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自衛隊ニュース   1019号 (2020年1月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部

予備自衛官補から予備自衛官へ
<宮城>
 11月29日〜12月3日までの間、宮城地本(本部長・古屋浩司1陸佐)が担当する予備自衛官補3名(一般2名、技能1名)が多賀城駐屯地において実施された予備自衛官補の教育訓練(第119教育大隊担任)において、所定の教育訓練を修了し、12月4日付けで予備自衛官として任用された。
 一般の2名は、平成29年度に採用され、普段は会社員として勤務しながら、休暇等を活用して教育訓練に出頭し続け、今回の第3段階訓練をもって50日間の教育訓練出頭を達成した。また、技能の1名は放射線管理の資格保有により、令和元年7月に採用され、9月に第1段階訓練を終え、今回の第2段階訓練をもって10日間の教育訓練出頭を達成し、採用から6カ月での予備自衛官任用となった。
 3名とも令和2年度からの予備自衛官5日間訓練への出頭に意欲を示しており、宮城地本は「3名が訓練に出頭し易い環境の醸成に努める」としている。

中学生との合同コンサートで自衛官募集をPR
<山形>
 山形地本(齋藤信明本部長)山形募集案内所(所長・安達岩男1陸尉)は、12月1日、朝日町エコミュージアム創遊館で実施された第6音楽隊と朝日中学校吹奏楽部との合同コンサートにおいて広報展を実施した。
 朝日町での第6音楽隊によるコンサートは、2年ぶり3回目の開催であり、朝日中学校吹奏楽部とのコラボ演奏は今回が初めて。
 当日は天候にも恵まれ、会場は町民約300名の来場者で賑わった。コンサートは3部構成で行われ、第1部は朝日中学校吹奏楽部が、第2部は朝日中学校と第6音楽隊の合同で、第3部は、第6音楽隊が演奏した。第2部の合同演奏では、朝日中学校吹奏楽部が山形県吹奏楽コンクールにおいて銀賞を獲得した成果を十分に発揮し、第6音楽隊との息の合った迫力ある音色がホールに響き渡り、来場者から惜しみない拍手が送られた。また、第3部開始前には、ステージ上に安達所長と山形地本キャラクター花笠音頭の介・地本らふらんすくんが登壇。所長自ら自衛官募集をPRした(写真)。演奏会終了後、来場者からは、「迫力ある自衛隊の演奏を聴いて感動した」「中学生との合同演奏をまたやってほしい」との声が聞かれ、コンサートは大盛況に終わった。
 山形所では、広報コーナーを設け、自衛隊の活動や装備品等のパネル展示、朝日町キャラクターと地本キャラクターの写真撮影、来年のカレンダー抽選会を実施した。
 山形募集案内所は今後も様々な活動を通じて自衛隊に対する地域住民の理解を深め、交流していきたいとしている。

本部長自ら街頭広報「千葉三兄妹」も参加
<千葉>
 千葉地本(本部長・河井孝夫1海佐)は、12月18日にJR千葉駅バスロータリー地区において、千葉地本が独自に作成したカレンダーを配布して街頭広報を実施した。
 今回実施した街頭広報はカレンダーを配布して自衛隊の魅力を発信するとともに、自衛官等の採用試験を案内する目的で実施し、千葉地本のマスコットキャラクターである「千葉三兄妹」と本部長を含む17名が参加した。
 当日は、昼過ぎということもあり、多くの歩行者で賑わい、活気で満ち溢れていた。そんな中で隊員がカレンダーを手渡すと歩行者は配布したカレンダーに掲載されている陸海空の装備品の写真に目を輝かせ、様々な質問する人や、自衛官候補生の採用試験について質問する人も多くいた。
 千葉地本は今後も各種広報イベント等に積極的に参加し、自衛隊の魅力を発信していく予定である。また自衛官等採用試験に興味のある方は、いつでも問い合わせていただきたい。

空自入隊者から郡司令褒賞報告
<神奈川>
 神奈川地本(本部長・夏井隆1海佐)市ヶ尾募集案内所(所長・近藤1空尉)は12月12日、8月末に航空教育隊第1教育群(航空自衛隊防府南基地)に着隊した大谷智之2空士より井坂健太郎広報官へ教育隊修了の報告を受けた。
 『井坂さん、おはようございます。ご無沙汰しております。卒業まで残すところ1日となりましたが、昨日職種と任地が発表されました。そのご報告をしたく連絡致しました。自分は航空管制官で百里基地に赴任することとなりました。また、それと同時にお蔭様で群司令褒賞も頂くことも出来ました。自衛隊に入隊するきっかけを作って下さった井坂さんに大変感謝致します。これからも前を向いて精進して参ります。』(原文のまま)と丁寧な連絡があった。
 井坂広報官は大谷2空士へすぐに返信をして群司令褒賞表彰を称えた。卒業式後には、『無事に卒業式を終えました。いよいよ百里基地に向かっていきます。』と連絡があり、優秀賞の賞状を照れ臭そうに持っている写真も送られてきた。ご家族も大変喜んでいたという報告も受け、本人の努力が実った充実した教育期間となった。
 市ヶ尾募集案内所は「広報官との出会いにより未来を担う航空自衛官が誕生したことは、大変誇らしい結果となった。これからも一期一会を大切にし、募集活動に邁進していきたい」としている。

地域住民とのふれあい、中長期的に育てる広報
<鹿児島>
 鹿児島地本(本部長・高岩俊弘1海佐)鹿児島募集案内所(所長・迫口真也1陸尉)は、12月7日及び8日、日置市伊集院町総合運動公園において開催された、「まるごと伊集院フェスティバル」に参加し、来場した約3万人に対し、広報活動を実施した(佐世保地方総監部広報係、12普連が支援)。
 本広報活動は、日置市家族会長(兼募集相談員)の働きかけで、主に日置市民に対し、自衛隊の活動を知ってもらおうと、装備品展示・制服試着・募集ブースなどの催しで4年前から参加している。
 特に、日置市には、自衛隊の基地・駐屯地が所在せず、自衛隊の認知度はやや低調である中、日頃、自衛隊の装備品を直接目にする機会が少ない来場者は、テレビでもあまり見たことのない軽装甲機動車に直接触れたことに感動するとともに、陸・海・空自衛隊の制服を試着できたことを大いに喜び、笑顔で写真に納まる姿がとても印象的であった。
 自衛隊の募集種目に関心を示す来場者に対しては、広報官がニーズに応じた具体的な採用情報等に関する説明等を行い、本年度または次年度につながる情報及び中・長期的募集対象者情報67件を獲得でき、自衛隊を最大限アピールできた。また、一部の来場者からは、「残念ながら、消防士の試験が不合格だったので、自衛官の説明を聞きにきました」「自衛隊が好きなので、将来の職業選択の一つにします」「自衛隊さん頑張ってますね。これからも日本国民を守って下さい」「自衛隊は最後の砦として頼もしいです」などの声が聞かれた。
 本広報活動を通じて、多くの地域住民との人脈が広がり、自衛隊に対する理解促進につながるとともに、中・長期的な視点に立った募集基盤の構築を図ることができた。
 鹿児島募集案内所は、引き続き、「多くの日置市民に自衛隊の活動等を紹介する機会を設け、日置市民の自衛隊に対する理解促進及び認知度向上に努めたい」としている。

近隣園児らと年末ふれあい行事 
<長崎>
 長崎地本(本部長・西田洋一郎1海佐)は、令和元年12月7日、毎年恒例のOB会主催年末ふれあい行事を支援した。
 当日は天候にも恵まれ、本部庁舎駐車場を開放して、出島町自治会及び近隣保育園等の人々を招いてもちつき大会を実施した。
 参加した子供達はミニチュア制服の試着、パジェロ体験試乗、炊事車で蒸し上げたもち米で、もちつき体験や真っ白になりながらのもち丸め、部員手作りのうどんと自分で丸めたつきたておもち等を楽しみ、その御礼に元気いっぱいのダンスを披露した。
 参加者からは「楽しい時間を過ごさせていただきました。毎年楽しみなイベントの1つです」との声も聞かれ、町内・ご近所の方々と親睦を深め、盛会のうちに終了した。
 子供達が帰る際は部員と「ハイタッチ」でお別れし、「来年もきてね!」「また来るね!」との言葉を交わし、直接子供達とふれあうことで元気をもらえた。
 長崎地本は「今後も自衛隊と県民とのかけはしとなる活動を推進していく」としている。

即応予備自衛官雇用企業を訪問 災害招集協力の謝意伝える
<埼玉>
 埼玉地本(本部長・山野正志1空佐)は、先の台風19号の被害対応への災害招集に応じた即応予備自衛官の雇用企業を訪問し、災害招集への協力に対し謝意を表した。
 12月4日、本部長は10月22日から11月4日まで災害派遣に従事した第48普通科連隊の萩原知子2曹が看護士として勤務する「埼玉成恵会病院」を訪問、災害派遣従事中の萩原2曹の写真とともに、活動内容を上司である看護部長に紹介するなどし、これまで以上の予備自衛官等制度への協力を依頼した(写真右)。また、これに先立つ11月22日には、10月18日から同月28日まで災害派遣に従事した第103補給大隊の畠山大起士長が勤務先の「ケアサポート彩玉」代表とともに地本本部を訪れ、本部長の他、所属する第1補給中隊長、同中隊先任上級曹長も同席した中で、災害派遣中の被災者への思いや苦労話を話してくれた(写真下)。
 両名とも今後も招集があれば、いつでも応じることができるよう訓練に励み、即応予備自衛官としての錬度の維持と、健康管理に留意していくと心強く抱負を語ってくれ、埼玉地本としても、これに応えるべく、引き続き予備自衛官等本人及びその雇用企業の理解と協力を得られるよう連携を強化していく。

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