防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1007号 (2019年7月15日発行)
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各地で記念行事
地域との距離もっと身近に
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北海道補給処島松駐屯地 67周年
 島松駐屯地(司令・岡田俊和陸将補)は、令和元年6月23日、「北海道補給処及び島松駐屯地創立67周年記念行事」を実施した。
 式典に先立ち、北海道補給処及び駐屯地に対して支援・協力を行っている個人及び団体に司令及び処長より感謝状が贈呈された。
 記念行事は恵庭市自衛隊協力会会長である原田裕恵庭市長をはじめ多数の来賓、市民等が訪れる中、盛大に執り行われた。式典において、岡田駐屯地司令は、「自分がなすべき『当たり前のこと』とは何かを、常に自問自答し、仲間と助け合い、勇気を持って実行する日々を過ごして欲しい」と隊員に対して要望した。
 訓練展示では、野外における後方部隊の行動と要域防空を担う高射部隊の行動を場面として、航空攻撃により損傷した車両の回収、補給品の交会交付及びホークミサイルによる対空戦闘等を展示し、来場した招待者及び市民に日頃の訓練成果を強く印象付けた。
 この他にも、戦車・装輪装甲車・高機動車体験試乗、装備品展示、足湯、子供広場、音楽演奏等のイベントを開催し、地域の人々とのコミュニケーションを図った。心配された天候も式典開始にあわせるように回復し、青空がのぞく中、多くの親子連れの姿で賑わった。
 来場者からは「島松駐屯地の重要性を改めて認識し、これからも応援していきたいです」、「部隊の特性を生かした訓練展示がとても良かった」、「小さい子供も安心して連れて来られるところがいい」などの声が聞かれた。
 当日は約1900名が訪れ、大盛況のうちに記念行事を終えることができ、地域住民との一体化と信頼感を醸成した。
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札幌病院 64周年
 自衛隊札幌病院(病院長・大鹿芳郎陸将)は、6月7日、自衛隊札幌病院創立64周年記念行事を挙行した。
 大鹿病院長は式辞で「自衛隊札幌病院は北海道唯一の自衛隊病院であり基幹病院であることを改めて自覚し、良質な医療の提供のみならず、各種衛生支援や教育訓練環境の提供など多種多様な役割を果たしていかなければならない」と述べ、一人ひとりが日々成長し、病院機能の向上に努めていくことが不可欠だと述べた。
 行事にあわせて実施した感謝状贈呈式では、病院長から各種行事等に対する積極的な支援・協力を実施して院務運営に寄与するとともに豊友会(自衛隊札幌病院OB会)会員と病院職員との融和親睦に多大な貢献をした、豊友会副会長の千葉三枝子氏に感謝状が贈られた。なお、当日は欠席であったが、日頃の院務運営の支援に対し、札幌医科大学の成松英智教授、札幌市医師会南支部長の林下忠行先生にも後日、感謝状が贈呈された。
 9日には、札幌市内のホテルにおいて札幌医科大学の鳥越俊彦教授による「がん免疫病理学による個別化がん治療の展望」と題した
記念講演会を行い、自身の自衛隊札幌病院での勤務経験やアクセルとブレーキに例えた免疫の話など専門知識がなくてもわかりやすい内容で聴講者約130名の理解を深めた。
 記念講演会に引き続き、豊友会主催による記念祝賀会が開催され、盛況のうちに終了した。
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岩手駐屯地 62周年
 第9特科連隊長兼岩手駐屯地司令(野口紀幸1陸佐)は6月16日、達増岩手県知事、5名の国会議員をはじめ多数の来賓を迎え、「岩手駐屯地創立62周年記念行事」を挙行した。
 前日に入梅し、あいにくの雨にもかかわらず、駐屯地には県内外から約5000名の来場者が訪れ、主な行事として「感謝状贈呈式・記念式典・観閲行進・訓練展示・祝賀会食」、催事として「戦車体験搭乗・音楽演奏・装備品展示」等を実施した。
 特に人気の訓練展示は、特科部隊や、東北唯一の戦車部隊が駐屯する岩手駐屯地ならではの重火力装備が迫力ある訓練を展示するとともに、第5普通科連隊(青森)や第9偵察隊(弘前)の協力を得て、それぞれの部隊の役割と連携要領を展示した。また、レンジャー訓練展示、格闘訓練展示も実施して自衛隊の真摯を披露した。
 この他にも広報写真展示や音楽演奏により自衛隊・駐屯地の活動を周知するとともに、戦車体験搭乗や装備体験、茶道教室などを通じて隊員とふれあい、ともに楽しい一日を過ごした。
 記念行事に訪れた来場者は、各種イベントを通じて自衛隊の任務・活動に対する理解を深めるとともに、駐屯地への親近感と信頼を深めた。
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高射教導群 50周年

 高射教導群(司令・日高芳浩1空佐=浜松)は、令和元年5月18日及び19日、高射教導群創立50周年記念行事(前夜祭、記念式典、記念会食)を執り行った。
 18日は、浜松市内にあるホテルクラウンパレス浜松にて、高浜会(後援会)との共催により、前夜祭を行い、歴代隊司令をはじめ部内外から多数の来賓を招き、盛大に行った。また、航空総隊司令官・武藤茂樹空将からのお祝いのメッセージを会場にて披露した。
 19日には、基地内において、記念式典、訓練展示及び記念会食を実施し、式典において日高群司令は、「歴史から教訓を学ばぬ者は、過ちを繰り返して亡びると言われますが、全隊員が歴史の教訓を学び、よき伝統を継承し、部隊を発展させるべく、鋭意努力していく所存です」と誓った=写真。また、訓練展示では天候にも恵まれ、来賓に好評であった。記念会食では、中部航空音楽隊の記念演奏をはじめ、浜松のクリスチャン・ラッセンこと日高群司令作「夜更けのイルカ」抽選会を催し、当選者に贈呈、会場に笑顔が咲いた。
 高射教導群は「行事実施に対する皆様のご支援ご協力に感謝申し上げます」としている。

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第4施設団 58周年
大久保駐屯地 62周年
 大久保駐屯地(司令・小谷琢磨陸将補)は令和元年5月25日、第4施設団創隊58周年及び大久保駐屯地創立62周年記念行事を挙行した。
 当日は晴れ渡る空の下、4537名の来場者を迎えるとともに、国会議員、地元首長、各協力団体等から約600名の来賓の臨席の中、式辞では「我々の存在と活動は国民の皆様、そして自治体の理解と協力があってはじめて可能となるものであります。私達は常に国民・地域社会とともにあります。今後とも第4施設団及び大久保駐屯地へのご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます」と述べた。
 また来賓から祝辞が贈られるとともに、新隊員教育隊122名を含む人員約440名、車両約82両、航空機1機による威風堂々とした観閲行進を執り行った。
 その後、中部方面音楽隊及び3施太鼓による音楽演奏に引き続き戦闘訓練が展示され、観衆に陸上自衛隊の威容を示し、来場者から大きな歓声があがった。
 装備品体験試乗では74式戦車や水際地雷敷設装置、渡河ボートの試乗に長蛇の列ができるほどの盛況をみせた。装備品展示会場にいた子ども連れの親子からは「ヘリコプターや戦車などを目の前で見ることができ興奮しました。すごい迫力で感動しました。来年も是非来たいです」の声のほか、自衛隊への理解が深まった等の声が数多く聞かれた。

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