防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   925号 (2016年2月15日発行)
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地域との絆 更に強く
地本便り

中学生・高校生にPR
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〈静岡〉
 静岡地本(本部長・根本博之1陸佐)浜松出張所は、1月22日、浜松市立曳馬中学校(浜松市中区)で行われた未来授業に参加した。
 未来授業は、民間ボランティア団体の企画により、総合的学習の一環として地域の社会人を講師として招き職業に関する話をすることで、将来の夢や、働くことについて関心を高めさせることを目的として行われている。
 講師は、自衛隊をはじめ様々な業種から約40名以上の社会人が講師として招かれ、約260名の生徒が参加した。
 講師として招かれた広報官は、授業で、今まで経験した自衛隊の仕事内容や面白さ、やりがいなどを伝えた。生徒からは、「なぜ自衛官を選びましたか」「今までで一番辛かったことは何ですか」「普段は何をしているのですか」など多くの質問があり、広報官がパンフレット等を使いながら分り易く丁寧に説明をした。
 最後に、広報官から「今後も色々な機会を通じて将来の職業について理解を深めていってほしい」とアドバイスを送った。
 浜松出張所は、今後もこのような取り組みを続け、学校との連携強化を図り、自衛隊への関心や各種制度の周知に努めていく。
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〈鹿児島〉
 鹿児島地本(本部長・深谷克郎1海佐)奄美大島駐在員事務所(所長・新納敏矢3陸佐)は、1月27日、古仁屋中学校で実施された校内ハローワークに参加した。本事業は生徒へのアンケートをもとに、キャリア教育の一環として、望ましい勤労観や職業観の育成を図ることを目的として行なわれたもので、中学1年生を対象者として瀬戸内町の古仁屋中(47名)、篠川中(3名)、加計呂麻島から表中(3名)、秋徳中(1名)の計4校(54名)が参加した。校長先生から「さまざまな職業に就く人たちの話を聞いたり、実際に体験をしたりする活動を通して、自分の生き方について考えるきっかけにして欲しい」と話があった。
 生徒は、16講座(職業)から3つを選択し、1講座25分間の講話を3回聞く要領で行われ自衛隊の講座は、7名の生徒が聴講した。
 質疑応答の際には、「自衛隊の訓練は、どのようなことをするのですか?」、「左胸のバッチは、どういう意味がありますか?」等の質問があり興味を持った様子がうかがえた。また、体験談等を踏まえた講座の内容に、「自衛隊員の仕事の内容や種類(職種)がたくさんあることを知ることができた」と感想を述べていた。
 鹿児島地本は「今後も様々な広報活動を積極的に実施し、一人でも多くの方々に自衛隊の活動や日頃の任務への理解を得られるよう更なる広報活動を推進していきたい」としている。
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〈帯広〉
 帯広地本(本部長・小橋史行1陸佐)は、1月30日から31日にかけて、釧路港耐震岸壁において海上自衛隊輸送艦くにさき(艦長・伊保之央2海佐)8、900トンの体験入隊を実施した。
 本広報は、帯広地本管内の海上自衛隊入隊予定者に対し、入隊に当たっての不安感の払拭と入隊意欲の向上及び将来、海上自衛官を目指す学生に海上自衛隊に対する理解を深めてもらい、受験意欲を向上させることを目的に実施し中学生・高校生等14名が参加した。
緊張した面持ちで輸送艦くにさきに到着した参加者は、食堂において伊保艦長による歓迎を受け、指導官による安全教育等の後、海上自衛隊名物のカレーライスを体験喫食した。引き続き、LCACの体験搭乗、ベッドメイキング、消防訓練及び海上自衛官必修のロープ結索を体験し、くにさき艦内で宿泊した。翌日は、朝8時から車両甲板において海上自衛隊式の朝礼に参加した。続いて、参加者一人ずつ壇上に上がりお礼と感想を述べ、伊保艦長からは激励の言葉を受けた。最後に総員による見送りを受け参加者、総員による相互に帽振れを行い離艦した。
 2日間の研修で、参加者からは、「初めての体験ばかりで、とても楽しかった」、「海上自衛隊に入りたくなりました」、「カレーライスがとてもおいしかった」等の感想が寄せられ、自衛隊の概要、生活環境の一端を理解し、集団生活の大切さや楽しさを肌で感じてくれたものと思われる。
帯広地本は「今後も、広く自衛隊に対する関心を深めていただき、今回の参加者が、一人でも多く受験するよう、本人及び家族に対して万全の態勢でフォローしていく」としている。
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〈和歌山〉
 和歌山地本(本部長・西村和己1陸佐)は、1月27日から29日までの間、串本分屯基地(司令・鶴貝英俊2空佐)の支援を受け、和歌山県立新翔高等学校1年生3名に対し職業体験を実施した。
 参加者は現役高校1年生!その中に平成23年に起こった紀伊半島豪雨災害で家を無くした学生の姿も。当時小学生だった少年の心に今も残る、ひたすら頑張っている自衛官の姿。それに憧れていたのが今回の職業体験に参加した理由だった。彼は言った「自分も人の役にたちたい」と。
 参加者はそれぞれ(陸海空)の道を目標に参加し、まず初日は担当事務所先任広報官から自衛隊の任務・職域・災害派遣等の行動について説明を受けた後、2日目・3日目と航空自衛隊串本分屯基地にて実際に職業を体験した。
 各施設研修や基本教練、自衛隊体操など内容も充実し、また当日は好天に恵まれ、汗ばむ姿も見られた。更に輸送ヘリの離発着の見学や基地消防隊の訓練も研修し、学生は憧れていた場面を目の当たりにして感動を抑えきれない様子であった。参加した学生からは「この3日間の経験を通して更に決意が固まりました。自衛官になりたいです」との意見も聞かれた。
 それぞれの職業を身を持って体験した学生達は、夢に突き進む志も新たに基地を後にした。

ケーブルTV撮影協力
〈滋賀〉
 滋賀地本近江八幡地域事務所(所長・大賀義秋准陸尉)は、1月21日、株式会社ZTV 近江八幡支局の取材依頼を受け、陸上自衛隊大津駐屯地での撮影協力を行った。
 ZTVは地域密着型のケーブルテレビで、地域安全情報や生活情報を発信しており、中でも「おうみ!かわら版」という番組内の"くらしナビ"コーナーでは、定期的に自衛隊情報を発信している。近江八幡地域事務所では平成10年から番組制作に協力しており、事務所内での撮影という形でイベントや自衛官募集等の告知を行ってきたが、今回は大津駐屯地の支援を受け、初の試みとして、事務所を飛び出しての撮影が実現した。
 企画構成から台本作成、出演に至るまで地本職員が全面協力。番組では「大津駐屯地を探検!」と題し、隊員の普段の生活について、滋賀地本広報担当者が現職自衛官にインタビューする形式で紹介した。ナビゲーターは、以前実際に大津駐屯地で生活していた滋賀地本の山内2曹が務め、生活隊舎や隊員浴場、隊員食堂などをわかりやすく案内した。また、滋賀地本キャラクターの着ぐるみ"陸ぽん"も登場し、愛嬌をふりまきながら、終始和やかな雰囲気で撮影は終了した。

演奏会支援
〈秋田〉
 秋田地本(本部長・原田一樹1空佐)は1月30日、秋田県民会館において「「美の国あきた」自衛隊演奏会2016」を陸上自衛隊東北方面音楽隊(隊長・志賀2陸佐)の演奏により、県及び秋田県防衛懇談会、秋田地本後援会との共催で開催した。
 同演奏会は今回で9回目となるが、回を重ねるごと来場者数が増えており、観覧希望の応募や演奏会に関する問い合わせは過去最高となった。また、当日は、心待ちにしていた来場者が開場1時間前から長蛇の列を作り、同演奏会に対する期待の大きさをうかがうことができた。来場者は約1500名であった。
 演奏会では、「IKIRU YOROKOBI〜R.ブトリ」「イベリアン・エスカペイド〜R.シェルドン」「フュージョン〜B.バルメイジェス」「ミッキー・マウス・マーチ〜J.ドット」「春よ来い〜松任谷由美」「GUTS〜SAKRA」など、吹奏楽ではお馴染みの楽曲から、ディズニーの名曲、J-POPまで幅広い年代が楽しめる構成の計9曲が披露され、東北方面音楽隊の高い演奏技術と工夫を凝らした演出は聴衆を大いに魅了した。予定されていた最後の演奏が終わると、会場にはアンコールの拍手が盛大に沸き起こり、それに応えて「糸〜中島みゆき」「抜刀隊」を披露し、演奏会は盛況のうちに幕を閉じた。

艦艇広報支援
〈沖縄〉
 沖縄地本宮古島出張所(所長・砂川盛子3陸佐)は、1月30日、31日の両日にわたり、平良港下崎埠頭において実施された海上自衛隊沖縄基地隊水中処分母船(YDT06)の実施した艦艇広報を支援した。
 海自隊員は操舵室、甲板及び不発弾処理に使用する資器材を実視させるとともに、宮古島において発見された不発弾がどのように処理されているかについて説明し、初日84名、2日目74名の来艦者は大いに理解を深めている様子であった。
 また、宮古島出身で28年度採用予定者の6名を艦内に招待し海軍カレーの体験喫食を実施した。初めて食べる海軍カレーの味に舌鼓みを打つとともに、海自隊員との情報交換を通じて鋭気を養う等、採用予定者にとっては入隊前に自衛隊の理解を深める絶好の機会となった。

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