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   2004年7月1日号
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スポーツよもやま話
根岸直樹
近鉄、オリックス合併か?
日本プロ野球は大揺れ
リーグ再編成の動き活発化
 先ごろ、近鉄二軍がウエスタンリーグで前期優勝した。しかし、胴上げされる石渡二軍監督も、するナインも表情は冴えなかった。
 「そりゃそうでしょう。後期も勝って、イースタンと日本一決定戦をという夢が消えちゃったんだから」と吐き捨てた若手選手。首脳陣も選手たちも、親会社がオリックスとの合併を発表したことを知っていたからだ。
 40億円とも言われる莫大な借財を抱えて、球団運営が成り立たなくなった結果の合併話。六月のリーグ臨時理事会。実行委員会で、すでに両球団の合併は了承されている。あとは七月七日の12球団オーナー会議を経て正式に動き出すことになる。
 パ・リーグが5球団になるのか、あるいは一気に1リーグ制に進むのか。「一気に片づけられる問題ではない」(根来泰周コミッショナー)とはいえ、来年度の日程編成、球場確保の問題など「夏の終りまでに決めなければならない問題が
山積み」(連盟関係者)なのだ。
 それにしても、合併球団が出れば、1チーム70人ワクからはみ出す選手が急増する。二軍選手だけでなく、一軍からも多くの解雇者が出てくるはずだ。「オレだってわからんよ。給料高い連中は、いま戦々恐々や」と、近鉄の主砲・中村紀でさえ表情を曇らせる。オリックスの伊原監督は「選手は球団の決りに従うしかないのだが、シーズン中でもあり、コーチも選手も動揺をかくせない。残り試合が思いやられる」と頭を抱え込んでしまっている。
 過去、球団合併劇は何度かあった。1951年の西鉄と西日本(後西武ライオンズ)53年の大洋と松竹(後横浜ベイスターズ)57年の大映と毎日(後千葉ロッテ)…。経営者が代わった球団もあったが、その都度危機を乗り越えて1950年、現在のセ・パ12球団制が確立した。
 その中でいま台湾、韓国球界をにらんで不穏な動きをみせるダイエー、ロッテ。今季北海道に本拠を移したばかりの日本ハム。さらにはセのヤクルト、横浜あたりもからんで、リーグ再編成の動きが、次第に活発化してきている。華やかなグラウンド上の顔と裏ハラに、日本プロ野球は最大のピンチに立たされている。

30隊員が"祭"支援
<市ヶ谷駐屯地・基地>
 5月23日、市ヶ谷駐屯地・基地(司令・宮崎悟介陸将補、小林幹夫1海佐、古河覚1空佐)は、近隣町会(余丁町)の主催する西向天神社例大祭(御輿渡御)に陸・海・空の隊員30名を派遣し協力した。=写真=御輿部長の拍子木と担ぎ手全員の一本締めの後「ウオー!」という大きな気合いと共に高々と御輿があがった。肌寒い日ではあったが、地域住民と隊員が一体となり「せいや!」「そぃや!」の威勢の良いかけ声で街中が熱気に包まれた。
 駐屯地・基地は、毎年部隊の混成で地域の行事に協力している。

HOME'S English Class(防衛ホーム英語教室)
I'M MUCH INTO GOLF
アイム マッチ イントゥ ゴルフ
最近、ゴルフにはまっているんだよね
 Hi!皆さん。お元気ですか。沖縄は例年通り梅雨明けをし、連日30度をこす暑い日が続いています。皆さんも梅雨明けが待ち遠しいことと思います。
 さて、今回の表現は“I'm much into golf”「最近、ゴルフにはまっているんだよね」です。I'm into 〜は「〜に夢中になる、凝る、はまっている」という意味です。Not muchで「それほどでも」という感じが表現させることができます。Not muchをつけて、“I'm not much into golf”といえば、「それほどゴルフに夢中ってことでもないけど。」となります。“I'm into go1f very much”でも、「もうゴルフに夢中なんだよ。」と同じ意味です。その他には、fishing(釣り)、Car(車)、cooking(料理)、gardening(庭いじり)などを入れ替えて表現してください。例えば、相手が、“I'm much into Pachinko"「パチンコにはまっているんだよね」と話しかけてきた場合、“Good for you”「そりゃいいね」と対応すると良いでしょう。
 本土の梅雨明けにはしばらくかかりそうですが、健康にはくれぐれも留意されお励みください。梅雨前線で、災害もでております。それでは皆さん。See ya!
 (陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊司令部キャンプ・コートニー勤務)〈スワタケル〉

雪月花
 山田長政の時代から縁の深かったタイに社用で行ってきた。象とジャングルのイメージとは程遠く、バンコックの街は大変な賑わい、活気に溢れていた。路上や街角・水上の屋台はアジアの胃袋、台所かと思わせる。日本と同じように王室を中心とした国民の感情は驚くほど日本びいきだった。滞在中、治安の恐さも不快感も全く体験しなかった。それ以上にビジネスへの女性の進出には目を見張った。ジャケットとパンツでさっそうと高層ビルに出入り、闊歩する様はニューヨークのウオールストリートのアメリカンキャリアと遜色がない。ラオスから来たという同国政府の女性と話しをすることができた。ILO(国際労働機関)を担当しており「子供と婦人の労働」についての国際会議がバンコクで開かれていたのだ。東南アジア6カ国が集ったが各国代表の多くが女性だった。この問題で一番頼りにしている日本からの出席がなかったことが残念だったと言う。とかく欧米に偏重し、アジア諸国を見下したような「日本」を彼女らは知っているのかもしれない。アジアという地元を大切にし地元の支持を得てこそ世界の日本と言えよう。台湾、韓国、中国に追い上げられアジアの盟主の地位も危くなっている今、特にそう感じる。ラオスは日本との交流が遅れており、日本からの投資、援助を渇望しているとその女性も言っていた。貧しさが観光資源というバングラ、人口増に悩むインド……目をつぶっていてはいけない。気がついた時には日本はアジアの孤児になっていた。そんなことになっては大変だ。(所谷)

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