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自衛隊ニュース   1057号 (2021年8月15日発行)
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令和3年度 師団集合教育レンジャー
<第3普通科連隊>
新たに26名のレンジャー隊員が誕生
 第3普通科連隊(連隊長・山崎潤1陸佐=名寄)は、7月23日、名寄駐屯地において「令和3年度師団集合教育レンジャー」の行動訓練帰還式を実施した。
 本教育は、レンジャー学生に対し、主として遊撃行動により、困難な状況を克服して任務を完遂する能力及び精神力を付与することを目的として行われ、第2師団内の各部隊から選抜された29名の隊員が参加した。
 約3カ月に亘る部隊レンジャー養成訓練の終盤に行われる連続状況下での行動訓練を終えた26名の隊員を各部隊長や名寄駐屯地の隊員、隊員の家族等が出迎え、無事の帰還を祝福した。
 帰還式では、戦闘隊長(八木3陸曹)による任務終了報告が行われた後、担任官(山崎1陸佐)から帰還した隊員達一人一人に光り輝くレンジャーき章が授与された。
 担任官訓示において担任官は「胸にかけられたレンジャーき章を見よ。私はこの世で一番、レンジャーき章が恰好いいと思っている。良くやった。ご苦労さん。これからレンジャー隊員として、そのき章に恥じぬよう、精いっぱい励んでいくことを期待する。最後に、新しいレンジャー隊員及び指導部のみんな、ありがとう」と新たに誕生したレンジャー隊員達の勇姿を確認しつつ、激励の言葉を述べた。
 帰還を信じて待ち続けた家族からレンジャー隊員へ花束が手渡され、労いの言葉を受けると、苦難を乗り越えた喜びを噛みしめながら涙する学生の姿も見られた。
 全ての任務を終え、戦闘隊長は「本当に厳しく過酷な訓練でしたが、この苦難を乗り越え、全ての任務を完遂し、無事に帰還できたのは、共に歩んできた仲間達、そして部隊や家族の支えのおかげであり、本当に感謝しています。これからはレンジャー隊員として今まで以上に部隊へ貢献できるよう、日々、精進していきます」と本教育での思いや感謝の気持ちを述べるとともに、凛々しい表情で今後の抱負を語った。
 晴れてレンジャー隊員となった隊員達は、教育で培った不撓不屈の精神を胸に刻み、更なる部隊の精強化のため、力強く邁進していく。

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