陸自東部方面隊は２月17日、東海地震を想定した大規模震災対処兵站演習を駒門駐屯地で報道陣に公開した。食料や燃料の輸送・配分といった後方支援に焦点を当てた大規模演習は初めて。期間は２月14日から18日で、車両約520両、航空機約20機を使用し、約3400隊員が参加。この演習では、災害発生時に隊員約11万人が東海地区で活動するために必要な食料や燃料を、実際に輸送・集積・配分する訓練が行われる。

　写真＝各部隊や静岡県内の運動公園などに輸送するため、燃料を詰めたドラム缶をフォークリフトで車両に載せる隊員

　平成22年度防衛医学セミナーが２月２日、防衛省講堂で「防衛新時代に活躍する医官を求めて」を統一テーマに開催された＝写真左。冒頭で防衛省・自衛隊の高級幹部をはじめ多数の衛生幹部を前に、小川勝也防衛副大臣とセミナー長の早川正道防医大校長が挨拶したあと、養老孟司東大名誉教授が「医師と世の中の関わり」と題する特別講演を行った。引き続き、志方俊之帝京大教授の基調講演やシンポジウムが順次開催された。

写真＝(右)養老氏が講演

　航空中央音楽隊創立50周年記念行事が２月１日、防衛省・自衛隊の高級幹部や来賓、関係者ら多数を迎えて、空自立川分屯基地で盛大に開催された。式典では、立山吉博隊長が空音の50年にわたる歴史・沿革に触れ、「次の半世紀に向かい新たな伝統を刻みながら一歩一歩前進していこう」と力強く式辞で述べた。来賓紹介に続いて、岩成真一空幕総務部長が空幕長の祝辞を代読、「空音の洗練された演奏をもって、夢と感動を一人でも多くの国民に届ける」よう要望した。引き続き、記念撮影、記念植樹、歴代隊長による記念演奏などが順次行われ、出席者全員で創立50周年を祝った。

　写真＝(左)多数の来賓を迎え行われた式典　(中)記念植樹　(右)歴代隊長が参加しての記念演奏

　１月31日から陸上自衛隊ホームページに新しいコンテンツが追加された。操作の簡単なミニゲームで遊べるほか、かわいいキャラクターの壁紙がダウンロードできる。ＰＣ上で楽しめるゲームは「ザ・行進」「整理整頓　自衛官」「リクジ　スライドパズル」「リクジ　神経衰弱」の４種類。シンプルな作りで、やみつきになる人も多そうだ。
　また、モバイルサイトも充実させ、携帯電話でもゲームや待ち受け画面が用意されているので、こちらもお見逃しなく！
　詳しくは、陸上自衛隊ホームページ（http://www.mod.go.jp/gsdf）で。

写真(左)＝ゲームのひとつ「ザ・行進」
　　キャラクターの待ち受け画面も（タクマくん（中）とユウちゃん（右）　）

　米大リーグのエンゼルス高橋尚成投手が１月24日に防衛省を訪れ、岩�ｱ茂空幕長を表敬訪問した。今回の表敬は、��橋投手の兄が空自隊員であることがきっかけで実現した。岩崎空幕長は、「トレーニングで忙しい中、防衛省に来ていただきありがとうございます。現地での一層の活躍を期待しています」と挨拶し、記念としてブルーインパルスの帽子とパイロットのサインが入った創隊50周年パンフレットを高橋投手に贈呈した。それに対して、高橋投手からはエンゼルスの帽子が空幕長に手渡し、和やかな雰囲気の中での表敬となった。

写真＝（左）記念に交換した帽子をお互いにかぶり固く握手　（右）空幕長がブルーインパルスのパンフレットで航空自衛隊を説明しアピール

　航空自衛隊准曹士先任の交代行事が１月20日、防衛省で行われ、第３代目に本田久範准空尉が就任した。岩�ｱ空幕長は訓示で、本田准尉に対して「更なる発展のために、本田流の新しい風を吹かせてもらいたい」と激励した。行事終了後、本田准尉は「私自身謙虚に、誠実に、思いやりの気持ちを持って隊員と接し、航空自衛隊の准曹士のために、また制度発展のために頑張っていく」と意気込みを語った。

　写真＝(中）本田准尉の胸に直接徽章をつける岩�ｱ空幕長（手前は第２代航空自衛隊准曹士先任の作山委久夫准尉）

　１月19日、小川勝久参議院議員(民主党、北海道選挙区、参院当選３回、日大卒、47歳)の防衛副大臣着任行事が防衛省で行われた。

　(写真)栄誉礼を受けた後、儀仗隊を巡閲

＜日　時＞　３月１７日（木）１９：００開演（１８：１５開場）
＜場　所＞　川口総合文化センター　リリア音楽ホール
＜プログラム＞
◆日本の四季の歌遊び（管楽八重奏）／伊藤 康英 編曲
◆ソナタ第１番TWV40:188（ソプラノサックス二重奏）／Ｇ．Ｐ．テレマン
◆I Can See in Your Eyes（マリンバ・ヴィブラフォン）／Ｍ．Ｓ．レス
◆Recardo（マリンバ・ヴィブラフォン）／Ｄ．フェレイラ
◆アメリカの主題による二重奏　作品37（２フルート・ピアノ）／Ｆ．ドップラー
◆TWO-PART INVENTION （２ユーフォニアム・ピアノ）／Ｐ．スパーク
◆クラリネット・クイーンテット!!（クラリネット九重奏）／Ｗ．Ａ．モーツァルト（石川 亮太編曲）
◆ブレーメンの音楽隊または音は何ができるか（木管四重奏・ピアノ）／Ｆ．ティッシュハウザー
◆BACHY THINGS（トロンボーン三重奏）／Ｂ．Ｅ．リン
◆バガテル（クラリネット二重奏）／Ｊ．マッケイブ
（プログラムは、都合により予告なく変更することがあります）

＜入場料＞　無料
＜応募方法＞
◆往復はがきに、住所、氏名、年齢、電話番号、希望演奏会名をご記入の上、お申し込みください。（平成２３年３月３日（木）東部方面音楽隊必着）
◆あて先　
　〒178-8501　東京都練馬区大泉学園町　陸上自衛隊東部方面音楽隊演奏会係あて
◆応募多数の場合は、抽選となります。当選はがき１枚につき１名様まで入場することができます。
◆記載に不備のある往復はがきにつきましては、返信することができません。あらかじめご了承下さい。
◆他のお客様のご迷惑になる場合がありますので、未就学児童の入場はお断りしております。
＜お問い合わせ先＞
　陸上自衛隊東部方面音楽隊演奏会係
　048-460-1711(内線3784)
eaband-ea@inet.gsdf.mod.go.jp
＜東部方面音楽隊ホームページ＞
　　http://www.mod.go.jp/gsdf/ea/eaband/

　国連ネパール政治ミッション（ＵＮＭＩＮ）に軍事監視要員として派遣されていた第４次要員６名が約10ヶ月の任務を終えて帰国した。１月18日午後４時過ぎ、防衛省で隊員の出迎えを受ける中、白川２佐以下６名は、折木統幕長に帰国報告を行った。白川２佐はインタビューで、「ここに帰ってくるまでが任務だと思っていました。全員無事に帰国し、任務を完遂できたということで非常に嬉しく思います」と話した。
　ＵＮＭＩＮは、ネパール政府及びマオイストの間で署名された包括和平合意に基づく和平プロセスを支援するために国連安保理決議に基づき設置された。武器及び兵士の管理の監視等を支援したが、１月15日に活動を終了した。日本からは2007年３月から軍事監視要員として延べ24名の隊員が派遣され、その支援活動は国連本部やネパール政府などから高い評価を受けている。

(左)防衛省Ａ棟前で出迎えを受ける　(中)折木統幕長に帰国報告　(右）インタビューを受ける白川２佐

　１月18日、安住淳防衛副大臣の離任行事が防衛省で行われた。慰霊碑への献花と儀仗隊による栄誉礼・儀仗のあと、安住副大臣は盛大な見送りを受けながら防衛省をあとにした。

写真＝(左)栄誉礼を受けたあと儀仗隊を巡閲　(右)多数の隊員が見送った