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自衛隊ニュース   971号 (2018年1月15日発行)
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米海兵隊トルヒーヨ曹長の回復を願い
 12月1日明朝、沖縄県の高速道路にて車6台による多重事故が発生しました。現場に居合わせた第3海兵兵站群第9施設支援大隊のトルヒーヨ曹長は、高速道路上という危険な状態の中で、即座に横転した車内から日本人男性を救出しましたが、後続の車両に引かれ、重体となりました。自分の事を犠牲にしてでも、日本国民を助け出すという勇敢な行動に、私達は心から敬意を表します。現在、医師の看病のもと、トルヒーヨ曹長の容態はわずかながら良くなりつつありますが、回復までにはまだ時間がかかるようです。
 今回、第15旅団の陸曹を代表して第51普通科連隊最先任上級曹長の平良准尉が、「第15旅団の隊員一人ひとりがトルヒーヨ曹長の少しでも早い回復を願って千羽鶴をおりました。どうぞ受け取ってください」と述べ、千羽鶴を彼の上司である第3海兵兵站群第9施設支援大隊ロペス最先任上級曹長に渡しました。また、那覇駐屯地曹友会会長の保良曹長は「同じ国を守る同志としてトルヒーヨ上級曹長の勇敢のある行動に感銘を受けました。早期回復を願います」と述べるとともに、海上自衛隊那覇基地上曹会及び航空自衛隊那覇基地准曹会から預かった、トルヒーヨ曹長に対するメッセージを第3海兵兵站群のグラハム最先任上等兵に渡しました。第3海兵隊遠征軍の陸曹を代表して第3海兵遠征軍マルケス最先任上級曹長は、「今回、トルヒーヨ曹長のために、自衛隊の隊員の皆さんが、このように素晴らしい心温まるお見舞いをしていただいたことを光栄に思います」と感謝の言葉を述べました。
 同じ国民を守る同志として、トルヒーヨ曹長の回復を願います。

姫路城クリーン作戦協力
 姫路駐屯地(司令・堀川佳紀1陸佐)は、平成29年12月20日、世界文化遺産国宝「姫路城」において、「第42回姫路城クリーン作戦」に協力した。この作戦は、姫路市からの要請により昭和51年から毎年協力し、今年で42回目である。
 今回姫路駐屯地からは、約500名の隊員が参加し、ロープ等で安全を確保しつつ、城壁や堀に生えた草木の除去を行った。また、3年前に行われた平成の大修理後、白漆に汚れが目立ち始めた大天守や小天守のすす払いを駐屯地から選ばれたレンジャー隊員15名で実施した。
 なお、自衛隊の行動に協力する形で市民ボランティア及び隊友会等の約400名がクリーン作戦に加わり、総勢約900名の大プロジェクトとなった。
 姫路駐屯地は、今後も姫路城クリーン作戦等の奉仕活動を積極的に行い、地域との連携を深めていく所存である。

「異動サポートガイド」リニューアル
 陸上自衛隊朝霞駐屯地業務隊(隊長・毛利敏郎1陸佐)では、全国に先駆け「異動サポートガイド」のリニューアルを行った。朝霞駐屯地では毎年春の定期異動で約400名の転入者がおり、これらに加えて今年度末には部隊改編による陸上総隊等が新編され全国各地から約500名におよぶ転入者が見込まれている。
 「異動サポートガイド」のリニューアルにより、従来詳細な掲載がなかった宿舎情報は、部屋ごとの面積や宿舎料のほか、間取図にリビング、和室、水回りなどの写真が加わり、営外者は一般の借家と同様の情報が得られるようになっている。
 一方で駐屯地内のコンビニは年末・年始等も休まず営業し、また、他に薬局や100円ショップの業種が営業するなど厚生センターは休日も活気がある中、これらの売店情報や飲酒提供場所の隊員クラブの情報もあり、営内者が充実した生活を過ごすための情報も満載である。
 また、共済組合が管理する庁内託児所も駐屯地に隣接する朝霞宿舎B棟1階に設置され、来年度から朝霞市の認可を受け2歳までが認可保育に変わり、隊員負担が軽減されるなどの情報も掲載された。
 さらに、共済組合では支部独自で駐屯地近傍の業者と協定を行い、ガソリン1L4円引き、トヨタレンタカーの2割〜5割引きなどの各種情報のほか、駐屯地近傍で婦人科健診や脳ドックが受診できる医療機関の掲載も豊富になった。
 これらの情報は、家族の方がスマホやパソコンから、検索画面で「自衛隊 異動サポート」と入力し、トップ画面の東部方面隊の上段にある朝霞駐屯地のPDFファイルをクリックしてパスワード「KIZUNA2017」と入力すれば閲覧ができる。
 朝霞駐屯地へ異動の際、本人又は家族の不安解消に役立てていただきたい。

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