防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1006号 (2019年7月1日発行)
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カナダ国防大臣 施設学校を訪問
 施設学校(学校長・腰塚浩貴陸将補=勝田)は、6月3日に、カナダのハルジット・シン・サージャン国防大臣訪日に伴う部隊訪問を受けた。
 施設学校は、カナダと各種国際活動において密接な関係にあり、昨年担任したモンゴル能力構築支援においてはカナダ軍がオブザーバーとして研修するとともに、現在担任している国連PKO工兵部隊マニュアルの改訂作業部会においては、施設学校主任教官・白石稔1陸佐が議長、カナダ軍将校が副議長を務める等、平和維持分野において連携を深めており、こうした関係を背景として今回の訪問が実現した。
 サージャン国防大臣は、原田憲治防衛副大臣、陸上幕僚副長・小野塚貴之陸将の同行の下、ヘリにより駐屯地に到着し腰塚施設学校長による出迎えを受け、主要幹部を含めた記念撮影が実施された。応接室での懇談の際にはお茶と和菓子等の "和" の文化に触れるとともに、施設学校長との記念品交換において、 "笠間焼き" を贈呈され大変喜んでいた。
 その後、陸幕及び施設学校長から、陸上自衛隊及び施設科部隊・施設学校のPKOや能力構築支援等の取り組みについて映像を交えつつ説明を受けた。
 屋外においては、施設教導隊による07式機動支援橋の架設訓練展示や操縦体験等を含む各種施設装備の展示、更には、教育部によるPKO宿営地等に必要な給排水及び給電・配電等の基盤に関する教育施設の説明・展示について視察し、特に陸自の装備技術及び隊員の練度に高い関心を示していた。
 最後に行われた会食の席では、茨城の名産を味わいながら活発な意見交換が行われた。その中において、サージャン国防大臣は、陸自施設科が実施している国連三角パートナーシッププロジェクトの柱である国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(RDEC)や能力構築支援等を通じた第三国への安全保障協力、更には国連PKO工兵部隊マニュアル改訂等の取り組みを高く評価するとともに、今後の施設分野における連携に関して、「平和維持分野での協力関係進展のため、カナダと日本の工兵交流の促進は重要」と言及し、今年日加修好90周年を迎える両国間の更なる連携強化に意欲を示し、夕刻の日加防衛相会談参加のため、ヘリで帰京の途についた。

ノーサイド
北原巖男
もうひとつのワールドカップ

 あと80日ほどに迫りました。初めてアジアで開催される「ラグビーワールドカップ2019日本大会」。
 9月20日から11月2日まで、全国12の会場で熱戦が展開されます。参加20チームは、5チームづつ4つの「プール」に分けられ、日本は、アイルランド、スコットランド、ロシア、サモアと一緒の「プールA」。まずは、この5チームによる総当たり戦。くじ運が良かったとも言われる日本です。何としても3勝して、初の決勝リーグ進出を勝ち取らなければなりません。
 第1戦は、9月20日のロシア戦。東京スタジアムで行われます。「頑張れブレイブ ブロッサムズ 勇敢な桜戦士たち!」と言いたいところですが、全国の自衛隊員・家族の皆さん、OBの皆さん、防衛ホームの読者の皆さんそして国民の皆さんには、その前に是非全力応援していただきたいもう一つのワールドカップがあるのです!
 それは、9月8日〜24日まで防衛省が主催する「国際防衛ラグビー競技会(IDRC)」のこと。(IDRC‥International Defence Rugby Competition)
 ご存知でしたでしょうか?2011年からワールドカップに合わせて開催され今回は3回目。キャッチフレーズは「ラグビーが繋ぐ、世界の戦士の絆」
 防衛省は、開催目的について「ラグビー競技を通じた交流により、各国軍との相互理解を含め、信頼関係を強化し、もって我が国と諸外国との防衛協力・交流を推進するとともに、政府一体となって取り組んでいるラグビーワールドカップ2019日本大会への機運醸成の一助とする」と述べています。
 オーストラリア、フィジー、フランス、ジョージア、ニュージーランド、パプアニューギニア、韓国、トンガそしてイギリスの招待国9チームと自衛隊チームの10チームがトーナメント方式で戦います。会場は、朝霞駐屯地(練馬区)、習志野演習場(船橋市)、柏の葉公園総合競技場(柏市)。一般公開。入場無料。(詳細は、防衛省ホームページをご覧ください)
 自衛隊チームは、前回(2015年)初参加し予選敗退の屈辱を味わっています。今回は開催国としての意地もあり、リベンジに燃えていることでしょう。
 5月に行われた事前合宿には、全自衛隊約600名のラグビー部員の中から選ばれた陸40名、海4名、空1名の精鋭たちが参加しました。今後、登録メンバー30人まで絞り込んでいくことになります。(頑張れ、海・空のラガーマンたち!)
 陸海空3自衛隊員による卓越した統合運用を以て堅実なディフェンス・スピード・俊敏性をフルに発揮し、優勝を目指して欲しいと思います。
 初戦は、9月11日のフランスとパプアニューギニア戦の勝者と、9月15日に習志野演習場で行われます。荒っぽいラグビーのフランスが勝ち上がって来るのではとの予想がもっぱらです。勝てばイギリスとジョージア戦の勝者との準決勝に進むことが出来ます。
 夢は広がりワクワクしませんか?皆さん、全力で応援しましょう!
 前回、フィジーに決勝で負けたイギリスも、これまで陸・海・空軍ごとにチームを出していたやり方を変え、一つのイギリスチームとして優勝奪回を狙っています。
 また隣国韓国とパプアニューギニアは、ワールドカップには出場しませんので、「国際防衛ラグビー競技会」が、同国のラガーマンの皆さんを応援する貴重な機会になります。韓国の初戦は9月11日のフィジー戦。
 「国際防衛ラグビー競技会」を盛り立てましょう!選手も、あなたも私もYES,ONE TEAM!です。

北原 巖男
(きたはらいわお)
元防衛施設庁長官。元東ティモール大使。現(一社)日本東ティモール協会会長。(公社)隊友会理事


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