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自衛隊ニュース   978号 (2018年5月1日発行)
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高々に誓う! 自衛官としての決意・覚悟

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39普連
 第39普通科連隊(連隊長・北島一1陸佐=弘前)は4月8日、駐屯地体育館において自衛官候補生16名の入隊式を行った。
 式は、家族や多数の来賓及び先輩隊員らが参列する中、候補生を代表して葛原樹自候生が申告を行い、太田玄隼自候生が「自衛官として必要な知識及び技能の修得に励むことを誓います」と力強く宣誓した。
 これを受け北島連隊長は「高い志を持て」「同期生との絆を大切にせよ」の2点を要望事項とし、「全ては国民のため、自衛官は困難な状況にあっても、全力で任務を全うし、黙々と汗を流すことが求められています。諸官らには常に国民のそばにあって、安心と勇気を与える存在になってもらいたい」と式辞し、この後、来賓を代表して弘前市長代理市民文化スポーツ部長の三浦氏、大鰐町長兼大鰐町防衛協会会長の山田氏、防衛協会津軽地区連絡協議会副会長兼黒石市自衛隊協力会会長から祝辞が贈られた。
 式に参列した家族は約1週間振りに見る自候生の決意を秘めた眼差しと、凛々しい制服姿に目を細めていた。
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高工校
 4月11日、陸上自衛隊高等工科学校(学校長・堀江祐一陸将補=武山)は、第64期生徒の入校を祝う新入生歓迎行事を講堂で実施した。
 本行事は、本来の歓迎のみならず、生徒の自主性や指導力を涵養させる目的があり、第3学年松浦武蔵生徒を実行委員長とする実行委員会が、企画や調整を行い、実行に至った。もちろん進行も生徒によるものである。
 行事は、生徒会長である第3学年大倉快友生徒の挨拶に始まり、第3学年生徒により主要な学校行事を漫才風に伝えるパフォーマンス、軽音楽部及び和太鼓部による演奏披露が行われた。
 また、昨年度に引き続き、陸上自衛隊中央音楽隊が支援に駆け付けて「ドラゴンクエスト序曲」やポップス等計4曲の演奏があった。その後、高等工科学校吹奏楽部との共演で校歌を含め3曲の演奏を実施した。校歌演奏時には、生徒全員で斉唱を行った。
 新入生たちは、日頃の緊張感も少しほぐれた様子であり、最後に新入生代表の信濃海空生徒が、中央音楽隊への感謝を述べ、指揮者へ花束を贈呈した。
 実行委員である第3学年生徒を中心に、会場の雰囲気を大いに盛り上げ、新入生に対し、「高等工科学校での生活に早く慣れ、頑張れ」というメッセージを送っているかのように歓迎している姿が印象的であった。
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22普連
 多賀城駐屯地(司令・大場智覚1陸佐)は、4月8日、「平成30年度一般陸曹候補生課程前期及び自衛官候補生課程」の合同入隊式を実施した。
 第22普通科連隊教育隊(連隊長・大場智覚1陸佐)には自衛官候補生課程(男子)70名、第119教育大隊(大隊長・通山忠志2陸佐)には、一般陸曹候補生課程前期319名及び自衛官候補生課程(女子)133名の総計522名が入隊した。
 入隊式は、部内外多数の来賓が出席の下、新隊員に対する家族の熱い視線が注がれる中で厳粛に挙行され、第22普通科連隊、第119教育大隊の各課程の代表者が、任命書を授与されるとともに、申告及び宣誓を力強く実施した。新隊員は、希望に満ちた眼差しに溢れ、先輩たちに負けない立派な自衛官を目指す意気込みが強く感じられた。
 大場連隊長は、「同期として同じ日に多賀城駐屯地に入隊した「絆」を大切にしつつ、「辛さ」「苦しさ」を克服するため、お互いに協力し合って、一人前の自衛官として大きく成長し、3ヵ月後の修了式を無事迎えられる事を期待する」と激励した。
 入隊式終了後の祝賀会食及び新隊員との懇談に参加した家族は、着隊してわずか12日ばかりで凛々しくなった我が子の姿に感動しつつ駐屯地を後にした。
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普教連
 普通科教導連隊(連隊長・中嶋豊1陸佐=滝ヶ原)は、4月11日、駐屯地体育館において「第9期自衛官候補生入隊式」を厳粛に挙行した。
 式では御殿場市長をはじめ、駐屯地各協力団体長、防衛モニター及び駐屯地モニターのほか関係地方協力本部長等の来賓と多数の家族が見守る中、自衛官候補生(以下=自候生)1人1人に任命告達が行われ、85名全員で力強く服務の宣誓を行なった。
 連隊長は、式辞において歓迎の言葉を送るとともに陸上自衛隊を志願し、入隊を決意してくれたことに敬意を表した。また、これから始まる約3ヵ月間の教育で自衛官として行動できるよう心身を鍛え、任務に必要な基礎的知識や技術を修得する上で「職務上の命令・号令を実行できる隊員となれ」、「仲間意識を持て」、「明るく元気に」の3点を要望するとともに、家族に対しては子息の成長を温かく見守り、励まし、心の支えとなってもらえるよう要望をした。
 式典終了後は、隊員食堂において記念会食が行われ祝辞において滝ヶ原自衛隊協力会会長の勝又亮一氏から、祝辞が贈られるとともに初心を忘れず同期の絆を大切にして85名全員が無事に終了式を迎えられるよう祈念した。会食が始まると富士学校音楽隊による音楽演奏のなか自候生たちは久しぶりに会う家族と束の間のひとときを過ごした。また昨年入隊した永井1陸士(普本管)から激励の言葉を送られると、自候生を代表して堀自候生が決意の言葉として「候補生課程を全力で頑張る」、「一致団結」の2点を確言した。
 会食の最後には、中畑愛郷会理事長の勝又和俊氏の音頭で自候生たちの今後の成長を祈念し万歳三唱が行われた。
 記念会食終了後は、新隊員教育隊において教育隊長から区隊の代表者に区隊旗が授与され、1人1人に個人装備火器の銃が手渡されると、初めて触れる本物の銃にその重みと重責を重ねていた。自候生は、真の自衛官となるべく、その第一歩を踏み出した。
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1特科隊
 4月14日、第1特科隊(隊長・林佐光1陸佐=北富士)は、駐屯地にて自衛官候補生の入隊式を挙行した。
 天候も穏やかで、桜が満開となり入隊式を迎えるには絶好の日和となった。
 今回入隊した隊員は52名で、山梨地本・東京地本・神奈川地本からの採用隊員を受け持つことになり、着隊から約2週間が経過するも、1名の脱落者を出すことなく全員が入隊式を迎えることが出来た。
 入隊式では、27年ぶりに更新された新制服を着用し、輝やしい式典となった。入隊式終了後には、家族会会長から父兄に対し家族会のあり方・重要性について説明があり、家族は自衛隊と民間企業との違いに深く感心していた。
 祝賀会食では、山梨県家族会会長・隊友会副会長から祝辞が贈られ、家族に対しても、自衛隊の教育が如何にすばらしく、人格を育てていくかが話された。また、候補生代表者からの謝辞では、これから自衛官として国民の負託に応えるよう心身を鍛え・知識を涵養し・技能を磨くことを誓うとともに、隊員1名の脱落者が出ないよう団結して頑張る姿勢などが述べられ、会食が終了した。そして家族との記念撮影後、駆け足で教場に向かう新隊員を家族が見送り入隊式は終了した。
 家族は帰る際、北富士駐屯地協力会会長である忍野村長の計らいで、村の美術館などに無料で招待され、地域一丸となって部隊の活動が支えられていることに感銘を受け有意意義な日を過ごしたようだった。
 第1特科隊は、今後も家族と連携し前期隊員の養成をしていく。

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