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自衛隊ニュース   1002号 (2019年5月1日発行)
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入隊・入校 おめでとうございます
同期の絆を深めて共に困難を乗り越える
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11普連 7特連

 第11普通科連隊(連隊長・宮内雅也1陸佐=東千歳)及び第7特科連隊(連隊長・川口貴浩1陸佐=東千歳)は、東千歳駐屯地において、自衛官候補生の家族を含む部内外多数の来賓の参列を得て、「平成31年度自衛官候補生課程入隊式」を執り行った。
 4月6日、第7特科連隊の入隊式において、川口連隊長は48名の自衛官候補生に対し、「挑戦」「誠実」「信頼」の3点要望するとともに「自衛官人生において、諸君の最も近くで支え励まし、また競い合う同期の絆は、諸君の財産になる。これから生まれてくる同期の絆の強さを信じ、互いに信頼関係を育んでもらいたい」と激励した。
 また、4月7日、第11普通科連隊の入隊式において、宮内連隊長は51名の自衛官候補生に対し、「進んで難局にあたれ」「同期の絆を大切にせよ」の2点要望するとともに「同期を大切にしてお互いに励ましあい・助け合って困難を乗り越え、揃って教育修了を迎えてもらいたい」とエールを送った。
 入隊式に参加した自衛官候補生の家族は、1週間ぶりに対面した子息の紫紺色の制服姿に、着隊から短期間での成長を驚き、また喜びを露にしていた。
 両部隊の自衛官候補生総勢99名は、それぞれの連隊長からの激励を胸に、自衛官となるための第一歩を踏み出した。

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28普連
 第28普通科連隊(連隊長・阿部慎治1陸佐=函館)は4月8日、函館駐屯地において、「平成31年度自衛官候補生課程入隊式」を挙行した。
 式は、岩村克詔八雲町長はじめ、各高等学校長及び各協力諸団体会長並びに多数の家族が見守る中、国歌斉唱の後、厳粛な雰囲気の下に行われ、連隊長から候補生に辞令書が手交された。連隊長式辞では「高い志と大きな夢を持ち入隊した諸官、ようこそ函館駐屯地・第28普通科連隊へ、今日から、共に切磋琢磨していきましょう」と激励をし、31名の門出を祝った。
 入隊式後の祝賀会食では、着隊以来1週間ぶりに家族と懇談をし、31名の候補生は自衛官としての1歩を踏み出した。
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27普連
 第27普通科連隊(連隊長・井川三典1陸佐=釧路)は4月6日、釧路駐屯地において「平成31年度自衛官候補生課程教育入隊式」を行い、22名が自衛官候補生としての第1歩を踏み出した。
 式は伊東良孝衆議院議員、鈴木貴子防衛大臣政務官、土井茂人釧路地方自衛隊協力団体連絡協議会副会長、蝦名大也釧路市長、小松茂釧路町長、佐藤吉彦標茶町長をはじめ、多くの来賓や父兄が見守る中厳粛に行われた。
 「任命」では、自衛官候補生一人ひとりの名前が読み上げられた。
 引き続き、代表の松田翔太自衛官候補生が「申告」を行った。
 また、「自衛官候補生の服務の宣誓」では、佐藤拓弥自衛官候補生の後に続き、「私は、自衛官候補生たるの名誉と責任を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、知識をかん養し、政治的活動に関与せず、専心自衛官として必要な知識及び技能の修得に励むことを誓います」と全員で力強く唱和した。
 連隊長は式辞で「自衛隊の生活に慣れよう」、「社会人としての責務を果たそう」、「目標を確立しよう」、「同期を大切にしよう」の4点を要望した。
 式に続き隊員食堂において実施された、伊東良孝衆議院議員、鈴木貴子防衛大臣政務官をはじめとする多くの来賓及び父兄を交えての祝賀会食では、久しぶりに会う家族との団らんの光景が見られた。最後に自衛官候補生を代表して、中野凌汰自衛官候補生が御礼の言葉と今後の抱負を述べ、盛会裡に行事を終了した。
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1特群
 第1特科群(群長・水沼大1陸佐=北千歳)は4月6日、北千歳駐屯地において「平成31年度自衛官候補生課程教育入隊行事」を挙行した。
 入隊式では、多数の来賓・家族が見守る中、道内で採用された18歳から31歳までの若者21名(内27歳以上は3名)が、力強く服務の宣誓をした。
 群長は、式辞の中で「常に目標を確立せよ」「同期との絆を深めよ」の2点を要望し、新たな門出を祝すとともに、同期と切磋琢磨して約3カ月の教育が充実したものになるよう激励した。
 入隊式後の祝賀会食では、10日ぶりに再会した家族らと懇談する自衛官候補生から笑顔も見られるなど和やかな雰囲気のうち終了した。
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女性自衛官教育隊
 4月7日、女性自衛官教育隊(隊長・中川美佐1陸佐=朝霞)は、「第12期一般陸曹候補生課程」・「第11期自衛官候補生課程」の入隊式を執り行った。
 今回入隊したのは一般陸曹候補生課程253名と自衛官候補生課程249名。立会官・石丸威司東部方面混成団長をはじめ、富岡勝則朝霞市長ら多くの来賓、家族等約840名が彼女達の新しい門出を見守った。
 どこにでもいる普通の女性の表情は式が始まると一変。真っ直ぐに前を見据えるその瞳には「覚悟」が滲み出ていた。緊張感がひしひしと伝わる会場に響き渡る各課程代表者の申告、そして候補生全員による「服務の宣誓」。それぞれの想いを込めた彼女たちの宣誓は見る者の心を打った。
 中川隊長は「その凛として若さ溢れる姿を目の当たりにして大変心強く感じる」と期待を述べるとともに、自ら進んで学ぶ姿勢「前進」と同期との「調和」を要望した。石丸団長は、自衛官への道を選んだ候補生に「敬意を表す」と述べるとともに「チャレンジ」「技の修得」「一丸」を要望した。
 今期は、昨年10月1日に自衛官の採用上限年齢が33歳未満に引き上げられてから初めての入隊式となり、27歳以上の採用者は16名となった。自衛官候補生課程の代表としてはつらつとした申告を行った伊藤唯候補生(32)は、昨年まで体育教師だった。陸上自衛官だった両親の背中を見て育った彼女は、採用年齢引き上げを知り一念発起したそうだ。「この年齢でも関係なく、勇気を持って積極的に行動できる環境はここだ、と思って志望しました」と語ってくれた。希望の職種は模索中だが、「女性で車やバイクの整備が出来たら格好いいですよね」と夢が膨らむ。
 会場の壁に貼られた候補生たちから家族へのメッセージ。感謝の気持ちとともに書かれていたのは「立派な自衛官になります」という決意の言葉。前期教育が終る3カ月後、今はまだ小さな蕾が入隊式当日の桜のように「強く・明るく・麗しく」咲き誇っていることを期待せずにはいられない入隊式だった。

日比防衛相会談
 4月17日、岩屋毅防衛大臣は防衛省で、フィリピン共和国デルフィン・N・ロレンザーナ国防大臣と会談を行った。
 岩屋大臣が「両国の防衛協力は非常に幅広い分野で進展している」と述べると、ロレンザーナ国防大臣は新元号へのお祝いとともに「新しい時代へと入っていく日本とあらためて戦略的パートナーシップを強化していきたい」と期待を述べた。具体的には「今年7月頃の護衛艦『いずも』の比寄港」「米比共同訓練『カマンダグ』等への自衛隊の参加を含む日米比三カ国協力の推進」「陸海空全軍種での能力構築支援の強化」「日ASEANの協力指針『ビエンチャン・ビジョン』に基づく多国間協力の推進」「政策協議の実施」等の協力推進について両大臣は一致した。その他、日本からフィリピンに対する練習機TC-90の無償譲渡や多用途ヘリUH-1Hの部品移転等の防衛装備・技術協力が順調に進んでいる点を歓迎。地域情勢においても、北朝鮮および南シナ海情勢について意見交換を行った。

第38代西部方面総監 本松陸将 着任

 4月2日、健軍駐屯地(北熊本)において、第38代西部方面総監・本松敬史陸将の着任行事が行われた。本松総監は「我々自衛隊は『国民の生命と財産を守るため存在し、武器の保有を公に認められた軍事組織』である。その『自覚』と『誇り』を堅持しつつ、 "任務" を全ての基本とし、あらゆる隊務を通じ、任務遂行能力の向上を目指すことが我々に課せられた『使命』である」。「精強な「西方健児」諸官と共に過ごすことの「喜び」と「誇り」を胸に、諸官の先頭に立つ」等と述べ、国民から与えられた重い使命を常に念頭に置き、精強な部隊の育成に取り組む決意を表明した。


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