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自衛隊ニュース   1032号 (2020年8月1日発行)
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広帯域多目的無線機を実機展示
<陸上自衛隊>
 陸上自衛隊は7月13日、平成24年から配備を進める新野外通信システム「広帯域多目的無線機(=広多無)」の実機展示を公開した。これは今年1月の大臣定例会見で記者から「広多無」の能力についての質問に答える目的で行われた。
 実機展示は防衛省敷地内で行われた。第1小隊(高低差のある場所)、第2小隊(建物で遮蔽された場所)、偵察班(移動中の車両)から中隊本部へ、それぞれ滞りなく通信が行われることが証明された。また音声以外にも、新しい機能として、電子メールでのやりとりや、警告警報位置を一斉に地図に反映させて知らせる機能等も展示された。
 「広多無」は、周波数や使用目的ごとに必要だった個別の専用無線機を、ソフトウエア無線技術によって1台に集約した。そのため、小型軽量化、機能拡張やアップデートの簡易化(ソフトウエアを更新するだけ)、コストダウンを実現。小型化について車載用のデモでは、前機種のように座席一人分を潰すことなく搭載できることが確認できた。また音声機能に加え、データを活用した通信が可能となり、情報伝達手段の簡素化・正確性向上が期待できるという。
 「広多無」は令和2年7月段階で、車両搭載機は約7000台、全体としては約7割の部隊配備が進んでいるとのことだ。

日々の訓練に精励する!
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SSM集中訓練
<第1特科団>
 第1特科団(団長・大場剛陸将補=北千歳)は6月8日から13日の間、北海道大演習場及び石狩湾沿岸部各地において、SSM集中訓練を実施した。本訓練は、SSMシステムを最大限活用した情報収集及び指揮・通信訓練を各地対艦ミサイル連隊毎に実施させ、練度向上を図ることを目的に、新型コロナウイルス感染症の拡大防止処置を適切に実施しつつ行われた。
 各地対艦ミサイル連隊は、地形に応じた捜索・標定レーダ装置や中継装置適地を選定、連隊指揮所とのシステムを構成し、艦船情報の収集から対艦射撃にわたる指揮幕僚活動について演練した。また、北部方面情報隊との協同訓練や広域に展開した部隊の長期間の活動に対する兵站(糧食、燃料等)についての検証もあわせて実施した。
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即自招集訓練
<第52普通科連隊>
 第52普通科連隊(連隊長・坂口浩一郎1陸佐=真駒内)は、6月26日から29日までの間、北海道大演習場において第8回即応予備自衛官招集訓練(第1次連隊射撃野営)を実施した。
 本射撃野営は各種装備火器の射撃能力等の維持・向上を目的として実施した。課目は、中隊(小隊)戦闘射撃・70式地雷原爆破装置・120mm重迫撃砲実弾射撃等を実施した。
 特に、防御課目で行った中隊(小隊)戦闘射撃においては、隠顕するホップアップ的を攻撃前進する敵戦車や敵歩兵に見立て迫撃砲の掩護射撃のもと、小隊長及び分隊長の号令により87式対戦車誘導弾、個人携帯対戦車弾、06式小銃てき弾、狙撃銃、機関銃、小銃等の対機甲、対人火力を連携させ、次々と的を撃ち抜いた。また70式地雷原爆破装置の実爆訓練は、各中隊の集成のチームで2発投射したが、中には初めて実爆を経験するという即応予備自衛官もおり、その迫力に驚きの表情を見せていた。
 重迫撃砲中隊は、9月の実射検閲に向けた練成訓練の位置づけで、高い精度と速度を追求した訓練に汗を流し、砲側・前進観測・射撃指揮の3者連携について確認していた。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため毎年の恒例行事であった雇用企業主を招聘して日頃自社で働く即応予備自衛官の訓練姿を研修してもらうことを断念せざるを得ないこととなったが、連隊及び各隊員は感染防止対策を万全にし任務を完遂した。
 第52普通科連隊は、常即一体となって真に戦える部隊の育成に尽力しており、今年度3回計画している連隊射撃野営のうち残り2回も効果的かつ魅力のある訓練を実施して更なる向上を目指していく。

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