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自衛隊ニュース   1024号 (2020年4月1日発行)
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ありがとうRF-4
飛行訓練終了セレモニー
偵察航空隊
 航空自衛隊百里基地に所在する偵察航空隊(司令・朝倉譲1空佐)は、3月9日、今年度末の部隊の廃止に伴う飛行訓練終了セレモニーを執り行った。
 列線に並ぶ4機のRF-4Eと2機のRF-4EJ。かつて偵察航空隊は、約30機ものRF-4偵察機を運用していた時代もあったが、廃止を目前に控えた今は数機を運用するのみ。
 それでも、午前中に3機、午後には3機のRF-4が、最後の飛行訓練に向け、百里基地を離陸。約1時間の訓練を終え、無事帰投してきた。編隊長として、最後の飛行訓練の指揮をとった第501飛行隊長(岡田智光2空佐)は、偵察航空隊司令に対し訓練終了を報告。隊司令は、全隊員に対し訓示を述べた。その後、RF-4E初号機であり、この日飛行隊長が搭乗した901号機に45年間の感謝を込め、お神酒を。
 そして、集合写真撮影の後、最後は、恒例の隊員同士の水かけに。感謝と惜別、様々な想いが詰まった万感のセレモニーとなった。
 3月26日、偵察航空隊はその歴史に幕を降ろした。
 これに先立ち、2月4日に偵察航空隊は、無事故飛行時間8万時間を達成している。「見敵必撮」をモットーとし、大切な情報を持ち帰るため、北は北海道から南は沖縄まで、日本全国の空を飛び回り、任務飛行や訓練飛行はもとより、様々な災害現場の状況をいち早く伝えるため、昼夜を問わず飛び回った。

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