防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   1055号 (2021年7月15日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 7面 8面 9面 10面 11面 12面

よせがき

-
演習場整備に参加して
第6施設大隊(神町) 1陸士 清水七海
 私は、中隊配置以来初めて春季白河布引山演習場統一整備に作業分隊員として参加しました。
 任務は監的道延長工事における1t土のうの設置、しがらの補修及び法面に対しての植生による土砂流出防止工であり、特に印象に残っていることは、法面・切土に対しての植生です。
 施設科は、訓練等において築城等を実施するものの、訓練終了後は、すぐに撤収してしまう特性があるため目に見える形として成果を実感することが少なかったですが、今回の整備内容に関しては目に見えて形に残る作業であり、やりがいを感じながら次につながる施工をすることができました。
 今回の演習場整備を通じ、とても貴重な経験をさせていただきました。次回の秋季演習場整備にも参加して自分の目で今回の成果を確認するとともに、監的道の完成に向けてどんな任務にも積極的に取り組んでいこうと思いました。
-
大津駐屯地に転属をして
大津駐屯地業務隊衛生科 1陸曹 寺西伯元
 令和2年度後期の定期異動で今津駐屯地業務隊から大津駐屯地業務隊に転属し、現在放射線係として勤務しています。
 大津駐屯地には、陸曹、新入隊員、予備自衛官等の教育訓練を担任する部隊が所在しているため、年間約2,600名を超える隊員が、入隊、入校、招集訓練に参加しており、健康診断や予防接種を行う機会は以前より格段に多くなりました。
 このため、放射線技術以外の医療技術を求められることも多く、先輩方からアドバイスを頂きながらこれらを学びつつ日々緊張感を持って勤務しております。
 自身が隊員の教育に直接携わることはありませんが、入隊、入校等をされる方々が教育に専念できることを目標に、微力ながら健康上のサポートを誠実に実施して教育に貢献して行きたいと思います。
-
食事の大切さ
第33普通科連隊(久居) 3陸曹 余郷里実
 私は、今回が初めて参加する武装走競技会でしたが、様々なことを学ぶことができました。そのなかでも特に食事の大切さを学ぶことができました。
 武装走で私は、グリコーゲンローディングというものを実践してみました。これにはいくつかの実施要領がありますが、私が行ったのは約1週間前から3日間ほど炭水化物をほとんど摂取しないようにして、その後の3日間は積極的に炭水化物をとるようにし、これにより筋肉内のグリコーゲンを高いレベルにして競技に臨むことができるというものです。実際にやってみて、炭水化物をほとんど摂取していない時に中隊での記録会がありましたが、体に力が入らなくて坂道で踏ん張ることができず、最後まで力が入らないように感じましたが、武装走当日は坂道でもしっかり足に力が入って、最後まで思い切り走ることができてとても驚きました。
 今まで食事はあまり気にせず、「前日は油っぽい食事はやめておくか」くらいにしか考えていませんでしたが、今回の取り組みで食事の大切さを実感することができました。
 もし次も武装走に出場することがあったら、同じように食事にも気をつけて、トレーニングの内容を考えていきたいと思います。一秒でも速くなれるように取り組んでいきたいです。
-
聖火ランナーを経験して
第105施設直接支援大隊 秋田派遣隊 1陸曹 福地隆安
 聖火ランナーに応募したきっかけはとあるスポンサー企業のランナー応募企画でした。オリンピックという世界的な行事に参加してみたいと考えており、まさか選ばれる事はないと思っていましたが、一次審査、二次審査を経てランナーに選出されました。
 昨年は新型コロナウイルスの影響によりオリンピック延期の為、早々と中止となり走る事はないと思っていました。しかし、委員会から昨年と同じ条件で参加して下さいとの通知があり参加を決め、今回走らせていただきました。
 新型コロナウイルス感染対策として2週間前からの体調、体温の管理及び会食の禁止等の対策を実施し体調を整えて準備しました。
 初夏の候の6月9日、秋田県大潟村の約200mの短い区間ではありましたが、部隊の隊員及び沿道の皆さんからの声援を受けて緊張感のなかトーチを繋ぎました。
 私が走る事によって微力ではありますがコロナ禍のモヤモヤした世の中に希望を与えられたと実感した瞬間でした。
 最後に、業務多忙の中参加させていただいた部隊の方々、声援をいただいた沿道の皆様及び行事の関係者に深謝を申し上げるとともに、早くコロナが終息し活気溢れる世の中になってほしいと願っています。
-
演習場整備から学んだ事
第6施設大隊(神町) 陸士長 大野陽貴
 5月10日〜5月19日までの間、令和3年度春季布引山演習場統一整備に作業分隊員として参加しました。本演習場整備での中隊の任務は、幹線道路延長工事地域の河川への土砂流出防止のための工事を実施しました。
 我が分隊は、土砂流出防止のための砂防設備の構築を命ぜられ、主として1t土のうと制式土のうにより構築しました。土のう作成は、我々施設科隊員にとってのお家芸であるものの、着工当初は土のうの積み上げ・整形等の練度が乏しく、分隊長等の諸先輩から多数の指導を頂きましたが、工事の進捗とともに練度を上げ、最終的には砂防設備構築に大きく貢献できたものと思料します。
 土のう構築は、陣地構築等の堅固な築城に直結する必須の技術であり、本演習場整備の場をもって副次的に施設技術を向上させることができ、大きな訓練効果のある演習場整備となりました。
 我々は、何時・如何なるときにも任務を遂行できなければなりません。そのために最も重要なことは「練度」を蓄積することであり、様々な任務を達成するため、「練度向上」に着意することが大事であることを本演習場整備において学びました。
 これからもすべての任務において、練度向上に繋げていくことに着意し職務に邁進してまいります。
-
即応予備自衛官志願
第49普通科連隊(久居) 即応予備陸士長 畠山祐輔
 私は平成13年から17年まで、第7高射特科連隊第6中隊(静内)で弾薬手として勤務していました。退職後は大阪で調理師や栄養士の仕事に従事しています。
 即応予備自衛官志願の理由は、子供が生まれたことにより、もう一度心身ともに鍛え直し強い父親になりたいと思ったからです。また、国防という誇りある任務に携わることで、これから先に直面するであろう数々の壁や困難を乗り越えていける力を持っていきたいと思ったからです。
 ブランクもあり、常備自衛官時代よりも体力も落ちていますが、もう一度初心に返り自分を奮い立たせ頑張りたいと思っています。
-
金鯱戦士に選考されて
第33普通科連隊(久居) 3陸曹 奥村真人

 私はこの度、令和2年度金鯱戦士「応用射撃(陸曹)の部」に認定されました。
 私は平成21年に入隊し、現在は算定陸曹として勤務しています。射撃能力は普通科隊員にとって必要不可欠な戦技の一つであります。しかしながら私自身射撃はそれほど得意ではありませんでした。入隊以後数年間は基本射撃上級検定で40点以上を出せずにいました。その為、射撃予習では自分なりに射撃姿勢や装具等の装着要領を試行錯誤し、射撃が上手な先輩隊員にアドバイスを頂きながら努力してきました。
 その結果、40点以上を取ることが出来るようになり、昨年度には(豪州陸軍主催射撃競技会)AASAM21選考に参加させて頂きました。AASAM21選考では、普段とは違った方法の射撃で慣れない事に悪戦苦闘しました。その時も射撃予習に真摯に取り組み、より良い方法を考え、実行を繰り返しAASAM21選考に全力で臨みましたが、結果を出せませんでした。しかしながら射撃技術は確実に向上したと思います。
 昨年度初めて応用射撃(各個の戦闘射撃)を実施し、全弾命中の成果を得ることが出来ました。この結果はAASAM21選考に参加出来たことや、日々の射撃予習で目的意識をもち、考え、真剣に訓練を行ってきたことによるものであります。射撃をする機会は限りがあります。その為射撃予習の重要性を常々感じており、射撃予習でどれだけ実射との差異をなくし、普段通りに実施できるかが重要だと考えています。
 今年度もAASAM22選考に参加する機会を与えて頂きましたので、昨年度より良い結果を出せるよう日々の訓練・練成に邁進していきたいと思います。


NEXT →
(ヘルプ)
-
shop
-
マスク
-
日本の機甲100年
通販部
10
Copyright (C) 2001-2021 Boueihome Shinbun Inc