防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1001号 (2019年4月15日発行)
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全自スキーW優勝
<高田駐屯地>
 全自衛隊スキー選手権大会(全自衛隊スキー協会開催)が3月16日〜17日、北海道留寿都村のルスツリゾートスキー場で行われ、団体戦の基礎・大回転の部ともに高田自衛隊Aチーム(5施群・2普連混成。教官・目黒佳光1陸曹=2普連)が制した。個人戦はAチームの青木美和2陸曹(5施群)が女子の基礎・大回転両部門を制し "4冠" を果たした。
 本大会は、陸海空自衛官とその家族39チーム約270人が出場し基礎(小回り不整地、同整地、大回り整地、総合滑降)と大回転の2部門で競い合った。
 団体戦の基礎部門では4つのコース(距離100〜400m)を滑り5人の合計点で競われた。高田Aチームは、青木2陸曹が1107点を出すなど全員が高得点で滑り2位に15点差をつけ優勝した。
 大回転では約40本の旗門が設けられた約1000mのコースを滑り、同じく5人の合計タイムが競われた。石野渓太3陸曹(2普連)が好タイムで滑り、また佐藤仁明3陸曹(2普連)も健闘し、2位に約0・1秒差の3分2秒1で優勝した。

家族支援協力協定締結
<宇都宮駐屯地>
栃木県内3者で
 宇都宮駐屯地(司令・小田島邦弘1陸佐)、北宇都宮駐屯地(司令・木戸口和彦1陸佐)、自衛隊栃木地方協力本部(本部長・諸石正弘1陸佐)、栃木県自衛隊家族会(小泉会長)及び栃木県隊友会(橋口会長)は、3月12日、宇都宮駐屯地において栃木県内の陸上自衛隊と関係協力団体との間に、県内隊員家族の支援に関する協力協定を締結した。
 協定の目的は、栃木県における陸上自衛隊と自衛隊家族会及び隊友会との家族支援に係る3者の連携を強化し、家族支援施策の実効性向上を図ることである。
 具体的には、災害発生時において当県が被災する中、隊員が派遣される際、自衛隊の要請で、関係協力団体の協力により、県内の隊員家族の安否確認等を円滑に実施できる体制の基盤固めが狙いである。
 協定書調印式では、宇都宮駐屯地司令、北宇都宮駐屯地司令、自衛隊栃木地方協力本部長、栃木県自衛隊家族会会長、栃木県隊友会会長が協定書に調印し、家族会会長が関係協力団体代表として挨拶に立ち、「この協定を栃木県家族支援体制の大きな柱として、自衛隊との連携を更に強固なものにするべく、今後は、県内地区会と担当業務隊等との地域ごとの綿密な連携を図っていきたい」と抱負を述べた。
 続いて、宇都宮駐屯地司令が自衛隊代表として「関係協力団体会員皆様の理解と尽力により、これまでの家族支援体制が築かれており、隊員が安心して活動することができている。今後、更に協力団体との連携を密にし、この協定を実効性あるものにしていきたい」と挨拶した。
 協定締結に向けては、宇都宮駐屯地業務隊(隊長・伊高1陸佐)が、主導業務隊として関係部外団体と関係部隊等との調整・協議の基に実現したものである。
 今後も、栃木県内3者の綿密な連携を図り、隊員が「後顧の憂いなく」任務遂行できる家族支援協力態勢を展開していく。

天領日田ひなまつりマラソン大会支援
<西部方面戦車隊>
 西部方面戦車隊(隊長・前田健一郎1陸佐=玖珠)は、3月10日、大分県日田市で開催された伝統あるマラソン大会において、炊事支援を実施した。大会当日、雨が降る中、選手達がそれぞれのエントリーコースで健脚を競い、懸命にゴールを目指す姿に感化され、隊員も降りしきる雨をものともせず、精魂込めて温かい「ぶた汁」の調理に邁進して同大会の運営等を陰ながら盛り上げた。
 完走した選手達の空腹を満たす、温かい「ぶた汁」は格別であったらしく、「美味しかった」「有難う、生き返った」等の声を数多く聞くことができ、隊員は温かい食事を提供したお返しに、温かい心のこもった言葉をもらい、次回も炊事要員として同大会を支援したいと強く感じていた。支援長である広報班長はその姿を逞しく感じるとともに来年以降も、支援態勢を充実し、地域の活性化に貢献し防衛基盤を醸成することを強く決意した。

連隊武道競技会開催
<第7普通科連隊>
 第7普通科連隊(連隊長・飯島達也1陸佐=福知山)は、3月5日に駐屯地において「平成30年度連隊武道競技会(銃剣道・拳法)を開催し、近接格闘能力の向上を促すとともに、中隊の団結の強化及び士気の高揚を図った。
 本競技会は各中隊がチーム(銃剣道は21名、拳法は9名で1組)を編成し総当りで競技を行った。
 前日に行った開会式において、前年度優勝中隊である第3中隊による優勝旗の返還と選手の宣誓により幕を開けた本競技会は、各道場で白熱した試合を繰り広げた。
 また、選手以外の隊員も全力で声を張り上げて選手たちを応援し、木銃や拳が快音を響かせる度に会場に歓声が満ちた。
 連隊をあげて行った今年度の競技会は、銃剣道は第4中隊、拳法は第3中隊が優勝し幕を下ろした。

ミュージックフェス開催
<釧路駐屯地>
 音楽を通じ地域住民との交流を深めるとともに、自衛官の募集を推進する事を目的に、釧路駐屯地(司令・井川三典1陸佐)主催、釧路地方自衛隊協力団体連絡協議会後援で3月16日、「第42回釧路自衛隊ミュージックフェス」がコーチャンフォー釧路文化ホール大ホールで開催され、会場を埋め尽くした約1200名の観客を魅了した。
 オープニングは、昨年9月におきた「北海道胆振東部地震」で亡くなられた方に対し黙とうを行い、続いて国歌斉唱で開幕となった。
 第27普通科連隊20名による統制されたステージドリルをかわきりに釧路自衛隊知床流日本太鼓保存会の迫力ある演奏、ゲストの知床流美原子童太鼓と知床一門会太鼓衆の演奏後、3団体合同で息のあった力強い演奏を会場全体に響かせた。
 さらに第5音楽隊は、平成ヒットメドレー等を披露し仮装や踊りで会場を沸かせた。
 そしてゲストの北海道釧路北陽高等学校吹奏楽局が「交響詩モンタニャールの詩」他2曲を演奏、美しい音色を会場中に響かせた。
 また、第5音楽隊と釧路北陽高等学校の高校生による合同演奏は総勢70名による圧巻の演奏で観客を楽しませるとともに、音楽隊と演奏することにより、高校生たちに自信と経験を積む貴重な機会となった。
 フィナーレでは、出演者全員がステージに登場し、今年で8年を迎えた東日本大震災の復興チャリティーソング「花は咲く」を歌い、会場全体が一体となり、第42回ミュージックフェスを締めくくった。

びわ湖毎日マラソン大会支援
<大津駐屯地>
 大津駐屯地(司令・芝伸彦1陸佐)は、3月10日、第74回びわ湖毎日マラソン大会において人員25名・車両5両の支援を実施した。
 大津駐屯地はこの大会に昭和36年の第17回大会から支援しており今回で58回目の支援となる。今年は、あいにくの雨の中での支援となったが、支援する25名の隊員は大会の運営が円滑に進行できるよう準備を万全にし、スタート・ゴール地点となる皇子山競技場を拠点とし支援を実施した。
 今回の取材車の操縦手を務めた中部方面混成団本部遠山1陸曹は、出発前の毎日新聞社の取材に対し「選手が無事に走りきれるように支援し、レースを円滑に進めたい」と話した。
 各隊員は、整斉と任務を遂行し大会の成功に寄与した。

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