防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2003年1月1日号
1面 2面 3面 6面 7面 8面 9面 10面 11面 12面

スポーツよもやま話 根岸直樹
三冠王をメジャーで
松井秀喜、ヤンキース入り
 巨人からFA(フリーエージェント)宣言していた松井秀喜外野手(二八)の移籍先が十二月十九日、米大リーグの名門、ニューヨーク・ヤンキースに決まった。契約金の総額は3年で約2100万ドル(約25億2千万円)。
 松井のメジャー移籍に関しては、賛否両論が飛び交った。「イチロー以上の活躍、間違いなし」「いや、不安材料も多い」と、野球ファンは寄るとさわると日本を代表する強打者のメジャーリーグでの動向を予測し合っている。
 あの「世界の王」を抜いた数々の記録(四番連続415試合、5年連続100得点以上など)歴代8人目の50本塁打以上、2度の二冠王(本塁打、打点)…。日本プロ野球を代表する打者としての実績なら、文句なしだ。
 しかし一方では「パワーなら外国人の方が上」「メジャーの使用球は(日本製よりも)大きく、重いため飛びが悪い」従って「長距離砲としては…」との不安が顔をのぞかせる。
 3度、三冠王を取った落合博満氏は「球団が増えすぎ、人材が不足している現在のメジャーは、野球が雑になった。考える野球、バッティングをする松井が、単なる力と力のぶつかり合いになってしまったメジャーで、長距離打者としての実力を発揮し切れるとは思えない。ファンのひとりとして、彼に並みの成績を期待しているわけではない」と一抹の不安を口にしている。
 「並みの成績」とは、どの程度を言うのか分からないが、3割、30本、90打点なら「並み以上」と言っていいのではないか。重い、飛ばないボールとは言え、松井ならそれ以上は、とだれでもが期待する。昨秋(九月十六日)東京ドームの対横浜戦で打った43号本塁打が脳裏にこびりついて離れない。高さ55メートルの右翼天井に当たって、そのままスタンドに落下した。推定140メートルと発表されたが、150メートル以上は飛んでいたと思う。
 日本プロ野球の最長飛距離本塁打は"怪童"中西太(西鉄)が1953年(昭和28年)に平和台球場で打ったスコアボード越え161メートルとされている。低い弾道で、ショートがジャンプしたグラブをかすめて飛びさった。ホームベース付近には、ボールとバットのこげるきな臭いにおいがした、との逸話が残っている。
 だが、実は松井にも同じような話がある。昨年五月(十六日)のヤクルト戦で打った一発は、超低空で飛び「二塁手がジャンプした」その頭上をかすめ、東京ドーム右中間最深部に突きささった。
 「ボクは飛距離にはあまりこだわらない。距離よりは本数、というのが本音。ガツンと打って一塁へ走りながら、どこまで飛ぶかを見るのは悪い気分じゃない。メジャーへ行っても、気持ちは変わらないと思います」"ゴジラ"松井の咆哮(ほうこう)が海を越えて日本までとどくことを期待する。となると3割、30本、90打点ではとても物足りない。新春、初夢はやっぱり「三冠王をメジャーで」だ。

ダルマに目入れ 中業支
 陸自中央業務支援隊(隊長・藤井信二1佐)は12月19日、隊会議室で、今年1年の任務完遂を祝し、科長等以上でダルマの目入れを行った。
 初めに隊の10大ニュースが発表され、各科長等が次々と目入れを行い、最後に藤井隊長が筆を入れ、両目がめでたく開眼した。
 中央業務支援隊は、総務部・印刷部・人事統計部に分かれ、隊長要望事項「ベストサービス・クイックレスポンス」の下、複雑多岐な内容の支援を積極進取の姿勢で行っている。

雪月花
 師走に入って間もなく、北朝鮮は米ドルの流通を禁じる措置に出た。アメリカが、核開発に対し、圧力を強めたことに対抗する姿勢を示したものだが、追いかけるように、中ロ2国が核開発の中止を要求したことで、この強気の姿勢も危ないものになってきた。
 いうまでもなく、中ロ両国は、これまで北朝鮮を側面から支えてきた友好国である。それが次第に距離を置くようになったが、今回の要求は、"見離した"と言ってもよい。
 核開発の中止は、そのまゝ"朝鮮半島の非核化"につながる。
 "核のない北朝鮮"となれば、これまで続けてきた、近隣諸国への威嚇力もなく、文字通り牙のない「張り子の虎」に変身する。
 世界の情勢に目をつぶり、我を張ったまゝ世界を相手に自滅するか、神がかりの独裁体制をあらため、武に頼らず、平和の中に友好の道を開くか、いずれにせよ、意志の決定まで、のこされた時間は、あまりないようだ。(小町)

HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
SEASON'S GREETINGS AND BEST WISHES FOR THE NEW YEAR
シーズンズ グリーティングス アンド ベスト ウィッシーズ フォー ザ ニュー イヤー
 Hi!皆さん。明けましておめでとうございます。本年もご愛読のほど、宣しくお願い申し上げます。
 早いもので沖縄に異動して、2度目のお正月を迎えることになりました。青い海、青い空はかわりませんが、世界の情勢は目覚ましく変化しています。その変化をどのように受け止めていくかは、個人の考え方や、感じ方で差があると思いますが、自分一人だけ現状維持はできないことは確かなようです。
 日々進歩していく科学技術・特にITはたった数カ月の間に、想像をこえた飛躍をとげています。情報化時代、1T、ブロードバンドと時代を言い表わす言葉は不安と時代の変化に対して少しばかりの焦燥感を感じさせ、ますます世の動きを分かりにくくしています。それだけに何が起こるか、何が起きても不思議でない世の中になったように感じます。
 自分に必要な情報は、自分の手で探し・確実に自分のものにしていくことが、情報が氾濫している時代を生き抜く術であります。このコーナーも、実践的で簡単に理解でき、自然に身につくような表現と知識を追求していきたいと思っています。皆さんの英語学習に少しでも参考になれば幸甚です。さらに精進していく所存ですので宣しくお願い申し上げます。
 それでは皆さん。See ya!
 <陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊キャンプ・コートニー スワタケル>(イラストも)

Home
(ヘルプ)

Copyright (C) 2001-2014 Boueihome Shinbun Inc