防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   926号 (2016年3月1日発行)
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寄せ書き
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サブロクの名職人 浅井1曹
36普連第1科広報(伊丹) 真鍋淳司3陸曹
 さぶろく戦士なら必ず目にしてるはず!
 昨年6月に第1中隊所属の内田3陸曹のAASAM出迎え行事や、9月に実施された連隊銃剣道競技会の開会式で必ず目にし、巨大且つ存在感を存分に発揮していた「横断幕」!連隊長をはじめ副連隊長、各幕僚等の机の上で、立派に自己主張をしている「机上札」の数々、連隊隊舎ロビーに掲示されているアクリル版で作られた「写真入れ」等々…。
 普段我々が何気なく目にしているが、あまりにもさり気なく、当たり前の様に飾っていているので、その存在の偉大さに見過ごしている名品の数々!ふと疑問に思った隊員は何人いるだろうか?「この見事な名作を作製しているのは誰だろう?」
 その製作者こそ第36普通科連隊第1科総務室で人材育成・厚生陸曹として、隊員の家族支援や援護活動を任務とし勤務している浅井1陸曹である。
 連隊で所有している物品の修復や依頼された用件を見事なまでに形として表現し、伝説の名作として後世にまで残っていき、語り継がれている。昨年末も連隊勤務隊舎に飾り付けられている「第3師団部隊章」修復のプロジェクトリーダーを依頼され、前作とは遜色ない見事な仕上がりで、当たり前の様に定位置に戻っている。
 その人柄の良さと責任感の強さから、無理難題の依頼でも必ず求められたニーズに応える職人魂!隊員間でも、「何かあれば浅井工房まで」や、「浅井工房ならなんとかしてくれる」とまで語られる評判の良さ!
 しかし、数々の力作を36連隊のために製作している割には、一部の隊員にしか名が知れていないのが現実。この場を借りて「伝説の職人・浅井師範」を知って頂けると幸いだ。
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即応予備自衛官の妻として
47普連重迫撃砲中隊(海田市) 森本健即応予備3曹夫人 森本幸恵さん
 自衛隊の存在は知っていましたが即応予備自衛官というのは、独身の頃は耳にしたことのない名でした。
 主人は通常の会社勤務の合間を縫いながら招集訓練に参加しています。長時間の仕事に就いているため、家に帰るのは寝るだけ……というのが常。加えて訓練になると、尚更体調には気を付けねばなりません。その中でも主人は弱音を吐かず、私たち家族を引っ張ってくれています。私が為すべき支えとして、安心して帰って来れる家であるよう励むこと。心配や不安を持たせないよう笑顔であること。
 家事・育児の協力的な姿勢を当然と思わず、感謝の気持ちを忘れないこと。家庭を守ってくれると同時に、この国を守る立場の一員としての主人を大変誇りに思います。 
 前を向く主人の精一杯力になりサポートしていきます。
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生活体験に参加して
トヨタ自動車 河津明笑さん (久居駐屯地投稿)
 3日間の生活体験を経て、自分の業務に通ずる部分で学んだことは「目的意識を持って行動する」「チームワーク」「リーダーシップ」の3点です。
 1点目の「目的意識を持って行動する」ですが、生活体験中、なぜ規律を守る必要があるのか、なぜベッドメイキングが必要なのかと、目的を明らかにしてから訓練が組まれていました。仕事も同様で、なぜこのデータが必要なのか、ゴールはどこにあるのか常に意識する必要があります。ただ闇雲に取り組むのではなく、目的明確化の重要性を改めて学ぶことができました。
 2、3点目の「チームワーク」と「リーダーシップ」については、今回の生活体験は会社同期だけではなく、他社との合同であったため、見知らぬメンバーとチームを組む必要がありました。早朝6時の点呼の際は、身支度を完了させ全員で集合しなければ連帯責任となる中、知り合ったばかりのメンバーをまとめるため、まずは手本となるべく、誰よりも早く行動することを心掛けました。また、限られた時間の中でリーダーがチームを統率し、信頼関係を築き、規律を守ることの難しさを体感することが出来ました。加えて、チームの目的が共有化され、支え合うことが出来れば大きな成果を生み出せることも学びました。
 今回我々がリーダーとなって会社を引っ張るに当たり、何が欠如しており、どんな知識が必要なのか、改めて見つめ直す貴重な機会となりました。3日間本当にありがとうございました。
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航空自衛隊入隊にあたって
一般曹候補生(空)入隊予定者 (新潟地本投稿) 小山莉奈
 私が自衛官を目指したきっかけは、父が自衛官だったことがきっかけです。父への憧れから自衛隊に興味を持ちました。
 最初は、父のようになるために自衛官になることを目指していました。しかし、今は違います。助けを必要としている人を笑顔にするために役立ちたいと思うようになりました。
 私にそう思わせてくれた出来事が東日本大震災です。その時私は学校で授業を受けていました。家に帰ってからニュースを見て事の深刻さを知りました。そして救助活動をするべく震災地へ赴く自衛隊の方々の姿を見ました。果敢に挑んでいくその姿がかっこよく思えたことが今でも覚えています。そして自衛隊の方々の勇姿に憧れてこの道に進むことを決めました。
 私はこの春から一般曹候補生として、社会人として新たな一歩を歩み始めることを大変嬉しく思っています。ここまで来ることができたのも私を今まで支えて下さった家族や友人、高田地域事務所のみなさんのおかげです。ありがとうございます。この思いを返していけるような働きができるように頑張ります。
 これから始まる新たな生活に期待と不安を抱きながら、技術を学び経験を積める喜びを噛みしめながら自衛官になるために励んでいきます。私の目指す自衛官は、困っている人を一人でも多く助け笑顔にしてあげられるようなかっこいい自衛官です。そのために自分の今できることを確実にこなし一歩ずつ前に進みます。また、自分の視野を広げるために、自分の限界を追及し続けて自分の知らない世界を切り開いていきます。
 更に、「その地で出会う仲間と協力したり、笑い合ったりする楽しさ」、「辛いことがあった時に支え合いながら乗り越え、成長することができる」そんな経験ができると思うと期待で胸が膨らんでいます。
 どこまで今の自分の力が及ぶのか、どこまでが今の自分の限界なのか知りたいのです。自分自身の能力向上のために、そして夢のためにこれから頑張っていきます。よろしくお願いします。

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