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   2004年6月1日号
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家族全員が自衛官に
<茨城地連>
末っ子入隊で一家「右へならえ!」
 茨城地連(部長・太田康和1陸佐)では、平成15年度航空学生(空)として入隊した高久充君(茨城県鉾田町出身)の一家が話題を集めている。
充君は、男3兄弟の末っ子で高校在学中は陸上部の部長を務め、昨年のインターハイ(長崎)で3千メートル障害の決勝まで進んだ実力者。
 父の高久義之1空尉は、第4術科学校整備部(熊谷基地)に勤務している。母の清子さんは、女性自衛官第13期で入隊した元自衛官で、東方総監部付隊(市ヶ谷)に勤務していた。
長男の高久大3空尉は航空自衛隊生徒40期で入隊、中部航空警戒管制団(入間基地)で勤務中。次男の高久哲2陸曹は陸上自衛隊生徒第41期で入隊、第1飛行隊(立川駐屯地)に勤務している。
充君の入隊によって、ここに一家全員自衛官の家族が誕生した。
 充君は航空学生に合格し入隊が決まった時でも、「まだまだこれからです。小さいころからの夢だったパイロットに向かって日々勉強します」と話し、謙虚ではつらつとした好青年である。
地連では「充君が将来立派なパイロットとなって大空を翔けめぐり、空の防衛に就くことを期待し、高久家の今後益々の発展を祈念したい」としている。

イメージキャラ完成 デザイナーに感謝状
<山形地連>
 山形地連(部長・川島昌之1陸佐)では3月24日、山形国際ホテルで新キャラクター完成記念式典を挙行した。
 昨年4月から「地連さくらんぼちゃん」(陸)が地連のイメージキャラクターとして県内各地で行われた広報行事などで活躍中だったが、陸だけでは寂しいとの声が上がり、約1年間に渡りインターネット、チラシなどで、海・空キャラクター公募を実施した。多数の応募の中から厳正な審査の結果、学校法人山形デザイン専門学校学生の秋葉浩美さんによる空自の作品と、同校学生の笹原勘司さんによる海自の作品に決定した。
 式典には、同専門学校教諭2名が同席し、地連部員30名が参列して執り行った。秋葉さんと笹原さんには感謝状と記念の盾が手渡された。両キャラクターの命名も同時に行われ、海自キャラクター(さくらんぼちゃんの兄)には「地連ら・ふらんすくん」、空自キャラク ター(さくらんぼちゃんの恋人)には「花笠 音頭之助くん」とそれぞれ命名された。
 受賞者の2人は「とても嬉しく光栄に思います。これを機に益々勉強に励み立派なデザイナーを目指します」と喜びを語った。
 地連では、早速このデザインを基にしてシールや撮影用顔抜き看板などを発注して完成させている。陸・海・空地連イメージキャラクターが揃い踏みし、今後行われる各種広報行事にスタンバイを完了している。

円滑な業務に趣味を活かす
<新潟地連>
 新潟地連(部長・中野陽一郎1陸佐)では副部長・松永茂樹事務官が、趣味と知識を活かし副部長室に出退表示器を設置した。
 この出退表示器は、「会議中」「来客中」「在室」「不在」とどこでも目にするものではあるが、他とは違う。副部長自ら、休日に技術的知識と器用な手先で工夫を凝らしコツコツと作製したものである。設置にあたっては、部員から「すげーっ!」との歓喜の声が出るほどの出来栄えであった。
 今後の円滑な業務に必ず反映し、部員に対し創意工夫をする模範的行動で新潟地連に新しい風が吹いた。

お店のメニューで自衛官募集
<兵庫地連阪神丹波地区隊>
 お店のメニューで自衛官募集の協力を行っている喫茶店がある。
 氷上郡春日町在住で自衛官募集相談員の荻野洋美さんが経営している喫茶店「アルファ」(氷上郡氷上町大崎65)であり、国道175号線に面した白色のとても目立つ建物である。荻野さんは、お店のメニューの片面に自衛官の募集案内を掲載。また、ブルーインパルスなどのポスターを貼ってお客さんに自衛隊をPR。そのお陰で、これまでたくさんの募集情報の提供と入隊者も輩出している。
 柏原募集事務所の三浦広報官は、頻繁に立ち寄り募集の話に花が咲いており、最近の情報では姉妹店として、春日町役場横に喫茶「かぶとむし」を出店の予定。柏原募集事務所としては、これまで以上に募集情報の提供を期待している。

即応予備自 地域リーダー発足
<石川地連>
 石川地連(部長・行本雄司1空佐)は4月17日、豊川駐屯地で「即応予備自衛官地域リーダー委嘱式」を行い、石川県内に在住する即応予備自衛官7人に委嘱状を手渡した。
この「地域リーダー」は、即応予備自衛官相互の連帯感を醸成し訓練出頭率の向上と意思崩れを狙いとして、この度新たに発足した。翌18日の第49普通科連隊の訓練開始式に参加の即応予備自衛官38名(全体の75%)が委嘱式に出席した。
 参加即応予備自衛官全員に各地域の代表である7名の「地域リーダー」を紹介するとともに、16年度新たに採用された6期生29名のうち訓練開始式参加23名が顔合わせを行い、今後のフォローを依頼し新たな組織で始動した。

山梨地連創立50周年 ロゴマーク募集
 山梨地連(部長・竜嵜哲事務官)は、本年7月5日に創立50周年を迎える。
 本年9月12日(予定)には50周年記念式典を執り行うことになり、その関連事業としして山梨地連創立50周年記念ロゴマークを公募することになった。
 ロゴマークは、本年7月から1年間の期間限定で各種イベント、広報官の名刺などに使用されるものであり、力作の応募を期待している。
【応募要項】部内・外者誰でも応募可。A−4版用紙に色材自由で描画し、山梨地連まで郵送または持込で。ロゴマークに入れなければならない文字などは特に規定していない。締め切りは6月30日。優秀作品者には、式典へのご招待、体験搭乗など各種イベントにご案内。詳しくは山形地連ホームページまたは広報室(055-253-1591)まで。

<地連 東西南北>
練習艦隊が伊勢参拝
<三重地連>
 三重地連(部長・佐藤晃章1陸佐)では3月25日、海自練習艦隊の伊勢神宮参拝を支援した。
これは、司令官・東郷行紀海将補が率いる練習艦「かしま」護衛艦「はまぎり」「うみぎり」による約2万8千海里の遠洋練習航海での安全と、各寄港地における国際友好親善を始めとする任務達成を祈念する恒例行事。今年もこの春、3海尉に任官したばかりの実習幹部を乗せた練習艦隊が鳥羽港沖に停泊し、乗員は伊勢に参拝した。
 神宮の外宮内宮では、司令官を先頭として隊列を組んで歩く海上自衛官の整斉とした姿に、参拝に居合わせた人々は驚きながらもしきりに写真に納めていた。
 ある観光客は「自衛隊の人たちは、イラクに派遣されて大変ですよね。皆さん頑張って復興支援をしてあげてほしいです」と話し、また地元商店街の人々も「毎年、海上自衛隊の方々の精悍な姿を見せて頂けるのを楽しみにしています。海外派遣などで大変ですが、日本のために頑張ってもらいたいです」と語っていた。練習艦隊は、同日夕方には、鳥羽港沖から、次の寄港地へ向かって出港した。
地域援護センター 駐屯地に移転開設
<函館地連>
 函館地連(部長・廣江清1海佐)では、就職援護業務をより一層充実させるため、3月1日に函館地域援護センターを地連本部から駐屯地の広報センター内に移転開設した。
 就職援護の相談等における退職予定隊員や所属中隊長等の利便性の向上と、駐屯地広報室や資料館を訪れる多くの訪問者の中で、自衛隊退職者の雇用に関心がある企業から、求人に関する情報提供が得られるという相乗効果をねらいとした。また、駐屯地援護センターが同一施設内にあるため、部隊を含めた更なる連携の強化が推進される。
部隊研修を実施
<宮城地連>
 宮城地連(部長・石下義夫1陸佐)は、3月19日から20日の間、就職援護活動協力企業主など10社を招へいし、自衛隊に対する理解と支援・協力の増進を狙いとした陸上八戸駐屯地と海上八戸基地の部隊研修を実施した。
 八戸駐屯地では、防衛館で所在部隊の概要などの説明を受けた後、第2対戦車ヘリ隊長の現場説明のもと対戦車ヘリコプターAH-1Sを見学した。また、海上八戸基地では対潜哨戒機P−3Cを見学するとともに管制塔に登り、現地案内の説明を受けながら、眼前に広がる眺望を楽しんだ。
 参加した企業主からは、「日頃めったに見ることの出来ない装備品や航空機を間近に見られて良かった」「我が国の防衛のため日々頑張っている自衛官の姿を見て心強く感じた」との感想が多く聞かれた。

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