最終日の27日には予備自制度強調活動として予備自班長による制度普及懇談会を実施した。懇談会は質疑応答を交え和やかな雰囲気で進み、防衛招集、災害派遣招集、国民保護招集について話がされると予備自衛官も他人事ではないのか終始真剣な表情で聞き入っていた。
 最後に「予備自衛官の重要性を再認識し、次年度以降も継続して訓練に出頭することを期待するとともに、即応予備自衛官有資格者は、ぜひ志願していただきたい」と述べ懇談を終えた。
 参加した予備自衛官からは「懇談内容が興味ある問題で分かりやすく、質問もしやすい雰囲気でよかった。また、予備自衛官の重要性を再確認できた」など頼もしい声が次々と聞こえた。

路線バスに車体広告
《長野地本》
 長野地本(本部長・真崎唯信1陸佐)は長野市内を走る路線バスに「自衛官募集」の車体広告を掲載した。
 これは長野地域の募集相談員から「厳しい募集環境に役立てたい」と申し出があり、長野市内の募集相談員16名の協力を得て実現したもの。バスの車体広告は乗車口ドア全面に自衛隊のキャラクターをあしらっており、10月から現在まで3台の長野市内を運行する路線バスに掲載、バスを待つ人や通行人に自衛官募集を強く印象付けている。

体験搭乗など中学生の総合学習を支援
《旭川地本》
 旭川地本(本部長・小森宏1陸佐)は11月8日、中学生を対象とした総合学習を支援した。
 駐屯地を訪れた生徒は、まず第2高射特科大隊の87式自走高射砲に体験搭乗。初めての自衛隊車両による走行に生徒たちは「すごい迫力だった」と興奮気味に感想を述べた。その後、飛行場地区に移動し、第2飛行隊のパイロットからの説明を聞いた。続いて管制塔を見学。北方管制気象隊の隊員から航空機の管制には世界共通の標準時間と英語を用いていることを教わり感心していた。
 職場体験を終えた生徒たちは、「職業の選択肢として自衛隊が新たに増えた」「自衛隊に入って、また87式に乗ってみたい」と語るなど、少年たちの自衛隊に対する理解と関心を深める一日となった。

市街地で広報活動
《茨城地本》
 茨城地本(本部長・安藤正一1陸佐)の筑西事務所は11月22、24の両日、古河駐屯地、第1施設団付隊よりWAC2名と同駐屯地援護センターの支援を受けて、古河駅前周辺で市街地広報を行った。
 電車から人の降りる姿は見受けられるものの、若い人はなかなか見つけられず、当初のターゲットを変更してサラリーマンや主婦層、及びお年寄りにも自衛官募集のパンフレットを手渡した。その際、親族や近所の若い人への紹介、興味を示した人に話をしてもらえるように一言添えて広報した。WACの2名は、チラシ配りに慣れるに従い積極的に前に出て、相手をどんどん話しに引き込んでいった。
 地本では、「このような地道な募集広報が良質な採用者確保につながることを確信している。今後も少しでも多くの人々に自衛官の募集についてアピールし、採用者の確保に努めていく」としている。

青年部が部隊研修
《山口地本》
 山口地本(本部長・中原茂樹1空佐)は11月30日、山口県防衛協会青年部の計画する陸自幹部候補生学校(前川原)、空自第8航空団(築城基地)の部隊研修を支援した。
 山口県防衛協会は女性部と青年部が組織されており、今回研修した青年部は平成11年に設立、現在は山口県に7個支部が結成され、毎年この時期に陸海空自衛隊の研修を行っており、今回の研修には12名が参加した。
 陸自幹部候補生学校では部隊に到着後、鈴木宏明青年部会長が幹部候補生学校長兼前川原駐屯地司令・柴田幹雄陸将補を表敬した。その後、幹部候補生学校の概要についての説明を受けた。研修に参加した青年部の会員からは「自衛隊の中枢や各部隊の根幹に関わっていく人材を育成する学校だけあって、雰囲気がまるで違う」と厳粛な部隊の威容に緊張する中で感想を漏らした。
 第8航空団では基地の全般説明を受け、航空機を見学した(写真)。会員は実際にパイロットからF―2やF―15戦闘機の説明を受けるとともに、座席に座ったり見学したりして、空の第一線で働いている隊員たちを現場で目の当たりにした。会員から「日本の空の守りにつく空自の第一線はすごい」と口々に感想を漏らした。
 防衛協会青年部では、さまざまな部隊研修を積み重ねるとともに、山口県民に対し、防衛思想の普及に努めていきたいという気持ちを新たにした。また、参加会員からは自衛隊の存在意義や隊員の活躍が日本の平和と安全の確保に結びついていることなどをあらためて認識できる絶好の機会となり有意義な研修になったと語った。

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