防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   965号 (2017年10月15日発行)
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北演29でヘリ緊急後送患者受け入れ実施
<札幌病院>
 自衛隊札幌病院(病院長・上部泰秀陸将)は、9月21日及び24日、北部方面隊総合戦闘力演習(北演29)におけるヘリ緊急後送患者(演習状況)の受け入れを実施した。
 ヘリによる緊急後送患者の受け入れ決心に基づき、所要の資器材を整えた搬送チームは着陸場(21日‥真駒内駐屯地、24日‥丘珠駐屯地)へ前進、ヘリから患者を移送した救急車内では、モニター装着による患者監視及び後送間救護を施すとともに、病院へ通報を行い受け入れ態勢の万全に期した。
 一連の行動にて、患者の状態に応じた資器材等の準備、着陸場への進出、機内における騒音下での意思疎通、救急車への安全な移送・後送間救護及び病院への引き継ぎ等の手順の確立を図った。

航空自衛隊
幹部学校創立63周年
目黒基地開庁23周年
 9月27日、東京都目黒区の目黒基地内にある航空自衛隊幹部学校(学校長・長島純空将<兼>目黒基地司令)で創立記念行事が挙行された。
 基地周辺官公署長や歴代学校長・副校長など167名を招待。記念式典に先立ちまずは、課程教育等に特に尽力頂いた企業や個人に感謝状が贈呈された。その後地下指揮所で厳粛に行われた記念式典で、長島学校長は「数十年先に目を向け、時代の流れと、その時々に求められる組織の在り方を的確に捉え、明日の航空自衛隊を担う人材の育成に先行投資してゆく試みは、現下の厳しい安全保障環境に直接対峙することに勝るとも劣らないくらい、組織にとって喫緊の課題である」「我々は、航空自衛隊に与えられた任務の崇高さと重要性を今一度深く認識し、組織風土として守るべきものと変えなければならないものを冷徹に峻別し、常に組織の活性化を図りながら、万全の態勢を維持してゆかなければならない」などと訓示をした。
 来賓の宇都隆参議院議員は「空幹校だからこそ出来る味のある議論を重ねて欲しい」などと心のこもった卒業生だからこそ述べられる祝辞を述べた。また、同じく来賓の目黒区議会佐藤議長は「国防を脅かす様々な脅威等に対応してくれてありがとう。目黒基地が目黒区内にある事は区民にとっても非常に心強い」などと祝辞を述べた。
 次いで、航空中央音楽隊による記念演奏会が行われた。演奏に聞き惚れ、バックに流れる映像に見とれ、時代背景などの説明文を読んで曲の背景を理解し、「素晴らしい時間だった。普通の音楽会とは全然違う」(幹部学校後援会役員)時間を過ごした。
 祝賀会には、招待者167名に幹部学校主要幹部96名が参加。東京パラリンピックで国歌斉唱を目標に活動する板橋ワールドアスリート支援会所属の広沢孝美さんによる歌の披露などもあり、楽しいひとときを過ごした。
 戦略的視野をもって、任務の多様性に柔軟に対応し、いかなる状況下においても、強く、しなやかな、折れない心を持った人材を部隊へ常に輩出できる態勢を確保することを最終的に目指している航空自衛隊幹部学校。ここに入校した自衛官達は、様々な経験と知識を部隊に持ち帰って将来の航空自衛隊を見据えた仕事をしていくものである。

カナダ、ハワイを訪問 信頼関係強化
<杉山空幕長>
 9月20日〜24日、杉山良行航空幕僚長は、カナダ空軍司令官フッド中将からの招待に応じてカナダを訪問した。本訪問において、カナダ空軍司令官と地域情勢及び防衛協力・交流を含め、幅広く意見交換を行うとともに、統合作戦軍司令部への訪問を実施することで、航空自衛隊とカナダ空軍との間で、相互理解を深化させ、信頼関係を強化することができた。
 また9月25日〜29日には、ハワイを訪問し、米太平洋空軍が主催する太平洋地域空軍参謀長等シンポジウム(PACS)に参加した。米国をはじめ各国の参謀長等との意見交換を実施することで、各国との相互理解を深化させ、信頼関係を強化することができた。
 今後も、さまざまな機会を通じ、関係強化を図っていく予定。

防衛医科大学校内託児所「すまいるJキッズ所沢」開所式
 10月2日、防衛省で8番目となる託児施設「すまいるJキッズ所沢」の開所式が、防衛医科大学校所沢宿舎F棟で行われた(関連記事‥防衛ホーム10月1日号)。
 防医大では、看護学科を卒業した看護師採用者の多くが女性であり、そのため出産・育児後も安心して職場復帰できる環境の整備を目的として、当託児所は、10月1日に開設された。
 式典には、長谷和生学校長、防衛省共済組合から運営を委託された社会福祉法人「桑の実会」桑原哲也理事長をはじめ来賓16名が参加した。
 長谷学校長は挨拶の中で、「看護師はもちろんのこと、専門研修医や研究科学生等の医師同士のカップルにとっても働きやすくなる」と期待を述べた。桑原理事長は「自衛隊の皆様がいつでも安心して働きながら国民に尽くせるように、保育を通して貢献する。その使命を実感しています」と述べた。
 また、公募で選ばれた「すまいるJキッズ所沢」の名付け親である、防医大研修管理室の武井丘恵氏は、「仕事も子育ても笑顔を忘れずに困難に向かってほしい、という思いを込めました」と笑顔で語った。
 「すまいるJキッズ所沢」は、保育児6名(0歳児3名、1歳児3名)、職員9名でスタートした。原則として防医大および防医大病院の学生・職員の子どもを受け入れ、今後も保育人数は増えるとのことだ(定員9名)。宿舎内にあるため、利便性が高く、施設内も宿舎の造りをそのまま活かした家庭的な雰囲気で、子供たちも安心して過ごせる空間が広がる。
 保育時間は7時30分〜18時30分だが、延長保育が21時まで可能。また、共済組合の育児補助金制度が利用可能だ。今後も働く母親にとって、心強い環境の整備が期待される。

遺族会各部会に対する寄付目録贈呈式
 10月4日、防衛省で大和ハウス工業株式会社から、自衛隊遺族会に対する寄付目録贈呈式が行われ、同社創業者の孫にあたる石橋信仁上席執行役員から、陸海空幕の厚生課長にそれぞれ目録が手渡された。
 大和ハウス工業(株)は、自衛隊遺族会に対して、平成18年より毎年寄付を行っている。同社創業者の故・石橋信夫氏は、平成元年に相馬原駐屯地に設立された「友魂記念館」の設立発起人の1人であり、寄付はその維持運営に対する謝意と、殉職された自衛隊員を慰霊するために行われたのが始まりだ。
 贈呈式後の懇談は、和やかな雰囲気の中、様々な意見交換が行われた。

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