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自衛隊ニュース   1032号 (2020年8月1日発行)
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3年ぶりに募集・採用目標達成!
令和元年度全国地本長会議
 6月22日、7月からの募集最盛期を前に、令和元年度地本長会議が実施され、令和2年度採用目標達成へ向けた強い意志の共有が図られた。なお例年は、各地本長等が防衛省で一堂に会して行われるが、今回は新型コロナウイルス感染防止の観点から、テレビ会議形式で行われた。
 令和元年度は、一般曹候補生及び自衛官候補生の募集・採用について、3年ぶりに目標を達成。採用数は過去10年で最大の約1万4000名であった。これは、士の採用上限年齢の引き上げや身体検査基準の緩和等による制度的な見直しと、各地方協力本部の地道な募集活動や各種協力団体の支援の功績が大きいとみられる。全国の地方協力本部の指揮官監督を担任する湯浅悟郎陸上幕僚長は、「昨年度の募集成果については、各地本長及び広報官のみならず、隊員一人一人や陸海空各部隊の努力も結集した結果と認識する。心より感謝申し上げる。令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、特殊な環境下での任務遂行となるが、全員が目標を達成するために力を合わせ、任務を遂行されたい」、「自衛隊は、真の強さ、逞しさ、優しさを持った人間の集団である。自衛官の魅力は、自衛官自らが発信していくことが必要である。地本の任務は、自衛隊が任務を遂行する上で、人的基盤の維持や地域とのつながり等、必要不可欠なものである。そのことを心に留めつつ、その他の隊員はしっかり地本を支えていくよう期待する」と訓示した。
 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、延期となっていた採用試験日程も新たに公表された。陸幕募集・援護課では、懸念される第2・3波の感染拡大時への対応についても、「引き続きしっかりと対応していく」としている。

令和元年度地本等表彰
 「募集業務」「就職援護業務」「予備自衛官等管理業務」など業務全般に対して優秀な成績を収めた地本や広報官等を讃える「地本等表彰」の結果は以下のとおり。募集業務で大きな成果を獲得したことにより、第1級賞状受賞地本が昨年度から1つ増えて4地本となった。増加は平成元年度以来。また、第2級賞詞を受賞した広報官は昨年度の3名から17名に、隊員自主募集は昨年までの「褒賞」から「表彰」へと格上げされた。なお表彰式も新型コロナウイルス感染防止の観点から、防衛省で防衛大臣等からの直接授与ではなく、当該方面総監からの伝達となった。
【優秀自衛隊地方協力本部】
◆第1級賞状
宮城、埼玉、香川、佐賀
◆第2級賞状
旭川、青森、群馬、神奈川、静岡、富山、福井、岐阜、三重、京都、岡山、広島、福岡、宮崎、沖縄
◆陸幕長褒賞
帯広(予備自)、栃木(予備自)、東京(予備自)、大阪(援護)、滋賀(予備自)、鹿児島(予備自)
【隊員自主募集優秀部隊】
◆第2級賞状
第2施設団、第13旅団、第17普通科連隊、第13高射特科中隊、出雲駐屯地業務隊、西部方面混成団
【優秀広報官】
◆第2級賞詞
長内1曹(青森)、小野里1曹(宮城)、西谷曹長(群馬)、目黒1曹(埼玉)、井坂2曹(神奈川)、河野2曹(静岡)、松岡3曹(富山)、岸本2曹(福井)、日比2曹(岐阜)、松本2曹(三重)、桑室2曹(岡山)、加藤曹長(広島)、杉原曹長(香川)、下野1曹(福岡)、服巻2曹(佐賀)、坂元曹長(宮崎)、永江3曹(沖縄)
◆陸幕長褒賞
溝口1曹(札幌)、遠藤2曹(福島)、山本曹長(茨城)、法師人2曹(栃木)、岡野1曹(千葉)、藤田2曹(東京)、長谷川1曹(新潟)、中山2曹(長野)、善入准尉(石川)、高橋曹長(愛知)、長谷川1曹(鳥取)、中村1曹(山口)、森本2曹(長崎)、野平3曹(鹿児島)

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