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   2007年1月1日号
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季節恒例の門松作成
ベテラン4隊員が難作業に励む
《国分》
 国分駐屯地(司令・高橋正州1佐)曹友会は、12月中旬から駐屯地営門前の門松作成を開始した。
 毎年この季節、恒例となっている門松作成は曹友会事務局が中心となり4名で行っている。
 門松は、直径20センチ、長さ4メートルの竹を40本も使い、土台に大型トラックのタイヤを4本積み重ね、その周りに縦に割った均等幅の竹を、隣り合う竹の節同士が同じ高さになるよう一つ一つ敷き詰めている。隊員たちは、ナタと金づち、電動ノコギリを手馴れた手つきで使いこなしながら懸命に作業を続けている。
 隊員たちの中には、門松作りベテランの隊員もおり「難しい作業はどこですか」の質問に「竹を斜めに切り3本とも同じ角度に合わせる所が難しい」と門松作りの細かい所の難しさを教えてくれた。
 なお、この門松は近日、営門前に設置し、新年を迎える予定。
 〈演習場も新年を迎える準備〉第12普通科連隊(連隊長・高橋正州1佐)では、12月4日〜7日までの間、福山演習場後期定期整備を人員199名・車両35両・草刈り機89台で実施した。
 整備は、訓練環境の維持向上を図り、演習場の安全使用に寄与することを目的とし、防火帶整備(草刈)約3km・既設道路の整備・安全標識の整備などを実施した。
 作業は、3日間にわたり指揮官の的確な指揮のもと、安全管理に万全を期して事故の絶無を図りつつ整斉と、予定されていた期間内に整備を終了した。
 新年からは、綺麗になった演習場で隊員等は、訓練に励むことになる。

16普連、島原城壁
清掃30回達成!
 12月11、12の両日、大村駐屯地に所在する第16普通科連隊(連隊長・河井1佐)は、長崎県島原市にある島原城の城壁清掃を山岳訓練として実施した。これは、毎年年末に行われるもので、今年は島原市の隊区担任中隊の第1中隊(中隊長・飯野3佐)を主力として実施、記念すべき30回目を迎えた。
 島原城の城壁は、一番高い所で約15メートルの高さがあり、危険を伴う作業であるので、城壁の上に安全係を配置し、この隊員の指導のもと、作業する隊員は、ロープで吊り下がりながら鎌や鋸を使って、慎重に作業を行った。城壁には、この一年間で草や雑木が2〜3メートルほども伸びていたが、隊員達の懸命な作業により、城壁はみるみる綺麗になり、城が一層壮観に感じられた。この作業間、隊員達は吉岡島原市長からの激励や、市民からの餅などの差し入れを受けるとともに、島原城近くを通りがかった市民からも「ありがとう」と、感謝の言葉をかけられた。

初の格闘競技会開催
-第9師団-
 第9師団は12月13日、師団初となる格闘競技会を青森駐屯地で実施した。開会式では、角師団長が「競技会を通じ技術を向上せよ」など三点を要望した。
 競技会は、「徒手格闘優技者の近接戦闘能力の向上」と「部隊の団結強化と士気の高揚」を目的として、AGP(5、21、39普連及び9特連)、BGP(9戦大、9高特大、9施大)、CGP(9通大、9対戦、9偵)で、各グループごとの部隊対抗による団体戦、また、9後支連、9飛、9化及び9師付による個人戦の区分で熱戦が繰り広げられた。
 各選手とも力強さとスピード感溢れる突き、蹴り等による決め技により終始場内を湧かせた。
 成績結果は次のとおり。〈団体戦〉▽Aグループ優勝・第39普通科連隊▽Bグループ優勝・第9施設大隊▽Cグループ優勝・第9偵察隊

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