防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   965号 (2017年10月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部


みんなの防災+ソナエ
みかんの助も登場
<和歌山>
 自衛隊和歌山地本(本部長・錦織誠事務官)は9月3日、和歌山イオンモールで開催された防災イベント「みんなの防災+ソナエ」を支援した。
 みんなの防災プロジェクト実行委員会が主催する本イベントは、警察や消防、地方自治体等も協力して行われ、和歌山を皮切りにこの後日本各地でも行われる予定の大規模な防災イベントである。
 屋内特設会場で開会セレモニーが盛大に行われた後、屋外会場にて自衛隊ブースを開設し、装備品展示(軽装甲機動車 高機動車 1/2tトラック)、ミニ制服の試着、まちがいさがしクイズ、ロープワーク等を実施した。また、今イベントがデビューとなる和歌山地本のキャラクターであるみかんの助も登場し、防災ナビゲーターとして参加しているガチャピン、ムックとともにちびっ子達に囲まれて大人気であった。ブースには約300名の家族連れが来場し、ミニ制服を試着して車両に乗車し記念撮影するなど、自衛隊を身近に感じてもらう良い機会となった。
 和歌山地本は「今後も地域における各種イベントを積極的に支援し、地域の皆様に自衛隊の活動をPRしていきたい」としている。

小学校の総合学習
男と女で分けることについて考えよう
<福岡>
 福岡地本(本部長・藤田英俊1陸佐)は9月15日、福岡市立早良小学校が実施する総合学習を支援した。
 この日の総合学習のテーマは、「男と女で分けることについて考えよう」であり、最初に担任の先生が「どうして男と女は別々に分かれるのかな?」という問いかけをし、具体的な質問やイラスト・写真のパネルを使って話し合った結果、男と女が別々に分かれるのは男女の性差(男らしい女らしい)ではなく、個々のパーソナリティに拠るところが大きいということになった。
 次に、男のイメージが強い自衛隊の話題に移り、渉外広報室の古賀陸曹長が、自衛隊には女性自衛官がどの程度いるのかということを小学3年生に理解してもらうため、早良小学校の全生徒数に例えて、自衛隊の創設時には女性自衛官は全学年で一人しかいなかったが、現在は一学年に一人という割合で増えたということを説明し、また、自分の幼い頃の夢や成長していく過程で自衛隊に興味を持つようになり入隊したことなどを話した。
 さらに、女性自衛官の制服には男性自衛官と同様にズボンがあること、仕事の内容は男性自衛官と女性自衛官の区別がなく、女性自衛官でも様々な分野で働いており海外派遣にも参加していることなど、自衛隊は男と女の区別がないことを分かり易く説明した。
 子供達の興味の高さから、服装や訓練、装備品等に関する多くの質問があり、その中でも「自衛隊で一番難しい大事なことは?」という質問に対して、渉外広報副室長の塚本2陸佐が「一番大事なことは皆さんの命や財産を守ること、それを自分達の力で守るということが大事です。チームワークで全員の力を同じ方向に発揮できるようにすることが難しく、とても大事なことです。」と答え、最後に、「皆さんにはたくさんの可能性があって、たくさんの夢があると思うけど、男と女の違いだけではなく、自分が自分らしく一生懸命頑張れることは何かな?と考えてみてはどうでしょうか?私達も皆さんの夢が叶うように応援しています。頑張ってくださいね」と本日の総合学習のテーマに沿ったエールを送り、講話は終了した。
 福岡地本では、引き続き様々な学習機会を捉え、自衛隊の様々な魅力をアピールしていきたいと考えている。

四国アイランドリーグ plus2017 音楽演奏支援
<愛媛>
 愛媛地本(本部長・茅野剛也1陸佐)は9月2日、松山中央公園坊ちゃん球場において第14音楽隊(隊長・奥津猛1陸尉)の支援を受け、四国アイランドリーグplus2017オープニングセレモニー及びアトラクションにおいて音楽演奏を実施した。
 秋のおとずれを感じさせるさわやかな風がふく中、オープニングセレモニーでは、ファンファーレ「自由よ永遠なれ」、国歌斉唱、アトラクションにおいては、『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌「恋」、小柳ルミ子のヒット曲を行進曲にアレンジした「瀬戸の花嫁」を演奏し、心地よいメロディーと乗りのよい演奏で球場を大いに沸かせた。
 愛媛地本は、「今後も地域住民の方々に自衛隊を深く知ってもらうとともに、各部隊の協力を得て、さまざまな機会を捉えて募集・広報活動の基盤を拡充していけるよう邁進していく」としている。

ここで決めるぞ!自分の将来
合同企業説明会
<三重>
 三重地本(本部長・鹿子島洋1陸佐)は9月8日、三重県津市内で退職自衛官名古屋無料職業紹介所が主催する平成29年度三重地区合同企業説明会(プラザ洞津)を担任し実施した。
 この説明会は任期満了退職予定隊員に対する再就職援助の重要な事業として毎年実施されており、本年は三重県内で再就職を希望する任期制隊員34名(陸上25名、海上4名、航空5名)、企業側は、昨年より6社多い県内51社の優良企業が参加した。
 冒頭の主催者に続き本部長が挨拶し、「高い技能や責任感・実行力を兼ね備え、自衛隊生活で培った規律心、礼儀、熱意」に優れた任期制隊員の有用性及び予備自衛官制度を参加企業に紹介し、退職自衛官の雇用について更なる理解と協力を求めた。
 参加隊員は希望する参加企業を事前に調べており、説明会では積極的に企業を訪問し、自衛官らしい態度で熱心に企業担当者の説明に耳を傾け、納得いくまで質問や自己PRに努めていた。その結果、企業からは「礼儀正しく、明朗・闊達」、「就職に臨む熱意を十分感じた」等、良好な評価を数多く得ることができた。
 また隊員の所属中隊長は、企業説明会において隊員の就職希望状況や面談内容等の把握に努めるとともに、企業との意見交換会においては、企業の求める人材、退職自衛官を雇用した企業からの忌憚のない意見に耳を傾け活発な意見交換を実施し、親身な就職指導の資として本意見交換会を有意義なものとした。
 さらに県内高校の学校関係者に対しては、本企業説明会を研修してもらうとともに、自衛隊の募集・就職援護に関する説明会を実施した。学校関係者に対する説明会においては、退職予定隊員に対する組織的かつ親身な就職援護制度について理解を得てもらうとともに、活発な質疑応答を通じ、募集広報活動としても成果は大であった。
 三重地本は、今後も、関係部隊一丸となり、参加隊員が希望する企業へ就職できるよう全力でサポートするとともに、再就職後も活躍できるよう、継続して定着支援を行っていく所存である。

しらせ一般公開に参加
参加者たちも感動
<滋賀>
 滋賀地本(本部長・大津勝利1陸佐)は、9月23日、神戸港新港第4突堤(神戸市)において、実施された砕氷艦「しらせ」の一般公開へ募集対象者等13名と参加した。
 参加者は滋賀地本合同庁舎に集合した後、期待に胸を膨らませながらマイクロバスで神戸港に移動し、現地到着。想像より「しらせ」が大きかったようで驚きを隠せず思わず、「大きいなー!!」と見上げ搭乗した。
 船内には南極で撮られた貴重な写真が飾られており、同行していた海上自衛隊の広報官から、「しらせ」の航海内容を聞きながら興味深げにのぞいていた。
 他にも南極の石や氷が展示されており、長い航海を経て到着した石を実際に触ったり、記念撮影をしたりしていた。また南極の氷がプチプチと音がなることに驚いた様子だった。
 最後には艦橋内を見学、「しらせ」の隊員に実際の生活について「南極はどれぐらい寒いんですか」「休暇はいつ取るんですか」と熱心に質問する姿がみられた。大人気だった艦長席に座った参加者は見晴らしのよい席に実際座れたことに感動し、嬉しそうに撮影していた。
 滋賀地本はこれからも部隊見学や基地見学などを積極的に行い、リアルな自衛隊の現況と自衛官としての職の魅力を更にたくさんの方に知ってもらえるようPRしていく所存である。

募集相談員等研修
富士総合火力演習
<長崎>
 長崎地本(本部長・小谷克己1海佐)は8月25日から27日の3日間、募集相談員等、自衛官の募集協力者に対し自衛隊の最新装備と訓練について認識を深めてもらう事を目的として研修を実施した。
 26日に静岡県の陸上自衛隊東富士演習場において、本研修のメインである富士総合火力演習を研修した。
 演習のプログラムは、大きく前段・後段の2部構成に分かれており、前段の陸上自衛隊の主要装備品の説明及び実弾を使用した展示では、戦車をはじめとする装備品の射撃音と衝撃や射撃の正確さ、反応の速さに驚き、後段の島嶼部に対する攻撃を想定した展示では、陸海空一体となった統合運用の、その秒単位の連携した行動に、大いに感心していた。
 また演習終了後の音楽隊演奏及び装備品展示を研修し、音楽隊の演習場に響き渡る演奏を堪能し、最新装備とそれを自在に操る隊員の話に真剣に耳を傾けていた。
 最終日の27日は、陸上自衛隊広報センター(朝霞駐屯地)において、装備品展示・射撃シュミレータ・フライトシュミレータ等を体験し、全研修を終えた。
 参加者からは「部隊の日頃の教育訓練の成果を肌で感じることができ、実りある研修となった」との声が聞かれた。

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