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自衛隊ニュース   954号 (2017年5月1日発行)
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東部方面後方支援隊創隊15周年
満開の桜の下で
 東部方面後方支援隊(隊長・福田洋司1陸佐=朝霞)の15周年記念行事が4月15日、陸自朝霞駐屯地で盛大に開催された。
 同隊は平成14年3月に陸自2番目の方面直轄野戦兵站部隊として東方に設置され、補給・整備・回収・輸送・不発弾処理を主任務とし、施設団、高射特科群方面通信群、各職種学校等を支え行動を共にしている。災害派遣時の支援や富士の総合火力演習の支援なども任務とされている。今年3月には第302弾薬中隊も新編され16個部隊、約1700人が17駐屯地に展開している。
 記念式典は執行者の福田洋司隊長へ部隊を従えた観閲指揮官の高見友康副隊長(1陸佐)の報告から始まり巡閲を実施し、部隊の威容を内外に披露した。
 式辞では福田洋司隊長が「後方支援隊は"兵站の原点は部隊・隊員"を支援任務の信条として第一線部隊、隊員から信頼される兵站支援に邁進しなければならない」と述べ、さらに「第一線部隊のいかなる厳しい要求にも即応し完遂しうる足腰の強い野戦兵站部隊の育成」を今年度の方針とすると決意表明した。また来賓の佐藤正久元防衛大臣政務官やОB連合会長の松永國博氏からも祝辞があった。
 観閲行進は観閲部隊指揮官を先頭に各部隊指揮官により小型車両、後方支援隊が装備する主要装備品の修理車、コンテナ車、レッカー車、三世代戦車(74式戦車、90式戦車、10式戦車)を積載した特大型セミトレーラ、戦車回収車などが行進した。
 会場の朝霞駐屯地はまさに桜満開で大勢の来場者たちは花びらの舞うパレードに歓声をあげていた。
 その後、装備品展示や祝賀会も行われ、後援会会長の高橋福次氏のあいさつがあり、新OB連合会長の小林英彦氏が紹介された。OB、現役との交流は賑やかに進んでいた。

全国で入隊式
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金沢駐屯地
 4月5日、金沢駐屯地(司令・加々尾哲郎1陸佐)講堂において、金沢市長をはじめとする多くの来賓が参列する中、平成29年度自衛官候補生課程入隊式が行われた。
 式の中で執行者の加々尾駐屯地司令は「様々な選択肢のある職業の中から、陸上自衛隊を選択した諸君に、心から敬意を表す」と述べ、自衛官候補生の入隊を歓迎した。
 加々尾1佐は他にも、「自ら進んで困難に立ち向かえ」「感謝の気持ちを持て」の要望事項2点を掲げ、自衛官として、社会人として成長してほしいと式辞を述べた。
 入隊式終了後は、祝賀会食が行われ、保護者が久々に会うわが子との食事を楽しんだ。祝賀会食では先輩隊員からの激励の言葉もあり、これから始まる教育訓練に向け、決意を固くした。
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2普連
〈高田〉
 第2普通科連隊(連隊長・二宮充史1陸佐=高田)は、4月9日、第8期自衛官候補生入隊式を挙行した。
 今年は80名が入隊し、上越市長をはじめ多くの来賓の参列を賜り、厳粛に執り行われた。
 家族が見守るなか、告達、申告の後に大きな声で宣誓をした若者たちは、自衛官候補生としての第一歩を踏み出した。祝賀会食において代表の名古屋自衛官候補生は「立派な自衛官、社会人となれるようお互いに切磋琢磨して教育訓練に励み、初志を貫き通す所存であります」と決意を固め謝辞を述べた。会食後は、家族と談笑しながら満開の桜の下を歩く自候生の姿が見られ、つかの間の家族団らんを楽しんでいる様子であった。前期教育は6月24日まで行われる。
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21普連
〈秋田〉
 第21普通科連隊(連隊長・荒巻謙1陸佐=秋田)は4月9日、秋田駐屯地において「平成29年度自衛官候補生入隊式」を実施した。
 制服が初々しい今年度入隊の84名の自衛官候補生は、多数の来賓及び家族が見守る中、溌剌と国家を斉唱した後、各区隊長からそれぞれ自分の名前を呼ばれ、緊張した面持ちでありつつも大きな声で起立をした。
 続いて候補生を代表し久住淳候補生が入隊を申告し、伊藤海斗候補生が「自衛官候補生として名誉と責任を自覚し、知識及び技能の修得に励む」と力強く宣誓した。
 執行者の荒巻連隊長は式辞において、「我が国の平和と独立を守るという崇高な使命を持つ自衛官としての道を自ら志願したことに対し、大変うれしく、また心強く思う」と述べるとともに、「使命感を持て」「自ら鍛え、仲間意識を持て」の2点を要望し、本教育の3ヶ月間において、自衛官として、立派な社会人として成長できるよう、しっかり修養してもらいたい」と激励した。
 式典終了後、各区隊毎の記念撮影においては、カメラマンの後方に多数の家族が集まり、候補生の晴れ姿を写真に収めるとともに、約1週間振りに家族と対面し笑顔で談笑する姿が見られた。また、その後の記念会食においては、入隊式前日までの撮影された候補生達の生活の様子をスライドで紹介しつつ食事し、各テーブルにおいて候補生それぞれが家族へ自衛隊生活の近況を伝えるなど、終始和やかな雰囲気で入隊式行事が行われた。
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44普連
〈福島〉
 第44普通科連隊(連隊長・黒羽明1陸佐)は4月8日、駐屯地体育館において自衛官候補生の入隊式を挙行した。
 真新しい制服に身を包んだ45名の自衛官候補生は、多くの来賓や家族が見守る中、関大地自候生が申告を行い、有賀隼人自候生が力強く宣誓を誓った。続いて黒羽連隊長は「本教育で、精神的・体力的にも鍛錬され心身ともに充実し、同期との絆を深め、国を守る一員になることを学んでください」と式辞を述べ、松本駿自候生が答辞をおこない「自衛官として使命を自覚し同期と共に頑張りたい」と答辞を述べた。
 参列した家族は、社会人として、自衛官として人生の大きな一歩を踏み出した息子の姿に感動し、共に自衛隊入隊の良き日を喜び合った。

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