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自衛隊ニュース   953号 (2017年4月15日発行)
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防衛省自衛隊地方協力本部だより
各地で募集・援護活動


28年度予備自訓練終了
出頭率91.3%達成
〈函館〉
 函館地方協力本部(本部長・木下章1海佐)は3月9日から13日までの間、函館駐屯地において、第28普通科連隊第1普通科中隊が実施した平成28年度第4次予備自衛官5日間招集訓練を支援した。
 訓練では、基本教練、体力検定、射撃検定及び警備訓練等を実施し、参加隊員は5日間真剣に取り組むことで充実した訓練となった。
 射撃検定課目においては、射撃優秀隊員2名に対し函館地方隊友会(会長・笹森 時太郎氏)から盾が贈呈され、訓練最終日には永年勤続者表彰式を実施し、勤続5年以上の2名に対し表彰状が函館地方協力本部長より授与された。
 函館地本は、第4次予備自衛官5日間訓練をもって平成28年度招集訓練が終了し、91・3%の出頭率を達成した。平成29年度もあらゆる機会を活用し、予備自衛官の募集・採用、訓練出頭調整に努め、充足管理数・出頭率を確保する所存である。

石和地区子供まつり
ブース開設
〈山梨〉
 山梨地本(本部長・林佐光1陸佐)は、3月12日、笛吹市スコレーセンターで開催された、石和地区青少年育成推進協議会が主催する石和地区子どもまつりに参加した。
 当日は天候にも恵まれ、多くの子供達や親子連れが会場を訪れた。また、よさこい演舞によるオープニングショー、甲州甲冑軍団によるパフォーマンス、縁日コーナーなど、様々な催し物が大いに会場を盛り上げていた。
 自衛隊ブースでは、制服試着、車両(パジェロ)展示、フェイスシール等の体験を行いました。特に人気があったのは制服試着コーナーで、子ども達は嬉しそうに制服を着て、車両の前などで写真撮影を行っていた。また、車両展示コーナーでは、普段見ることのない車両内部を見学したり、運転席に座ったりと、大人から子供まで楽しんでいた。
 短い時間ではあったが、自衛隊に対する理解を深める事の出来た良い1日となった。

援護懇話会東北地区部隊研修支援
〈静岡〉
 自衛隊静岡地方協力本部(本部長・根本博之1陸佐)は、3月1日から3日にかけて、静岡県自衛隊援護懇話会の東北地区部隊研修を支援した。
 当会は、退職自衛官の採用による県内産業発展への貢献を目的に、平成2年4月に設立され、毎年多くの退職自衛官の雇用に貢献している。
 今回の部隊研修は、本州最北端に在駐する部隊の酷寒期における活動状況について理解を深めるために実施された。
 初日は、海上自衛隊大湊総監部の史料館においてブリーフィングを受けたほか、護衛艦「せとぎり」や第25航空隊のSH-60Jを見学した。
 2日目は、航空自衛隊第42警戒群の案内を受け、雪深い釜臥山頂上のガメラレーダー(固定式3次元レーダー)と、防衛装備庁下北試験場のドーム射場等の試験施設を見学した。
 最終日は、陸上自衛隊八戸駐屯地の資料館見学や、現役隊員とともに体験喫食を実施した後、隣接する海上自衛隊第2航空群においてP-3C哨戒機や救難消防車ストライカー等を見学した。
 参加者からは「厳しい自然環境で頑張る自衛官を知る有意義な研修だった」といった感想が聞かれ、会長の渡辺安秋氏は「真面目で忍耐力もある退職自衛官は企業にとって即戦力。今回の部隊研修を通して、会員が自衛隊への理解を深め、雇用促進の一助になればと思う。また、自衛官の募集に対しても会として積極的に協力していきたい」と話した。
 静岡地本は、今後もこのような現場を研修する機会を通して、自衛隊に対する理解促進と援護基盤の強化を図り、退職自衛官の雇用を促進していく。

公務員合同職場見学会を実施
〈岩手〉
 岩手地本一関出張所(所長・紺野1尉)は、3月9日一関市役所、一関市消防本部、岩手県警一関警察署と合同による、公務員希望者職場見学会を行った。
 これは、将来公務員を希望している一関近郊の高校生を対象として、市内に所在する公務員の勤務場所を見学して職業に関する理解を深めることを目的として実施し、各職場を訪れて、ブリーフィング、職場内の各部所の見学を通じて「公務員の勤務環境」や「仕事のやりがい」を身近に感じてもらうことが出来た。
 自衛隊の見学では、第9高射特科大隊の協力により装備品展示を行うとともに、教育訓練、民生支援、災害派遣、国際協力などの写真を大量に展示して、職域、職種の幅の広さや、防衛力の重要性、世界規模での日本の役割等を理解してもらった。
 見学を受け入れた各団体からは「職場の理解促進として有意義な時間だった」との所見が聞かれ、参加者からは「機会を設けていただきありがとうございます。選択肢が増えました」との意見が寄せられており、双方とも多くの成果を得ることが出来た。

歯科幹部候補生の説明会を実施
〈福島〉
 福島地本(本部長・川野静生1陸佐)郡山地域事務所(所長・藤田3陸佐)は、3月3日に郡山市の奥羽大学において、歯学部5年生26名に対し、「歯科幹部候補生の説明会」を実施した。
 本説明会は、募集相談員である同校の車田准教授の協力を得て、同学部の山崎教授の御計らいにより実施することができた。
 説明会では、自衛隊の概要と歯科幹部候補生の募集説明を行い、同大学出身の東北方面衛生隊に勤務する三浦1陸尉から歯科医官になるまでの教育内容や、歯科医官の日常の勤務について説明があり、学生らは真剣に聞き入っていた。
 最後に、陸上自衛隊歯科医官でもある車田准教授から、歯科医官としての経験談を話され、その魅力を伝え説明会を締めくくった。
 これからも、様々な職域と可能性があることを伝え、進路の一つの選択肢としてもらえるよう、就活学生を応援すべく親身な広報活動に努めていく。

酒田海上保安部と説明会を実施
〈山形〉
 山形地本酒田地域事務所(所長・田中1海尉)は、3月14日酒田市総合文化センターにて酒田海上保安部と共催で職業説明会「海のロマンは酒田から」を実施した。この説明会は、中・高校生を中心に幅広い層に艦船の仕事の魅力ややりがいを理解してもらうため、酒田所と酒田海上保安部が企画、実現したもの。
 当日は、小雨の降りしきるあいにくの天候にもかかわらず、高校生など5名と保護者1名が来場した。
 説明会は、前後段をそれぞれの機関が担当、前段は酒田所が担当し、当初、酒田所長が海上自衛隊の任務・役割などについて説明、引き続き、工藤一海曹が砕氷艦「しらせ」での勤務経験をもとに、南極での活動や活動間のエピソード、ペンギンやトオゾクカモメ、満点の星空やオーロラ等動物との触れ合いや見事な自然現象を写真を交えながら紹介した。その後、田中所長から海上自衛隊の職種説明を行った。
 酒田地域事務所は、海保との合同説明会の他に、警察、消防など他公務員との合同説明会、就職ガイダンスに積極的に参加し、自衛隊を広報するとともに、自衛隊の魅力を伝える等募集基盤の拡充に努めていく。

高卒者対象企業説明会に出展
〈旭川〉

 自衛隊旭川地方協力本部(本部長・阿部仁一1陸佐)上富良野地域事務所は、3月22日、富良野文化会館において開催された新規高等学校卒業予定者等企業説明会に出展した。
 この説明会は、ハローワークふらの、北海道上川総合振興局、北海道教育委員会教育庁上川教育局、富良野市主催で、地元の就職先がわからない、就職しても想像と違ったなどの声をもとに新規高校卒業予定者(現1・2年生)に寄り添った企業情報を提供する目的で開催された。
 今年は民間企業21社、公務団体3団体が出展し、地元4校約200名の高校生を相手に、1企業2分間の企業PRスピーチ、1説明20分間の企業ブース説明を3回実施し、各出展企業等の来年度以降の採用のため熱のこもった説明が続いた。
 自衛隊旭川地方協力本部上富良野地域事務所のブースにも自衛隊に興味を持つ高校生男女25名が集まりなごやかな雰囲気ながら真剣に説明を聞く姿が見られた。
 将来自衛官候補生や一般曹候補生を受験したいと言う学生も多く、来年度以降が楽しみな一日となった。
 自衛隊旭川地方協力本部は、今後も各種行事を活用し自衛隊入隊志願者獲得に邁進する。

当面、部隊・機関等の長名は全て実施当時


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