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自衛隊ニュース   972号 (2018年2月1日発行)
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決意をあらたに
各地で訓練始め
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第2飛行隊(旭川)
 第2師団第2飛行隊(隊長・後村幸治2陸佐=旭川)では、年頭を飾る1月11日、編隊飛行訓練を行い一年の航空安全を祈願した。
 快晴に恵まれた当日は、師団三役、旭川駐屯地在住の各部隊長を乗せ航空機6機(多用途ヘリ×3、観測ヘリ×3)が参加。
 勇壮な十勝岳を望みながら旭川市内近郊を一糸乱れぬ編隊『カムイフォーメーション』を組んで飛行隊の団結・規律・士気の高さを示した。多用途ヘリに搭乗した野澤師団長は「如何なる任務でも完遂できる強靭な第2飛行隊を目指し、任務・訓練に日々邁進してもらいたい」と訓示した。
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6戦車(大和)
 第6戦車大隊(大隊長・本吉幸則2陸佐=大和)は1月9日、駐屯地内において訓練始めを実施した。当初年頭の辞において本吉大隊長は「平成30年という年は、新たな部隊の基礎を作り上げる重要な年となる。隊員諸官には、任務の為、多くのことを要求するかも知れないが、大隊一丸となって乗り切っていきたいと思う」と述べた。
 その後、戦車大隊としてだるまの目入れ、記念撮影を実施したのち、各中隊ごとの訓練に移行した。本管中隊は各車両の使用前点検、1中隊は戦車を使用しての書初め、2中隊は戦車の一斉エンジン始動を実施したのち駆け足を実施した。戦車大隊は各中隊の団結を深めるとともに更なる飛躍を誓った。
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20普連(神町)
 第20普通科連隊(連隊長・直井卓1陸佐=神町)は、1月9日「平成30年訓練始め行事」を実施した。
 行事の始めに、2号隊舎前において、連隊の更なる飛躍と一年の安全、任務完遂の祈願を込め、連隊長、各中隊長等による「だるまの目入れ」を実施し、引き続き駐屯地中央営庭において、「騎馬戦」による訓練始めを実施した。
 競技は、まず準備運動を兼ねて、各中隊ごと掛け声を掛けながら約1kmの駆け足を行い士気を高めた後、4人1組で騎馬を編成し、各中隊(6コ中隊・約700名)の総当たりにより、雪で覆われた営庭内の40m四方のエリアにおいて熱戦を繰り広げた。
 当日は、報道各社が取材に訪れ、取材を受けた第1中隊・藤田淳3陸曹は、「団結の強化が図られ、これからの訓練に臨むにあたり良い訓練始めが出来たと思います」、本部管理中隊・花田莉緒陸士長は、「気合が入りました。今年も任務遂行に向けた努力を継続して行きます」と抱負を語った。
 連隊は、今後計画されているそれぞれの隊務に向け、全隊員が連隊長要望事項を胸に、一丸となって邁進して行く。
 【中隊対抗騎馬戦結果】
 ・優勝▽第1中隊
 ・第2位▽第2中隊
 ・第3位▽第4中隊
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東北方面特科隊(仙台)
【第4地対艦ミサイル連隊】
 第4地対艦ミサイル連隊(連隊長・千葉徹1陸佐=八戸)は、1月9日、平成30年訓練始めを実施し、安全祈願、持続走及び連隊長による年頭の辞により、連隊の更なる精強化及び訓練事故の防止を祈念して、平成30年の円滑な隊務運営の開始を図った。この際、3曹昇任者による持続走の先導及び決意表明を実施して、連隊全員により祝福した。
【第130特科大隊】
 第130特科大隊(大隊長・藤本裕介2陸佐)は、1月10日訓練始めとして安全祈願及び総出訓練を実施し、北訓練場においてLIC訓練(ガンハンドリング)の動作を全隊員で演練し認識の統一を図るとともに、休暇気分を一掃し、新たな気持ちで平成30年をスタートさせた。
【本部中隊】
 本部中隊(中隊長・山口貴之1陸尉)は1月10日、訓練始めとして安全祈願及び総出訓練を実施した。中隊駐車場で安全祈願の後、特科隊舎前において中隊長以下全員が鉄帽・防弾チョッキを着用して格闘検定2級の各動作を実施した。
 各人は、格闘指導官の号令の下、大きな掛け声とともに汗を流し休暇気分を一掃するとともに、体力・気力の充実及び士気の高揚を図り、平成30年をスタートさせた。
【第304観測中隊】
 第304観測中隊(中隊長・大和田剛3陸佐)は1月10日、安全祈願の一環として保有車両の全てを対象とした車両点検を駐車場において全員で実施をし、後方幹部及び車両係陸曹の統制の下、エンジンルーム・計器類・足回り・付属品等の点検を確実に実施した。
 今年一年間の車両の故障・事故が無いように祈願しながら隊員一人一人が真剣に取り組み、大変意義のある訓練始めとなった。
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36普連(伊丹)
 第36普通科連隊(連隊長・早崎和寿1陸佐=伊丹)は、1月9日、伊丹駐屯地において「平成30年訓練始め」を実施した。
 連隊統制訓練では、準備運動から始まり、連隊隊員で駆け足を実施後、今年の一文字の決定権利を賭けた綱引き競技を実施した。結果は、本部管理中隊が優勝を飾った。
 今年の一文字は、第36普通科連隊及び第2普通科直接支援中隊が大地に根を張り、大樹のように胆力ある信頼される部隊であると象徴されるように願いが込められ、今年の一文字は「樹(じゅ)」と決まった。
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9特連(岩手)
 岩手駐屯地の各部隊は1月9日、新たな年を迎え各種訓練・業務へ臨む隊員の士気高揚と安全を祈願するため「訓練始め」を実施した。
 各部隊は、部隊装備による訓練や、駆け足などの訓練始めを実施し、部隊の団結強化、隊員の士気高揚を図った。なかでも第9特科連隊の訓練始めでは、連隊長・野口紀幸1陸佐が「岩手の郷土部隊として、この厳しい状況下において常に即応態勢を維持し、与えられた任務を完遂するため引き続き厳しい訓練を積み重ね、あらゆる事態に迅速的確に対応できる部隊、隊員を育成していく。部隊精強化のため共に切磋琢磨し頑張っていこう」と激励した。
 隊員らは与えられた任務の完遂と、地域と共に歩む岩手駐屯地を具現するため、誓いを新たに新年のスタートを切った。
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49普連(豊川)

 第49普通科連隊(連隊長・前野直樹1陸佐=豊川)は、1月9日を平成30年の訓練始めとし、全隊員での「持続走訓練」を行った。
 訓練は、連隊本部を先頭に中隊毎にレンジャー呼唱を掛けながら駐屯地内を走破、連隊・中隊の更なる団結強化と新年を迎えての隊員の一層の士気高揚を図った。
 前野連隊長は年頭に際し、「新年を迎えるにあたり各隊員は個々の役職・立場を再度認識し、自分が今何をすべきかをよく考え、各隊員がそれぞれの目標に向かって努力するとともに、連隊・中隊として効果的且つ効率的に目標達成を図っていこう。先ずは1月末に控える混成団持続走競技会で『優勝』することを連隊の目標とし、連隊一丸となって頑張ろう」と力強く隊員を鼓舞し、49連隊は平成30年のスタートを切った。


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